無印良品の商品はアイデアが豊富に詰まっています。
まったく新しい発想の商品もあれば、昔ながらの定番商品を進化させた商品もあります。
今回は、無印良品の新商品の中から節約に使える商品と節約的な使い方アイデアを紹介します。
目次
ベスト3:登場が少し遅かったかも「アイロンマット」990円(税込み)
無印良品にアイロンマットが登場しました。
アイロンを使うときにはアイロン台が必需品です。
しかし、アイロン台は保管場所が必要になるだけでなく、捨てるときには粗大ごみになり、お金がかかります。
横浜市では、アイロン台を捨てるときには200円が必要です。
ホームセンターやニトリでは500円程度で売っているアイロン台を200円かけて捨てることになります。
アイロンマットは、名前の通り布状のマットです。
折りたたんで保管ができます。
さらに捨てるときには可燃ごみになり、お金がかかりません(横浜市の場合)。
新商品として登場した無印良品のアイロンマットは、綿地にアルミコーティングがされ、上下から熱を加えることができます。
≪画像元:無印良品≫
格子状に縫い目があり折りたたみやすい構造です。
値段も990円ならばけして高くはないでしょう。
しかし、ちょっと登場が遅かったのかもしれません。
すでに捨てるコストがかからないアイロンマットは多くのメーカーが販売しています。
100均や3COINSも110円や330円という低価格で販売しています。
とくに3COINSのアイロンマットは、横幅が72cmあり使い勝手もいいです。
≪画像元:PAL CLOSET≫
無印良品のアイロンマットは、格子状の縫い目が他社とは違いますが、すでにアイロンマットのコスパのよさが広く知られた中では「もう持っているよ」という消費者も多いのではないでしょうか。
節約に使える商品としてはベスト1ですが、ちょっと出遅れた感があるためベスト3としました。
ベスト2:衣装ケースにも使える「綿ふとん収納袋・大」1,290円(税込み)
来客用のふとんや季節外のふとんの保管に困っている人は多いのではないでしょうか。
押入れがあれば、押し入れにそのまま収納する方法もあります。
しかし最近は和室が減っています。
また和室とキッチンが近い場合は、ふとんをそのまま収納しておくとふとんに「におい」がつくこともあります。
そんなとき、昔から使われてきた「ふとん袋」が便利です。
筆者が結婚するとき、母が赤玉ふとん袋を持たせてくれました。
今でも使わないふとんは、ふとん袋に入れて保管しています。
ただ、ふとん袋は1つ3,000円以上が相場で使い方も複雑です。
ふくろの口は紐をつかって閉じるのですが、開けるたびに閉じ方がわからなくなります。
無印良品の新商品「綿ふとん収納袋」は、1つ1,290円という安さと素材と構造が進化しています。
≪画像元:無印良品≫
綿は通気性がよく、ふとんを入れていても蒸れる心配がありません。
さらにふくろはファスナーで閉じるため誰でも簡単に閉じることができます。
ただ、ふとん袋を使うときにはコツがあります。
「袋」という名前から袋の口からふとんを入れようとする人がほとんどです。
しかし、その入れ方ではふとんをたくさん入れることはできません。
コツは、たたんで積み上げた状態のふとんの上から、ふとん袋をかぶせることです。
ふとんの塊にふとん袋をかぶせたら塊を180度転がします。
上からかぶせることで、楽にふとんを袋の中に押し込むことができるのです。
無印良品のふとん袋は、白無地のため部屋の片隅においてもクッションのようにみえます。
ふとん以外にも厚手の上着やセーターの保管にも使うことができます。
プラスチック製の衣装ケースは、捨てるときに粗大ごみになりお金がかかります。
ふとん袋ならば、使わないときにはたたんで収納、捨てるときには可燃ごみとして捨てることができます。
ベスト1:ストッキングとの合わせ技「くつクリーム」290円(税込み)
無印良品に続々と靴の手入れグッズが登場しています。
中でも「くつクリーム」は、皮製品全般に使えるコスパのいい商品です。
革靴の手入れは、お金をかけようと思えばいくらでもかけることができます。
ほこりを落とすブラシやくつクリームは価格の幅が広く、数千円のお手入れセットもあります。
筆者は、100均のくつ磨きを使っていました。シリコンがしみこんだスポンジで靴を磨くだけで艶々に仕上がります。
ただ、あっという間に乾いてしまうためこまめに買い替えなければなりません。
無印良品の新商品「くつクリーム」は、蝋と油脂だけで作られたクリームです。
≪画像元:無印良品≫
100均のシリコンと違い、油脂が含まれているため革に油分を与えながらケアすることができます。
シリコンは、一時的に艶々になりますが革に栄養を与えて潤す力はないため、高価な革靴や大切にしたいものには不向きかもしれません。
無印良品の「くつクリーム」は、ストッキングと合わせて使うとさらに艶々に仕上がります。
ストッキングの細かな編み目が革の隙間に入り込み、サッとこするだけで光沢が出るのです。
日常的に革靴や革バッグを使う人は、100均の靴磨きを使うよりも無印良品の290円の「くつクリーム」の方がお得です。
ストッキングは、そのまま丸めて使うこともできますが、100均の台所用スポンジのやわらかい部分を包んで使うと使いやすくなります。
シンプルな成分で「用途範囲が広いこと」と「不用品のストッキングも使えること」からベスト1としました。
無印良品の新商品には「捨てるまでのコスト」を考えられて作られたものがたくさんあります。
進化した昔ながらの商品で新しい節約生活を始めてみてください。(執筆者:クリエイティブな節約家 式部 順子)