楽天カードは年会費無料で1%の高還元を売りにしていますが、度重なる改悪により1%還元されない場合が増えました。
何も知らずに使っていると、損する可能性もあります。
ポイントが付与されず悲しい思いをしないため、楽天カードで1%還元されないパターンや使えない場合を4つほど紹介します。
今楽天カードを使っている人や、楽天カードを今から発行したい人は覚えておきましょう。
目次
【注意点1】税金・公共料金支払いなら0.2%に下がる
楽天カードはお買い物などでは1%還元ですが、公共料金や税金の支払いでは0.2%しか還元されません。
還元率が5分の1まで下がってしまうため注意が必要です。
対象となるのは大手の電気・ガス・水道会社、自動車税や住民税も含まれます。
さらに詳しく知りたい人は、「カード利用獲得ポイントの還元率が異なるご利用先」をご覧ください。
公共料金や税金を支払いたい場合、楽天カード以外を利用することをおすすめします。
【注意点2】Mastercardブランドならamazonで0.2%に下がる
楽天カードのMastercardブランドをamazonの買い物に利用すると、還元率が0.2%となります。
「なぜMastercardだけなのか?」という点に関しては、公式サイトでは言及されていません。
amazonを利用することが多い人は、お手持ちの楽天カードを確認してみてください。
Visa・JCB・American Expressブランドなら問題なく1%還元されますが、Mastercardブランドならamazonの買い物に使うのは避けたほうが良いでしょう。
2枚目の楽天カードにMastercard以外を発行するか、Amazon Mastercardでの支払いをおすすめします。
【注意点3】ahamoの支払いに使えない
ドコモ・ahamoでは2023年3月21日より、オンライン上で手続きする場合、楽天カードを支払方法に指定することができません。
ドコモをお使いの人の場合、店頭・電話で手続きすれば楽天カードを登録可能です。
ただしネット申し込み専用プランのahamoに限っては、店頭・電話で手続きができないため、楽天カードの登録が不可能となります。
ahamoの公式サイトで理由を確認したところ、以下のようにありました。
2023年10月4日現在、楽天カード側のシステムメンテナンスのため、楽天カードは利用できません
引用元:NTT DOCOMO
楽天カードだけが締め出される形になっていますが、この「システムメンテナンス」はいつまで続くのか不明です。
ahamoユーザーの方は、楽天カードで支払ってポイントを貯めることができないので気をつけましょう。
【注意点4】還元ポイントは支払いごとに計算される
楽天カードはこれまで、毎月の合計金額に対して1%ポイント還元を受けられました。
ですが2023年11月請求分以降、1回の買い物ごとに1%ポイント還元に変更されます。
99円以下の端数にはポイントが加算されないため、獲得できるポイントがこれまでより減ってしまう点に注意が必要です。
どのくらいポイントが減るか知りたい人は、変更前と変更後で実際にシミュレーションした以下の記事も参考にしてください。
楽天カードの今後に期待
少し前まで「楽天カードはどなたにも断然おすすめ!」と言えたのですが、改悪が続いたことにより1番におすすめできるクレカではなくなってきたと考えています。
ですが良いニュースもあり、楽天グループの携帯会社「楽天モバイル」がプラチナバンドを獲得することが決定しました。
今後プラチナバンドにより楽天モバイルの経営状況が好転し、利益が潤沢になった場合、楽天カードの還元率が改善する可能性も考えられます。
楽天カードは当初より還元率が下がりましたが、使い方を間違えなければ、まだまだ持つ価値のあるクレジットカードです。
楽天カードのこれからに注目しましょう。(執筆者: 西本 衣里)