副業はメリットが注目されるケースが多く、多くの記事やメディアでも良い面ばかりピックアップされています。
もちろん筆者も副業推進派ですが、逆にデメリットや副業を否定する視点から見るとどうでしょうか。
筆者は副業おすすめです!と言っておりますが、実際のところ万人におすすめはできないなと思います。
「生活が苦しいから収入を上げたい → だから副業を選択する」という流れになっているとしましょう。
でも、
・ 挑戦してみてやっぱりキツかったから辞めた。
・ 生活は一向に改善されない。
こんな選択では「意識に問題があるのでは?」と考えます。
副業だけに限ったことではなく、より自分に合った改善方法を選択するのが大切です。
副業のデメリットを4つご紹介していきましょう。
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デメリット1:時間が圧倒的になくなる
筆者の経験上、時間が圧倒的になくなるのは避けられないと思っています。
よくあるのが「片手間に稼いで本業超え」みたいな文言。
実現は不可能じゃありませんが、そこへ到達するまでにとんでもない時間を要します。
一部の天才ではない限り、泥臭く時間を費やして工夫し続けなくてはなりません。
筆者はかなり初期のころ、ブログを100個ほど作ってアフィリエイトに挑戦した過去がありました。(いわゆる特化ジャンルを複数量産して数撃ちゃ当たる作戦です)
帰宅後に毎日3時間、休日は12時間以上。でも結果として、収益は堂々の0円を達成しています。
本当にばからしいなと感じたので方向転換したものの、やはり時間はどうしても必要です。
本業の合間にやるとなれば、プライベートは全捨ての覚悟を持てなければ難しいかもしれません。
デメリット2:成功するとは限らない
時間をかけてひたすらコミットしても、成功するとは限らないのが副業です。
何をもって成功とするかは人それぞれですが、おおよそ目標とする収益が生み出せるかどうかを指すでしょう。
・ 月に5万円くらい稼げれば…
・ もしくは少し頑張って本業くらいは稼ぎたい
そう思う方も多いはずです。
かけた時間だけ、リターンが欲しいですよね。期待してしまうのは分かります。
でも現実として、月5万円の収入は相応の時間と忍耐、工夫をこらさなければ達成できません。
本業超えなんてかなりハードルは高いです。
副業は片手間に取り組んで、サクッと稼ぐイメージが強い方もいらっしゃいます。
現実は運要素もあり、成功するとは限りません。
成功するかどうかは分からないけど、少しずつ前に進む!という粘り強さを持てない方は、あまり副業はおすすめできないです。
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デメリット3:会社によっては理解が得られない
筆者は2社ほど、副業を行っていたことで転職しなければならない状況になりました。
1社はそもそも副業禁止の状態で働き始め、バレて退職の運びに。
2社目は容認だったものの、仲間内の目や社内政治のいざこざで実質難しい状態となっています。
副業していることが気に入らないようで、難癖をつけられてしまいました。
この経験をしたのは2017~2020年ほどなので、わりと最近です。
副業容認の流れにはなっていても、未だに副業禁止の流れを組んでいる企業が意外と多め。
個人的にはそこまでキャリアへのこだわりがなかったため、難しいなら転職すればいいかと思っていました。
しかし「本業は絶対に変えたくない」という方だと、副業を始めること自体が大きなリスクです。
バレない副業はなかなかないので、副業を行っても良いか確認は絶対行いましょう。
無理なら諦めるか、バレたときの動き方を想定しておく必要があります。
デメリット4:ずっと働き続けなきゃいけない
筆者も強く実感したのは、「副業で稼いでも働くのを辞めたら収入は下がる」という点です。
結局働き続けなきゃいけないなら、本業で収入を上げたほうが良いのでは?と思ってしまうんですよね。
本業でスキルアップやキャリアアップ、転職で年収100万円アップは今なら十分可能です。
副業だと月に8万円稼いで、ようやく年収100万円になるくらい。
同じ100万円でも、本業と副業ではいろいろと重みが異なってきます。(とくに社会的信用の点で違いを強く実感)
結果として筆者は副業も続けて、本業超えを実現しました。
うまく仕組み化できた部分もあるものの、運が非常に良かったのだと強く思っています。
周りを見ても副業を自動化したり、労力を最小限にしたりする例はごくわずかです。
基本、ずっと働かなきゃいけない、という覚悟が必要かもしれません。
「少しでも生活をラクにして、自由を手に入れたい」と考えている方には、あまりおすすめできないでしょう。
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副業を行うデメリットも踏まえた上でやりたい方はおすすめ
副業を行うデメリットを解説してきたものの、筆者はこのデメリットを最初から知っていたわけではありません。
とにかく自分で稼いでみたい、やってみたいという意思が強すぎました。実際にやってみてから、各デメリットが立ちはだかってきたのです。
最初からデメリットばかり気にしていると、立ち止まってしまうかもしれません。逆に何も考えず飛び込んでみるのも、ある意味では成功する秘訣とも言えるでしょう。
筆者の周りでも「とにかくやってみたい!」という方が成功しています。
実際のところ成功するかどうかは、合理的に粘り強く挑戦し続けられるかどうかにかかっています。最終的に自分の負担は軽くなっていき、稼ぐ効率は上がっていきます。
慣れてきたら片手間で稼ぐことは可能かもしれません。しかしそこに到達するまで、多くの時間と工夫を要します。
注力し続ければ必ず稼げるようになりますし、稼ぐ効率は上がっていくでしょう。