おせち料理やお正月料理は多めに用意するため余るのが定番で、味付けは醤油と砂糖の甘めが多く、単調な味に飽きてきます。
食品ロスは食材だけでなく、年末年始の高額な食費を無駄にします。
味変をしておいしく最後まで食べきりましょう。
今回は、おせちのリメイクよりも簡単にできる「かけるだけで味変できる調味料」をカルディから3つ紹介します。
目次
「レモスコ」453円(税込み)
「レモスコ」は広島県産のレモンに青唐辛子を加えた、すっぱくて辛い調味料です。
レモンを使った調味料の多くは香料や酸味料が使われていますが「レモスコ」は無添加調味料のため香料も酸味料も使われていません。
使われているレモンの量がとても多く、瓶の底をみるとレモンピールなどの沈殿物がかなりあります。
1本60g入りで453円は高いと思うかもしれませんが、ほんの数滴で味をガラリと味変できるパワーがあるため、コスパは悪くないでしょう。
「レモスコ」は、1滴でもレモンの香りと舌にピリッとくる刺激があります。最初は1滴を味見してから使うことをおすすめします。
「レモスコ」は、お節料理との相性がばっちりです。
エビの塩焼きや蒲鉾のような海の食材を使った料理との相性はとくによく、酸味と辛みを加えることでイタリアンの味に味変できます。
醤油とわさびの食べ方に飽きたお刺身にかければカルパッチョに味変します。
お正月料理で疲れた胃には、鍋物もおすすめです。
ポン酢がわりに「レモスコ」を振りかければ、辛みの刺激が食欲をそそります。
「レモスコ」は、酸味と辛みを組み合わせた新しい調味料です。
和洋中と料理の種類を問わず広く使える「レモスコ」は家庭の食品ロスに一役買ってくれるのではないでしょうか。
「デリッチオのパルメザンチーズ」298円(税込み)
正月にあまる食材といえば「餅」ではないでしょうか。
お雑煮やぜんざいに飽きたら、同じく正月にあまる食材であるかつおぶしとパルメザンチーズで食品ロスを防ぎましょう。
風味が強いかつおぶしに負けないためには、香りと味が濃いパルメザンチーズがおすすめです。
カルディで買える「デリッチオのパルメザンチーズ」は、粉の粒が大きく若干のしっとりさがあります。
味はチーズの味が濃く、スライスチーズをそのまま焼き付けたような強さがあります。
作り方は餅を水にくぐらせてからレンジで加熱します。
「デリッチオのパルメザンチーズ」を持ち全体にまぶしてからかつおぶしと少量の醤油をたらします。
最初に「デリッチオのパルメザンチーズ」をまぶすことで、餅の水分と混ざり合い粉っぽさがなくなります。
「きのこのブイヨン」421円(税込み)
関東では、かつおの出汁が効いた透き通った汁のお雑煮を食べます。
出汁のやさしい味は、おいしいのですが「物足りない」と感じる人もいるようです。そんなときに「きのこのブイヨン」を少しかけてみると味変できます。
「きのこのブイヨン」は、醤油ベースのうまみがつまった調味液です。
きのこのうま味だけでなく、あさりやコンブ、ホタテなどの海のエキスが入っているため、カツオ出汁との相性はいいです。
七草粥×きのこのブイヨン
七草粥には、正月明けの胃を休める料理で、たくさんの野菜が入っているため、栄養が偏った正月料理のあとに食べたい1品ですが、香りが強い野菜も多く、塩だけの調理では食べにくいです。
子供向けの味付けではないので、苦手な子もいます。
そんなときには「きのこのブイヨン」でリゾットがおススメです。
冷蔵庫に残っている冷ご飯で簡単に作れます。
具材は七草粥に使うものでかまいません。
水250mlに対して「きのこのブイヨン」を15ml入れてスープを作り、冷ご飯と具材を入れてコトコト煮ます。
火が通ったら粉チーズをかけて塩味を調整します。
粉チーズは、先ほど紹介した「デリッチオのパルメザンチーズ」がおすすめです。
食品ロスにつながる「味変」
年末年始は食材を多めに用意します。
そのため、年が明けてみたら煮物の鍋が冷蔵庫を陣取っていたり、から揚げが数個残っていたりして「飽きたからもう捨てちゃおうか」と思うことがあります。
そんなときには、味変してみてください。
食品ロスは、食費をドブに捨てるようなものです。
どんなに高い食費でもすべてを食べきったら無駄遣いではありません。
安い食材でも捨ててしまえば無駄遣いです。
数百円の調味料を買い足すだけで「新しいおいしさ」を発見する楽しみと、節約につながります。(執筆者:美大卒 式部 順子)