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「ANA Pay」7つの注意点 ANAカードで支払った方がいい場合も

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「ANA Pay」7つの注意点 ANAカードで支払った方がいい場合も

「ANA Pay」がタッチ払いとして生まれ変わりました。

多くのクレジットカードからチャージ可能で、Visaのタッチ決済またはiDとして使えます。

ANAマイラーは要注目ですが、注意点もあります。

ANA Pay注意点・デメリットを中心に解説

【注意点1】切り捨ての端数が多い

200円利用ごとに1マイルが付与されるANA Payですが、1か月単位ではなく1会計ごとに計算されます。

1会計398円ANA Payを利用した場合、付与されるマイル数は1マイルで、198円分は切り捨てです。

198円、980円などの価格設定はお得感があるものの、ANA Payにとっては悔しい価格設定です。

ANAカードですと1か月の合計利用金額1,000円ごとにマイルが付与されるので、ANA Payでは切り捨てられる端数が多いことが分かります。

【注意点2】アメックスのカードは直接チャージ不可

アメックスのカードは直接チャージ不可≪画像元:アメリカン・エキスプレス

クレカチャージができるANA Payですが、アメックスブランドのみ利用不可です。

Apple Pay経由のチャージもできません

ANAアメックス・プレミアムのカードを持っている人であっても、チャージできずマイルも一切もらえないのは悔しいですね。

【注意点3】「ANA Payマイル」には制限が多い

「ANA Payマイル」には制限が多い≪画像元:ANA

ANAのマイルから1マイル→1円でチャージしたANA Pay残高は、「ANA Payマイル」という残高に分類されます。

クレカなどからチャージした「ANA Payキャッシュ」と比較して、以下のような違いがあります

チャージ上限が少ない

本人確認後のチャージ上限について、ANA Payマイルは1万マイル/回・日、5万マイル/月です。

一方のANA Payキャッシュは10万円/回・日、30万円/月と、ANA Payマイルよりも一度に多くチャージできます。

残高上限も少ない

本人確認後の残高上限について、ANA Payマイルが5万円なのに対して、ANA Payキャッシュは30万円とゆとりの残高です。

ANA Payマイルのヘビーユーザーは頻繁にチャージする必要があります

有効期限が短い

チャージした残高には有効期限がありますが、ANA Payマイルが1年間なのに対して、ANA Payキャッシュは4年間です。

どちらも、チャージや利用するたびに延長されるものの、ANA Payマイルはより気を配らなければなりません。

【注意点4】ポイント多重取りが面倒

最近では、プラスチックカードでなくスマホに共通ポイントカードを入れている方も多いです。

Apple Payのウォレットには共通ポイントカードの設定も可能で、Apple Payで決済する1アクションだけで、共通ポイントカード提示によるポイントも付与されます。

対して、ANA Payアプリではそうはいきません。

ANA Payアプリ以外でポイントカードを開いて提示してから、ANA Payアプリを開いて決済しないといけません

それなら、1枚に楽天ポイントカードとANAマイレージクラブカードが一体となった「楽天ANAマイレージクラブカード」の方がシンプルです。

魅力的なルートも開通


とはいえ、楽天Edy・楽天キャッシュの相互交換が可能になったことにより、ANA Payを使った以下のような魅力的なルートも開通しました。

・ エポスカードゴールド(年100万円以上利用) → au PAY:1.5%還元

・ au PAY → ANA Pay(Apple Pay経由):0.5%還元

・ ANA Pay → 楽天Edy:0.5%還元

・ 楽天Edy → 楽天キャッシュ

出口となる楽天キャッシュは決済はもちろん、投資信託や納税にも利用できます。

【注意点5】ANAカードを直接使った方がいい場合も

ANAカードを直接使った方がいい場合も≪画像元:ANA

ANAカードの場合、「ANAカードマイルプラス加盟店」(セブン-イレブン、スターバックス、マツモトキヨシなど)で利用すると、ボーナスマイルを獲得できます。

直接使った方が面倒もなく、高還元なお店も少なくありません。

【注意点6】Apple Payのnanaco、WAONへのチャージは不可

ANA Payのバーチャルカードを設定したApple Payで、Apple Payのnanaco、WAONにチャージできれば、ポイ活がはかどりそうです。

しかし、ANA PayのバーチャルカードはVisaブランド、VisaブランドはApple Payのネット決済には利用できないので、Apple Payのnanaco、WAONへのチャージもできません

【注意点7】ANA Pay(コード払い)、ANA Pay(タッチ払い)間の残高移行は不可

これまでANA Pay(コード払い)を使っていた人で、十分な残高がある人もいるでしょう。

しかし、ANA Pay(コード払い)からANA Pay(タッチ払い)へ残高を移行することはできません(逆方向への移行も不可)。

ANA Pay(コード払い)の残高は使い切るか、返金されるのを待ちましょう(返金の詳細は2023年9月以降に案内予定)。

Android端末にも対応。ライトなマイラー、マイルが貯まり過ぎている人にはおすすめ

今回はANA Payの注意点・デメリットを中心に解説しました。

無料航空券・アップグレードができるほどのマイルが貯まらない人も、ANA Pay残高にチャージすれば街のお店でも使え、わずかでもマイルを貯めるモチベーションになります。

また、マイルはたくさんあるが飛行機を利用する機会がない人も、ANA Payなら確実に陸でも消費できます。

リリース当初はAndroid端末には未対応のANA Pay(タッチ払い)でしたが、6月28日にAndroid端末にも対応しました。

とりあえず貯めてみてみるのもいいのではないでしょうか。(執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁)

《角野 達仁》
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角野 達仁

執筆者:キャッシュレス研究家 角野 達仁 角野 達仁

1976年生まれです。極力すべての支払いをクレジットカードでするようにしていますが、カード手数料をとられて損をするうっかり屋さんでもあります。その悔しさをばねに、日々クレジットカードのお得な使い方についてアンテナを張っています。アンテナを張って入手した無理なくできるお得なカード情報を、お得なカードライフを広めるために皆さんに分かりやすく伝えられたらいいと思っています。 寄稿者にメッセージを送る

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