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【なぜ赤字になるの?】食費の予算を見極める、適正額へのチェック方法と対処法

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【なぜ赤字になるの?】食費の予算を見極める、適正額へのチェック方法と対処法

たとえ同じ家族構成であっても、食費の予算は全く同じというわけにはいきません。

参考にすることはできても、少食なご家庭もあれば、食べ盛りのスボーツキッズを抱えるお宅もあります。

それぞれにあった適正な予算というのは、大変分かりにくいものです。

そこで今回は、長年の体験からチェック項目をピックアップし、赤字に陥らないための解決策を模索してみました。

なぜ赤字になるのか

チェック方法1 冷蔵庫を確認

まずは、買い物に出かける前に冷蔵庫の中を観察してください。

食材はどのくらい残っているでしょうか?

スッカラカンにすることは不安があるでしょうし、難しいでしょうが、何が残っているか検証してみましょう。

使うことなく残っているということは、次回の買い物の際に買っても、支障はなかったということです。

当然ながら保存期間が長くなれば、鮮度や味は落ちるでしょう。

不安にならない程度を見極めるために、次の方法を試してみてください。

赤字を避けるためのお試し方法

いつもの買い物のペースを1日だけ、延ばしてみてください。

仕事や予定が入っていて今日しか出かけられない場合は、次回の買い物までの日数×タンパク質または野菜を目安とし、最低限というよりむしろ「ちょっと足りないかな」程度で済ませるように心がけてみてください

冷蔵庫には、見た目以上に多くの物がつまっています。

たくさん在庫があれば、探し出してまで調理することはなかなかしないでしょうが、物が少なければ使えるものを探しやすくなりますし、「工夫する」行動につながりやすくなります。

チェック方法2 冷凍庫を調査

冷蔵庫と同様に、冷凍庫もじっくり見てください。

冷蔵庫より長く保存できる冷凍庫には、化石化した食材がないでしょうか

農林水産省によると、冷凍食品の品質が保たれる期間は2~3か月、ドアポケットに保存した場合は1~2か月とされています。

企業が製造した冷凍食品ですら最短1か月なのですから、家庭の作り置きならば数週間が限界としたほうが安心でしょう。

赤字を避けるためのお試し方法

わが家では下図のように、冷凍庫の定位置を決めてみました。

調理済み食品冷凍食品肉や魚麺類・食パン
カット野菜冷凍ご飯

容器や袋に使用開始年月日を記入しておけばわかりやすいですが、書くのが難しいものもあります。

そこで保存場所を明確に「奥から入れて手前から出す」をマイルールとすれば、探す手間なく古いものから使えます。

買い物前には、冷凍庫も必ず確認しましょう。

チェック方法3 廃棄したものはないか?

変色や腐敗、期限切れによって捨ててしまった食品はないでしょうか。

100円の食品でも食べずに廃棄してしまえば、また100円使わなくてはなりません。

きちんと調理、もしくは保存できていれば、次回100円分違うものを購入することができます。

赤字を避けるためのお試し方法

捨ててしまったものは、自分にとって扱いにくいものかもしれません。

特に1人暮らしの方は、傷みやすい野菜には苦労すると思います。

対策は2つ、一気に調理する、または保存方法を工夫してしましょう。

玉ねぎやネギは使うタイミングですべて、キャベツなどの大物は2~3回で消費できる量を切ってしまいます。

半端な食材は忘れやすく、紛れてしまいやすいです。

その結果たべられずに廃棄…としないために、自作のカット野菜を作って袋にストックしてください

使い忘れることがないように、定位置を決めておくことも大切です。

切るとすぐしなびれてしまう野菜、たとえばレタスがあげられますが、次の商品は購入後1か月ほどたっていますが今だにパリッとしています。


芯の部分に2~3本爪楊枝をつきさすだけ

秘密は、芯の部分に2~3本爪楊枝をつきさすだけ

しおれやすい大葉は、水を少し入れた容器に茎の先端をつけ乾燥を防ぐために袋をかぶせておきます。

水を少し入れた容器に茎の先端をつけ乾燥を防ぐために袋をかぶせておきます

ほうれん草などの葉物野菜は、根の部分を濡らしたキッチンペーパーでくるんで袋に入れておきます。

どれも、さほど手間はかかりません。簡単で継続できることが重要です。

ご自身にあった方法をみつけてください。

チェック方法4 ストックを点検

缶詰や乾麺、常温保存できるレトルト食品にも要注意です。

長期保存ができても、消費期限がないわけではありません

赤字を避けるためのお試し方法

防災用にと多めに常備しているご家庭もあるでしょうが、普段の食品を少し多めに買い置きしておき、 賞味期限の古いものから消費し、消費した分を買い足す「ローリングストック」を取り入れることが農林水産省(pdf)からも推奨されています。

非常時のためにも、数量と期限を再確認してください。

古いものから取り出しやすい保管場所を見なおしましょう。

チェック方法5 スケジュールを把握していたか?

ようやくいろいろな規制が緩和され、外出の機会が増えてきました。

外にでるとついつい財布の紐は緩みがち、食事も済ませたくなります。

赤字を避けるためのお試し方法

買い物前に自分や家族のスケジュールを再チェックしておき、予定のある日はざっくりメニューを考えておくと良いでしょう。

子どもらの食事は、時に大人以上に量を左右します。

塾や部活前後での軽食なども忘れずに、どのくらいが必要か検討してください。

キツキツ家計よりもゆったり会計を継続!

1人暮らしの筆者の場合、月の食費は1万5,000円を目標に1万5,999円以内なら上出来とし、月末に今年の月平均を算出し、来月「締めるか」「多少余裕があるか」を判断しています。

食費は、今日からでも見直すことができる一番身近な家計費です。

多少の余裕を見込んで、食費を見返してみてください。(執筆者:FP2級 吉田 りょう)

《吉田 りょう》
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執筆者:FP2級 吉田 りょう 吉田 りょう

働くシングルマザーです。息子二人を大学卒業させるため、さまざまに工夫をこらし勉強しました。節約は勉強したものだけに与えられるご褒美です。リアルな情報、実際に使える情報にこだわってお届けしたいと思います。 <保有資格> 登録販売者、日文コンサルタント協会 着付1級講師 FP2級 寄稿者にメッセージを送る

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