三井住友カードは、コンビニや飲食店で高還元を狙えるカードです。
この度、その還元率がさらにアップしました。
その一方で制限が加わりましたので、詳しく解説します。
目次
(7/1より)対象コンビニ・飲食店におけるスマホタッチ決済の還元率アップ
≪画像元:三井住友カード≫
対象のコンビニ・飲食店で三井住友カードを利用した際の還元率が、7月1日より変更されます。
改善となったのはスマホによるタッチ決済で、対象の三井住友カードを設定したApple Pay・Google Payで、Visaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスをした場合です。
現在は合計利用金額200円につき+4.5%還元のところ、7月1日からは+6.5%還元にアップします。
カード現物によるタッチ決済については、還元率に変更ありません。
≪画像元:三井住友カード≫
三井住友カードプラチナプリファードの「プリファードストア」(特約店)も、同様の変更が行われます。
Oliveフレキシブルペイは最大17%還元へ
≪画像元:三井住友カード≫
Oliveフレキシブルペイ(クレジットモード)の場合、条件を満たすと現在でも最大15%還元です。
7月からは2%還元率がアップし、最大17%還元となります。
(7/1より)カードの差し込み・磁気取引・iDはポイントアップなしに
一方で、カード現物の差し込み・磁気取引、そしてiD(Apple Pay・Google Pay、おさいふケータイ、カード現物)については、改悪となります。
現在は合計利用金額200円につき+2%還元のところ、7月1日からは還元率のアップがなくなります。
Oliveフレキシブルペイをデビットモードで利用すると、iD扱いとなり7月からはポイントアップがなくなるので注意してください。
ローソンでApple PayとのWお得技は消滅へ
≪画像元:ロイヤリティマーケティング≫
毎週金・土・日曜日のローソンでは、Apple Payがお得です。
エントリー&PontaカードをAppleウォレットに追加の上で、iPhone、Apple WatchをかざしてApple Pay決済してください。
Pontaカード提示によるポイント還元率が5%にアップします。
Apple Payに設定したクレカの指定は特にないので、三井住友カードを設定すると現在は+2%還元(iD)です。
ところが、Pontaカード提示によるポイント還元率アップのキャンペーンは、Apple Pay決済(iD)を行った場合が対象となり、これだと7月からは決済によるポイントアップがありません。
かといって、「クレジットで」と伝えてVisaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスで支払うと、今度はPontaカード提示によるポイント還元率アップのキャンペーン対象外となります。
「あちら立てればこちらが立たぬ」のことわざの通り、両取りというわけにはいきませんので、どちらかを切り捨てなければなりません。
還元率だけですと、7月以降は+6.5%還元になるタッチ決済を優先させるべきでしょう。
AndroidユーザーはVisaカードを準備しよう
7月から、Apple Pay・Google Payで、Visaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスをした場合に、対象のコンビニ・飲食店での還元率アップがアップします。
ぜひともこの流れに乗りたいところですが、MastercardしかないAndroidユーザーは注意してください。
Google Payで、Mastercardコンタクトレスが利用できないからです。
iPhone、Apple Watchを新たに導入するのはコストがかさむので、デュアル発行でVisaブランドを新たに発行するなどしましょう。
(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)