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1年使ったLINEクレカ(p+)の性能振り返り 現在1万円相当の入会キャンペーンも実施中です

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1年使ったLINEクレカ(p+)の性能振り返り 現在1万円相当の入会キャンペーンも実施中です

還元率5.0%と圧倒的な数字を誇るLINEクレカ(p+)、正式名称Visa LINE Payクレジットカード(p+)は2022年11月29日に登場しました。

筆者は登場後すぐ入手し、使い続けています。

登場から1年になるこのカード、今でもおすすめです。

このカードをどう使っていけばいいか、筆者の失敗も踏まえてご案内します。

Visa LINE Payクレジットカード(p+)

LINEクレカ(p+)は特殊なカード

キャッシュレス界で異彩を放つ、LINEクレカ(p+)の概要です。

使い方と利用の効果が複雑ですが、使うべきシーンを覚えてしまえば難しいものではありません

発行カード会社は三井住友カードです。

年会費無料

最近のカードの多くと同様、LINEクレカ(p+)は年会費無料です。

以前のLINEクレカのような「実質」無料ではなく、条件なしで無料です。

LINE Pay(チャージ&ペイ)で使うのが本線

QRコードのLINE Payは、今でも銀行チャージ、現金チャージが原則の決済アイテムです。

ただし、次のカードのみ「チャージ&ペイ」として組み合わせが可能です。


・ 三井住友VISAカード(Vポイントがたまる)

・ Visa LINE Payクレジットカード(ポイント対象外)

・ Visa LINE Payクレジットカード(p+)(LINEポイントがたまる)

「p+」のつかないLINEクレカはポイント対象外になっているため、LINE Payで使うべきではありません。

使って得をするのは、これ以外の2種類です。

本記事で取り上げているVisa LINE Payクレジットカード(p+)は、この使い方で5.0%の還元率となります。

ただし、「月500ポイント」(決済では1万円)のポイント上限があります。

この上限の中で、どう活用するかがこのカードの戦略となります。

ビザラインペイクレジットカード

≪画像元:三井住友カード

LINE Payはまだまだ役立つ

QRコード決済はPayPayが主流です。LINE Pay自体使わないという方も多いでしょう。

しかし、PayPayユーザーこそLINE Payが役立ちます。

LINE Payでためたポイントを、PayPayで使えるからです。

詳しくは別記事で。

デジタルカードがおすすめ

LINEクレカ(p+)では券面のあるカードも選べますが、通常のクレジットカードの利用では還元率0.5%に過ぎません

LINE Payで使ってこその存在のため、券面のないデジタルカードをおすすめします。

カード枚数を増やしたくない方にも、デジタルカード(バーチャルカード)なら、物理的な枚数が増えないので気持ちが楽でしょう。

実際の使用例(私の場合)

実際のLINEクレカ(p+)の使い方のヒントです。

筆者のケースをご紹介します。

少々複雑ですが、最大限に性能を発揮する使い方です。

そこまで複雑でない、万人におすすめの使い方も次の項でご案内します。

月が替わるとLINEクレカ(p+)

筆者はLINE Payに、次の2種類をセットしています。

・ LINEクレカ(p+)

・ 三井住友OliveフレキシブルペイGold

月が替わると、LINE Payのコード画面でセットした決済を切り替え、LINEクレカ(p+)にします。

そして1万円を突破するまで、LINEクレカ(p+)をセットしたLINE Pay(チャージ&ペイ)を使います。

1万円を突破するとすぐに、セットするカードを三井住友Oliveに替えます

三井住友Oliveは「三井住友ゴールド(NL)」と同じ、年間100万円利用を前提にして還元率1.5%のカードのため、LINE Payで使うメリットは大です(還元率はカード直接決済と同じ)。

還元率5.0%が上限に達したら、還元率1.5%に切り替えてLINE Payを使っているわけです。

街の小規模店舗で、キャッシュレス手段がPayPayだけという店舗で使えるので助かります。

自分で500ポイント到達を計算する必要がある

LINEクレカ(p+)のちょっとした悩みです。

クレジットカードの機能(三井住友カードのアプリVpassで設定)で、月1万円を突破した際知らせてくれるアラームはセットしています。

ただし、超えてからの通知です。1万円より低い額を設定したいのですが、できません。

還元率最大追求のためには、毎月1万円をきわどく超えた程度で終えたいのですが、このため日頃から、当月のポイント状況を把握していないとなりません。

ポイント付与履歴を見て常に、「あとどのぐらいで500ポイント」を暗算で把握しておかないといけないのが面倒です。

小さい買い物が多いと、特に暗算が面倒になります

あとどのぐらいで500ポイントか計算しなければいけません

筆者が使用した実際の履歴の一部です。

2023年7月10日の「ライフ」の決済額の下に「123pt」と表示されています。

この緑色を常に足し算しています

7月13日の「マクドナルド」は、モバイルオーダーです。

モバイルオーダーではLINEクレカ(p+)はポイントが付かないため、この際は臨時に三井住友Oliveに替えて支払ったということです。

7月19日の「ライフ」で103ポイントの付与を受け、これで500ポイントを超えました。

このため、7月21日の「サミット」では支払いカードをOliveに切り替えていて、ポイント表示がありません。

ちなみに「ローソン」で使っているのは少額とはいえうっかりでしょう。

ここは、LINE Payでなく三井住友カードのタッチ決済を使うべきです(現在、スマホタッチで7.0%以上)。

それから「ライフ」は現在、三井住友カードの「0.5%アップ」3店舗に登録しているため、もうLINE Payでは使っていません。

LINE Payでの5.0%のほうが、Oliveゴールドの2.0%還元より高いものの、別のお店でいくらでも使う機会があるためです。

失敗もある

やりがちな失敗は、たとえばあと50ポイント(決済でいうと、1,000円)で当月500ポイント達成というケースです。

こんなときに、一度に1万円近くLINE Payで使ってしまうと、使いすぎです。

還元率を追求するなら、LINE Payにセットするカードを細かく切り替えながら、ギリギリLINEクレカ(p+)を月1万円にしたいところです。

万人におすすめの使い方

三井住友Oliveと併用する筆者の使い方は、いささか面倒でストレスが大きいと思われるかもしれません。

もっとわかりやすく確実、誰にでも役立つ使い方を考えてみます

対象はこんな方です。


LINE Payを日常的には使わない

・ 特定の店舗(1~2店舗)で、月5,000円から1万円を多少超える程度使う習慣がある

・ 特定の店舗は、LINE Payが使える


こんな際、LINEクレカ(p+)をセットしたLINE Payを、このお店だけで使うと決めておいたらいかがでしょう

買いすぎることがないのなら、いちいち計算をする必要がありません。

そして、必ず一定の金額を使うなら、取りこぼしもありません。

カフェや、ファーストフードなど最適です。その例です。

・ コメダ珈琲

・ スターバックス

・ サンマルクカフェ

・ 吉野家

・ 日高屋

いずれも、「1回の利用額が少額」で、「複数回使う」さらに、「他の決済手段で圧倒的にお得なものがない」という共通点があります。

こういった店舗をお得に使うために、LINEクレカ(p+)を導入してみましょう。

LINEクレカ(p+)の1万円入会キャンペーン

毎年6,000ポイント確実にたまるLINEクレカ(p+)で、さらにお得な入会キャンペーンが11月末まで実施中です。

ラインクレカ

≪画像元:ラインペイ

この公式サイト、あるいはLINEのLINE Payアカウント、LINE Payアプリ等から入れます。

専用サイトから入らないとこの特典にならないので注意してください。

申込みはスマホ限定です。

「p+」のつかないLINEクレカも対象ですが、もちろん「p+」をおすすめします。

入会キャンペーンの内訳

最大1万円相当の大きなキャンペーンですが、内訳にご注意ください。

・ 入会とLINE Pay登録 … 1,000ポイント

・ 申込みの2か月後末日までに5万円以上利用(チャージ&ペイは対象外) … 3,000ポイント

・ リボ払い設定(3万円以下)をして6万円以上利用 … 2,000ポイント

ここまでは通年開催です。

最後に11月末までのキャンペーン(秋の感謝祭)です。

・ 入会後2か月後末日までのVisaカード、またはiDの支払いで10%還元(最大4,000ポイント

合計で1万ポイントとなります。

入会キャンペーンはチャージ&ペイ対象外

なかなか大きなキャンペーンですが、LINE Payの「チャージ&ペイ」が対象になっていない点、やや使いにくいところです。

チャージ&ペイフル活用のために「p+」を申し込むのに、チャージ&ペイが対象にならないというのは困りものです。

カード券面(タッチ決済も可)またはiDに設定して使ってください。

LINE Payクレカ(p+)については券面のないデジタルカードをおすすめしましたが、入会キャンペーン達成のためだけには、券面のある通常のカードのほうが有利ということはいえます。

ともかく、入会後2か月後の末日までに、5万円を使えば8,000ポイントもらえます

あとは、リボ払いが問題ですので次に。

リボ払いに注意

入会時にリボ払いをすすめてくるカードは多く、このカードも同様です。

LINEクレカ(p+)のリボ払い(マイ・ペイすリボ)は、三井住友カード共通の次の特徴があります。


・ 初回手数料無料のリボのため、最初の支払日にリボ残高を残さなければ手数料は掛からない

・ リボ残高を残さないためには、三井住友カードのアプリVpassまたは公式サイトの「臨時増額」を使う


臨時増額で残高を支払日に残さないことを認識していれば、リボ払いの手数料は発生しないので、2か月以内に6万円使えば2,000ポイントもらえます

6万円使えば、他の合計8,000ポイントもついてきます

月のリボ払い設定は3万円にしておきましょう

キャンペーン終了後、LINE Pay(チャージ&ペイ)だけで月1万円だけ使う想定であれば、リボ設定を放置しておいても特に支障はありません。

カード払いまたはiD払いは、通常のポイントは少ない

LINEクレカ(p+)の入会キャンペーンのためには、今後使わないであろうカード直接払い、タッチ決済またはiDを臨時に使う必要があります。

その際、通常のポイントが低い点は承知しておきましょう

・ 実店舗 … 0.5%

・ オンライン … ポイントなし

・ 請求書払い … ポイントなし

11月中の併用できるキャンペーン

キャンペーン期間が重なる、併用できるキャンペーンがあります。

オンラインのキャンペーンのため通常のポイントはたまりませんが、10%還元の効果に加え、入会キャンペーン達成のためにも役立ちます。

詳しくは別記事で。

LINEクレカ(p+)は多少面倒だが価値は高い

1周年を迎えるLINEクレカ(p+)の実力を見てきました。

他に例のない使い方をするカードのため、わかりにくいのは仕方ありません。

さらにLINEのカード(クレジットカード、プリペイドカード)は変更が多いのも難点です。

このカードにもいずれ変更があるかもしれません。

それでも毎月1万円使う習慣をつけた人には、LINEクレカ(p+)は、年間6,000ポイントのたまる貴重な1枚です。

ぜひ使ってみてください。(執筆者:金融系ライター 沼島 まさし)

《沼島 まさし》
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執筆者:金融系ライター 沼島 まさし 沼島 まさし

実践系キャッシュレスライター。 モットーは「経済圏に囲い込まれるな」「キャンペーンのためなら火の中水の中」 QRコード決済の地域還元のためなら、都内のあちこちに出没します。 たまにうっかり失敗しますが、失敗談もネタにしています。 寄稿者にメッセージを送る

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