全国旅行支援で「どこかに行きたい」と思っている人に、県民割やキャンペーンなどで「お得を2重取りできる旅行先」はいかがでしょうか。
全国旅行支援だけでなく、キャンペーンが全国各地で開催されているため、2重のお得が受けられる今の時期。
まだ全国旅行支援を利用できるチャンスがないかも考えました。
目次
全国旅行支援で「どこかに行きたい」と思っている人へ
全国旅行支援が注目されているのは、県民割やキャンペーンを複数利用できるからということもありそうです。
・ (高知県)高知観光リカバリーキャンペーン
・ (長崎県)「今だ!! 五島へ行こう!!」旅キャンペーン
・ (富山県)富山きときと空港 県外旅客利用促進キャンペーン
・ (東京都)電子しまぽ
・ (北海道)「ぐるっと北海道」
「全国旅行支援」と他キャンペーンが利用できる内容を紹介します。
1. (高知県)高知観光リカバリーキャンペーン
≪画像元:高知観光リカバリーキャンペーン≫
「高知観光リカバリーキャンペーン」は、高知の対象宿泊施設に泊まると、交通費が最大5,000円キャッシュバックになるキャンペーンです。
1旅行あたり、1人(1台)上限5,000円の助成金を交付するキャンペーンで、全国旅行支援の高知県版「高知観光トク割キャンペーン」と併用もできます。
対象者
高知県、対象宿泊施設に泊まる人(高知県内在住者のほか、他県在住者も利用可能)
・ ワクチン3回接種済であることまたは、検査結果通知書により陰性であること
・ 公共交通機関は1人あたり上限5,000円の助成金
・ 自家用車の高速道路利用料金やレンタカーのリース料・タクシー運賃は1台あたり上限5,000円の助成金
・ 5,000円に満たない場合は実費交付
・ 申請には領収書、ETC利用明細書などが必要
・ 居住地制限なし
航空機のマイル利用時、領収書が発行されない場合は対象外など条件があります。
例えばこんな利用方法
自動車、高速道路を利用して高知県内に宿泊。
→ 「高知観光リカバリーキャンペーン」を利用して高速道路利用料金、上限5,000円までの助成金をもらったうえ、全国旅行支援の高知版「高知観光トク割キャンペーン」を利用することができます。
注意点
注意点は、2022年9月1日以降、高知県内で県外在住者が無料検査を受けられないことです。
そのため、「検査結果通知書により陰性であること」を条件としたい場合は、住んでいる県で検査する必要があります。
また、対象期間2023年1月31日までですが、全国旅行支援と併用したいなら12月20日の宿泊までが対象です。
2. (長崎県)「今だ!! 五島へ行こう!!」旅キャンペーン
≪画像元:五島市観光サイト≫
「今だ!! 五島へ行こう!!」旅キャンペーンは、2人以上で対象宿泊施設へ宿泊すると、1泊あたり宿泊代金50%以内(上限5,000円)を助成するものです。
・ 五島列島の対象宿泊施設に2人以上で泊まる人
・ ワクチン3回接種済であることまたは、検査結果通知書により陰性であること
・ 宿泊代金を「現地払い」した時に直接割引される
・ 助成額は1人1泊あたり50%以内、上限5,000円
・ 居住地制限なし
・ 同一施設は月2泊まで
例えばこんな利用方法
「今だ!! 五島へ行こう!!」旅キャンペーンを利用して、全国旅行支援の長崎版「ながさきで心呼吸の旅キャンペーン」を利用する方法がとれます。
注意点
「宿泊施設で宿泊代金を「現地払い」する利用に対して」が条件のため、旅行会社経由、OTAで決済完了したものは含みません。(例:楽天トラベルや一休.comで事前決済したものは除外)
10月中旬、対象宿泊施設の大半がキャンペーン適用終了しているため、利用期間は2023年2月28日宿泊分までですが、早期終了する可能性も否定できません。
3.(富山県)富山きときと空港 県外旅客利用促進キャンペーン
≪画像元:富山きときと空港≫
富山きときと空港では、県外旅客利用促進キャンペーンを11月1日から実施します。
・ 富山県外から富山空港までマイカーで高速道路を利用し、富山空港の国内・国際定期便を往復利用
・ 空港内店舗で使える1,500円分のクーポン券をプレゼント
・ レンタカーは対象外
・ 条件は、「富山県外に在住の方」
飛行機登場当日、高速道路で空港に行き、高速道路料金の領収書かETCカードを持参して、高速道路料金の領収書かETC利用履歴証明書、搭乗券など提示し受付。クーポンを受け取れます。
例えばこんな利用方法
石川県、岐阜県、新潟県、長野県など隣県の人が富山きときと空港を使って他県に旅行する時に使えます。
注意点
11月1日から開始するため、10月中は対象外です。また、「県外からの利用者」が対象です。
4. (東京都)電子しまぽ
≪画像元:公益財団法人東京観光財団≫
東京の離島に旅するなら、「しまぽ通貨」が利用できます。
1万円分のプレミアム付き宿泊旅行商品券を7,000円で利用できるものです。
東京都の離島、大島、利島、新島、式根島、神津島、三宅島、御蔵島、八丈島、青ヶ島、父島、母島、竹芝での対象店舗で利用できます。
加盟店は現在400店舗以上で、バスやタクシー、レンタサイクルで使えるほか、島によってはスーパーやガソリンスタンドでも使えます。
例えばこんな利用方法
全国旅行支援で、東京都の離島に行く人はおみやげ料金などに利用できます。
→ 「ただいま東京プラス」を利用して離島を予約。
離島などでは対象店舗で「電子しまぽ」も利用できるうえ、東京都民の場合は「もっとTokyo」も利用できます。
5. (北海道)「ぐるっと北海道」
≪画像元:北海道≫
北海道では、公共交通利用促進キャンペーンの「ぐるっと北海道」キャンペーンを実施しています。
内容一例
・ RAKUTOKUBUS14
函館、釧路、帯広などの都市間バスを共同運行する14社で使用できる電子チケット、2枚綴り回数券。利用期限2023年1月31日まで
・ 道南いさりび鉄道
1日乗り降り自由、乗り放題の券を、10月22日からおとな700円、こども350円で発売。
切符の中にはすでに売り切れの内容もありますが、北海道旅行を予定している方は移動手段が安くなるかもしれません。売り切れ前にチェックしてみてください。
例えばこんな利用方法
北海道旅行を予約している人は、移動する時に「ぐるっと北海道」キャンペーンの切符購入でお得に。
北海道では、条件に合えば、全国旅行支援「HOKKAIDO LOVE!割」と「はこだて割」の併用も可能。
そして、移動時に「ぐるっと北海道」キャンペーンの切符で3重のお得も場合によって実現できます。
注意点
一部「ぐるっと北海道」キャンペーンサイトに掲載されている切符で、売り切れのものもありました。
また、楽天トラベルでは全国旅行支援で北海道のクーポンは終了しています。
全国旅行支援が予約できない!?
10月20日より東京版の全国旅行支援「ただいま東京プラス」が開始され、楽天トラベルでは予算上限になってしまった自治体も多く見かけられました。
ですが、まだ予約できる可能性は残っています。
≪画像元:ながさき旅ネット≫
長崎県の「ながさきで心呼吸の旅」の例を見ると、全国旅行支援では3つの対象があるとわかります。
・ 宿泊施設での直接現地割引
・ インターネット申し込みによる宿泊を伴うOTA割引
・ 旅行会社規格の宿泊旅行商品・日帰り旅行商品
この中で「宿泊施設での直接現地割引」に注目です。
ホテルに直接予約することで割引適用を受けられるというものです。
楽天トラベルに代表されるOTA割引はクーポンがすでにない場合も多いです。
しかし、口コミを見ると、ホテルに直接問い合わせることで全国旅行支援を適用できた声をちらほら見かけました。
また、楽天トラベル以外、一休.comやじゃらんのようなOTAを狙うこともひとつです。
一休.comやじゃらんなど、県によってはクーポンがある場合も見かけられ、あきらめずに調べてみることも肝心です。
2重取りできたら「さらにお得」になる全国旅行支援
旅行する際に宿泊費が割引になりクーポンがもらえる全国旅行支援ですが、それに加えて「2重取り」できるキャンペーン内容もあります。
居住地に制限なく利用できる内容に注目すると、いつもよりも旅行がしやすくなります。
人気のため全国旅行支援のプランは続々なくなっていきますが、宿泊施設に直接予約するなど工夫して旅行を計画してみましょう。(執筆者:節約への情熱は誰にも負けない谷口 久美子)