楽天カードのMastercardブランドをAmazonで利用すると、還元率が0.2%にダウンするという、驚きの改悪ニュースが入ってきました。
数あるショッピングサイトの中から、Amazonを名指しで外したことには察するものがあります。
Amazonで0.2%ダウンの詳細と対策、今後どうなるかについても解説します。
目次
今回の変更の詳細
2023年1月5日(木)以降、Mastercardブランドの楽天カードをAmazonで利用すると、通常100円につき1ポイント還元のところが、500円につき1ポイントに変更されます。
変更されるのはMastercardブランドの楽天カードのみとなっています。
そのため、VISA・JCB・American Expressブランドを使っている人は、これまで通りAmazonで使っても1%還元で変更はありません。
ですがMastercardの楽天カードを持っている人で、Amazonを利用する人は対策を考えておく必要があります。
Amazonだけ名指しで外した理由は公開されていませんが、加盟店手数料の関係も考えられます。
ただ、今後Mastercard以外のブランドも何らかの改悪の可能性はありますし、今後も気を抜けない状況です。
楽天カードでAmazonが還元率0.2%へダウンの対策法2選
Mastercardブランドの楽天カードを持っている人で、Amazonで買い物をする人は、来年の1月5日までに対策が必要です。
すぐにできる対策法を2つ紹介します。
2枚目の楽天カードを発行する
楽天カードは2枚目を発行できるカードです。
Mastercardブランドを持っている人は、他のVISA・JCB・American Expressの楽天カードを発行しましょう。
2枚目でも、1枚目と同様に年会費無料で持てます。
Mastercard以外の楽天カードなら、Amazonでも変わらず1%還元です。
楽天カードでは2枚目発行時のキャンペーンもほぼ常に開催しており、通常1,000~2,000ポイント、時期によっては3,000~5,000ポイントがもらえます。
≪画像元:楽天カード≫
なお、楽天カードをすでに1枚所持しているため、2枚目では審査がほとんどなく、すぐに発行可能です。
今まで通り楽天ポイントを貯めたい人は、2枚目の楽天カードがおすすめです。
他社の還元率が高いクレカを検討する
楽天カード以外でも、年会費無料で還元率の高いクレジットカードはあります。
この機会に、他のクレカを検討しても良いでしょう。
還元率が1%以上で、ポイントの使い道が多いクレジットカードは、主に以下のものがあります。
カード名 | 還元率 | 貯まるポイント |
dカード | 1% | dポイント |
JCBカードW | 1% | Oki Dokiポイント |
リクルートカード | 1.2% | リクルートポイント |
PayPayカード | 1% | PayPayポイント |
au PAYカード (条件付き無料) | 1% | Pontaポイント |
上記のカードはほとんどが年会費永年無料で持ち続けられます。
ただau PAYカードに限っては、au回線・UQモバイル・povoを使っていない人が、年間で1度も利用しないと1,375円(税込)がかかるので注意してください。
PayPayを使う人はPayPayカード、さらに高還元率を求める人はリクルートカードなど、自分の使い方に合うものを探してみましょう。
楽天カードのこれまでの改悪まとめ
楽天カードは1%の高還元率がメリットでしたが、2021年6月には公共料金の支払いが0.2%にダウン、2022年9月には投資積立のほとんどの銘柄が還元率0.2%となりました。
楽天市場でも2022年4月にポイント付与の対象金額が税込から税別へと変更され、楽天SPUもここ数年で改悪が続いています。
今後も改悪はあると考えられるため、引き続き注意が必要です。
楽天カードは今後どうなる?
楽天は今まで「楽天市場」「楽天カード」がメインでしたが、楽天モバイルなど他の事業にも拡大しようとしています。
これまで以上に規模が大きい会社に成長していますが、楽天カードや楽天市場にかかるリソースは確実に削られています。
改悪はこれからも続く可能性が高いため、今後の動きをしっかり注目した方が良いでしょう。
また楽天経済圏にこだわり過ぎず、他の経済圏も少しずつ視野に入れておくことをおすすめします。(執筆者: 西本 衣里)