最近ChatGPTが話題となり、AIライターという単語も登場しました。
では実際のところ、AIライターとして稼いでいくことは可能なのでしょうか?
- AIを使った副業について興味がある
- 実際どのくらい稼げるのか知りたい
AIを使った副業について興味が出てきた際、上記のような疑問を持たれることもあるでしょう。
そこでこの記事では、「AIを使ったライティングで稼げるのか?」という点について検証してみました。
ただしAIライティングを推奨する内容ではありません。
あくまで検証した、という点について見ていただけますと幸いです。
目次
AIを使ったライティングは、AIの使い方を間違えなければ確実に稼げる!
今とても流行っているAIは、本当に恐ろしい代物です。
あらゆる可能性を広げてくれて、将来的にライターの仕事を奪う威力も感じられます。
とはいえ現状だと、使い方を知らなければ目的のものを得るのは難しいでしょう。
本記事でも詳細な使い方をまとめるのではなく、やや抽象度を高めてまとめます。
そしてあくまでもAIはツールとして、自身の業務を効率化することに活用するのが良いでしょう。
※当記事ではAIツールを「ChatGPT」使用の前提としてまとめました。
AIツールはそのままだと全く使えない
筆者もまだ使い方を知らなかったとき、例えば
「○○について教えて」
といったような情報で出力させていました。
このような漠然とした情報では、非常に大まかな内容しか出てきません。
おそらくGoogle検索をしたほうが有益でしょう。
例えばライティングの案件を受けたとしても、このままでは全く納品に足るレベルではありません。(平気で嘘もつくし、誤った情報を本当っぽくまとめます)
AIがすごい!と話を聞いて使い始めた方の大半は、このようにただぼんやりとした指示を投げるだけです。
現状ではもう少し指示を細分化して、手直しをしながらAIとの付き合い方に注力する必要があります。
AIツールは指示を細かくして要約させると活きる
少し具体的にすると、大まかな情報を出力させるのではなく、「構成」から指示をすると良いです。
例えば、
「○○について記事を書きたいので、その構成を考えてください」
といったような指示を出します。
そうすると大まかな構成が出てくるため、必要な情報を精査して修正しましょう。
※未経験でクライアントの要望に沿った構成を修正するのは難しすぎるので、あくまで経験者が自身の負担を下げるために活用してください。
その上で構成ごとに沿って、詳しい情報を指示していくイメージです。
そしてただ指示するのではなく、必要な情報を読ませてから要約すると良いでしょう。
例えば参考にしたい記事をコピーペーストし、AIに読んでもらいます。
「以下の文章について学んでください。そして私が質問することに答えてもらえますか」
といった指示です。
※記事が日本語だと長過ぎてエラーになる場合があるので、翻訳サイトを使って読ませてあげてください。英文なら長文でも問題ありません。
この前提情報がある状態で構成に沿った質問をしていくと、各項目を埋めていけます。
現状だと手間のかかる作業を補助してもらう役割が最適
上記のように、あくまで指示者が下記の前提を持っている必要があります。
- 相応の知識があり、誤りを見抜ける
- 手間のかかる作業を代行してもらいたい
- 品質を一定以上に修正できる
例えば筆者は、外注ライターさんに記事を依頼することがあります。
自身で調べて作っていくのは時間がかかるため、その作業を依頼するイメージです。
しかしAIなら外注費がかからないだけで、やっていることは相違ありません。
個人的には大まかな要約ができていれば、あとは記事品質を自分で維持すればいい考えです。
AIが出力する内容は品質が低く、「なんだか機械翻訳っぽいな」という印象が拭えません。
そのためイチから高品質な記事を素早く作れる方は、逆に自分で書いたほうが良いでしょう。(そもそも専門的すぎる分野は、AIだと出力不可です)
逆に自分のブログ記事やアフィリエイト目的なら、かなり手間を削減できるのではと感じます。
じゃあ実際どのくらい稼げる?
AIを活用して、実際どのくらい稼げるのか知りたい方も多いはずです。
ただし現状ではAIを使った記事納品が問題視されていることもあり、大々的に推奨できる方法ではありません。
筆者は関係各所で信頼ある方へ、事前に「AIを使った記事納品に協力してほしい、記事品質は全く下げない」という内容でご協力をいただきました。
※納品先や記事内容、単価すべてを伏せることでOKいただいています。
結果としては、月1万円なら十分に稼げました。
そしていずれも、
「AIに手伝ってもらったかどうか一切分からない」
という感想をいただいています。
この状況を見るに、非常に恐ろしい時代が来そうだなと強く感じました。
AIを使って稼ごうと思う際の注意点
現状では、AIを使って稼ぐのは全くおすすめできません。
というよりも、多くのクライアント様が問題視している現状を強く知りました。
※AI納品の協力はほぼすべて拒否の現状。
当記事の目的はAIの可能性を伝えたい点と、現在起きているAIライターの詳細について調査した内容になります。
実際筆者は宣言してから使いましたが、宣言せずに使っても「記事品質を担保すれば全く分からない」という状況が見られました。
この状況はかなり、納品する側もされる側も恐ろしいことではないでしょうか。
さらに問題視して避け続けていても、いずれもっと高品質なAIが出てくるはずです。
そうなるといよいよAIを使いこなせる職業、AIライターや、AIクリエイターなるものが出てきてもおかしくありません。
今後さらに従来の価値観がなくなっていく可能性もあるので、引き続きAIについて調査を進めていこうと思います。
AIを使った副業はまだ早い!でもいずれ活用する未来が来るかもしれない
AIは現状だとあらゆる面で問題視されており、その可能性を警戒する人が大半です。
ただなくなるとは思えない代物なので、共存できる未来や現状の妥協ラインを模索中ではないかと思われます。
筆者としてはかなり可能性を感じるものの、あくまでその利用は趣味や自身の用途だけに限定しておくべきだと感じました。
今後も引き続きAIに関する情報を調査・発信していこうと思います。(執筆者: 奥泉 望)