筆者は日々、キャッシュレスに関係するなにかしらのキャンペーンに参加しています。
時期を同じくして、キャンペーンの結果がおかしいと3件続けて問い合わせしたところ、うち2件について「お客様の言う通り」という結果が返ってきました。
ですが1件は私のミスでした。キャンペーンにつき疑問に思ったら問い合わせましょう。
ご参考になるかと思い紹介します。
目次
1件目：PayPay地域還元の結果がおかしい
QRコード決済の地域還元はひと頃より減りましたが、それでもなお多くの地域で実施されています。
2023年8月・9月には東京都墨田区で実施されていました。PayPayの30％または10％還元です。
過去回に比べると「外飲み」にしか価値のない、少々残念なキャンペーンでしたが、それでも数回利用しました。
両国を歩いていると、それまで認識していなかったお店があり、30％還元のステッカーを掲示していました。
ワインと食材を集めた小さな店舗で、無人レジが置いてありました。
これ幸いと買いだめし、PayPayで決済しましたものの、外に出てから通常の30％還元の結果になっていないことに気づきました。
一般の加盟店として、0.5％のポイント付与だけ（残高払いの場合）付与予定となっています。
戻ってスタッフに尋ねたところ、「よくわかりませんが、今日から還元スタートなので」ということでした。
こちらはPayPayに直接問い合わせることにしました。手順は次の通りです（スマホのみ）。
1. 利用履歴からこのお店の明細を開く
2. 下にスクロールするとある、「お困りですか？」をタップする（「お困りですか？」が開く」
3. 下部の「その他のよくある質問を見る」をタップする
4. 下部の「トラブル・よくあるお問い合わせ」を開き、一覧から「ポイントが付与されない」をタップする
5. 質問の一覧から「キャンペーン等の付与率（付与額）がおかしい」をタップ
手順を掲載しましたが、実はこれではなにも解決しませんでした。
しかし、ここまで来ると画面の右側に「チャットで自動回答」があります。
PayPayチャットボットを開いてからの、こちらの手順です。
1. 「キャンペーンについて」 → 「付与率がおかしい」 → 「そのほかのキャンペーン」と順にタップ
2. 下部に「PayPayアプリからお問い合わせ」があるのでタップ
3. 下部の「問い合わせ種別」から「ポイントが表示されない」を選択
4. PayPay問い合わせフォームが開くので、問い合わせをする
その結果、メールが来ました。
1通目は「確認に入ります」の自動応答です。
当日中に2通目が来て、次の事項について回答してほしいとのことでした。
・ 決済店舗名
・ 店舗のポスターを見た（はい／いいえ）
・ 上限に達していないか（はい／いいえ）
・ PayPayアプリのマップの王冠マークのスクリーンショットの添付をお願いします
スクショも付けて返信しました。
3週間後に再度メールが来て、還元店であることを確認したので、後日ポイントを調整するとのことでした。
2,500円程度購入したので、本来の還元は750ポイントです。馬鹿になりません。
今後の教訓
還元店登録にあたっては、事務処理上のミスはとても多いようです。
PayPayに限りませんが、還元店の表示が出ているのに実際は違うという経験は過去何度もしました。
おかしいなと思ったら、次の行動をすることです。
・ スタッフに確認（ただし訊いてもわからないことが多いので、そのつもりで）
・ 店頭のステッカーを撮影する
・ アプリのマップに還元店として取り上げられていることを確認し、早めにスクリーンショットを撮る（消えることがある）
一度駅ナカ店舗で食事をしたのに還元がなく、泣き寝入りしてしまったことがあります。
店頭ステッカーを確認していなかったのが、こちらの弱みです。
もったいないことをしました。
今回の手順に従えば、恐らく事務上のミスでマップに掲示されてしまったものでも、還元を受けられたに違いありません。
2件目：イオンのネットスーパー「Green Beans」でクーポン不適用
Green Beansはイオンの新しいネットスーパーで、店舗からではなく倉庫から直送されます。
事前登録でもらった3,000円のクーポンがあり、8月31日（クーポン適用最終日）の、日付が変わる直前に注文しました。
希望商品には在庫のないものもあり、クーポン適用条件の6,000円に到達しなかったものの、決済時までクーポンは適用されていました。
こういうケースもあると、Webサイト内に記載があったため安心し、6,000円に届かないまま注文しました。
オンラインの常として、決済の確定は遅れます。
後で確認すると、値引きされていない額が履歴にあり、そしてそのままカード請求されていました。
Green Beansの問い合わせフォームから連絡しました。
「適用金額を下回ったので適用されません」という回答が強く予想されたため、最初からかなり強気な文面を書きました。
「案内に沿って確認しながら、クーポン適用も金額も確認して注文したもの」「クーポンがなければ利用していないのだから、到底納得いかない」と書いて送っています。
1週間後に、クーポン適用が正常でなかったと連絡をいただきました。
カード明細も直してもらい、最初から3,000円引きで買い物ができたことになります。
3件目：三菱UFJカード入会キャンペーンで上乗せ5,000円をもらい損ねる
最後は失敗です。
三菱UFJカードの入会キャンペーンには、入口は何か所かあります。
通常の1万円相当のバナーと、公式限定の1万5,000円のバナーとがあるので気をつけなければなりません。
1万円相当はポイントでもらったのですが、5,000円のキャッシュバックがあるべき時期にないので問い合わせました。
すると回答は、「1万5,000円の入口から申し込んでいないため、上乗せ分はなし」とのことです。
言われるまでもなくわかっていて、読者の方にも注意喚起した失敗を自らしてしまいました。
振り返ると、申込みにあたって特典を調べるため、ポイントサイトや広告など、さまざまなバナーをクリックしていました。
それが悪影響を与えたのだとしか考えられません。
解決策は、実は失敗の前からわかっています。
万難を排すためには次のようにするしかなかったのですが、そこまでしたことはありません。
1. 申込みの際は、ブラウザの履歴とキャッシュをすべて削除する
2. 目的のバナーから入り、作業を中断せずに完了させる
低性能のパソコンがすぐ重くなるため、最近では年に2～3回リストア（復元）をしています。
今度このようなバナーによって特典の異なるキャンペーンにチャレンジする際は、直前にリストアをしてから実行することにします。
ここまですれば、まずミスはないでしょう。
現在も、三菱UFJカードで1万5,000円のバナーが広告に出るようになりました。
申込みの際にはお気を付けください。
キャッシュ削除がわからなくても、うっかり1万円のバナーをクリックしていない自信があるなら、まず問題はありません。
特典がもらえなくてもあきらめない そして失敗は活かす
つい最近、立て続けに発生した、あるべきでない状況について見てきました。
失敗もありましたが、来月も三井住友カードや三菱UFJカード（リボ払いキャンペーンの特典）など特典が次々入ってきます。
またどんどんチャレンジしていきたいと思います。そして二度と同じ失敗をしないようにします。（執筆者：金融系ライター 沼島 まさし）
