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【楽天SPU改悪】ヘビーユーザーとふるさと納税は要注意 改悪で損する人と対策を紹介

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【楽天SPU改悪】ヘビーユーザーとふるさと納税は要注意 改悪で損する人と対策を紹介

楽天関連サービスを利用すると、楽天市場のお買い物がお得になる「楽天SPU」。

2023年12/1より楽天SPUが大幅に改悪されるというニュースが話題になっています。

「楽天市場を使い続けて良いのか」と不安になる人も多いかと思いますが、結論から言うとそこそこに利用するライトユーザーであればあまり影響はありません

ですが楽天市場をよく使う人にとっては大打撃であり、ふるさと納税は一気に寄付するのを避ける必要があります。

今回の楽天SPU改悪で損する人を3パターンほど紹介し、対策も合わせて解説します。

ヘビーユーザーとふるさと納税は要注意

楽天SPU改悪の詳細

今回の楽天SPU改悪の詳細は、以下の3つに分けられます。

(1) 楽天SPU還元率の変更 上限ポイントの大幅な引き下げ

(2) 5と0のつく日 還元率低下

(3) 楽天プレミアムカードの特典変更

(1) 還元率の変更 上限ポイントの大幅な引き下げ

上限ポイントの大幅な引き下げ

≪画像元:楽天

今回の変更では、楽天モバイルや楽天カード、楽天ひかりなどの還元率が変更されました。

ただ、それ以上に問題とされているのは、還元されるポイント上限の大幅な引き下げです。

一例として、楽天カードで支払うと貯まる「楽天カード 特典分」は以下のように変わります。

【11/30まで】

・ +1倍 月間上限5,000ポイント

【12/1から】

・ +1倍 月間上限1,000ポイント

これまでは50万円のお買い物までポイントが付与されていましたが、12月以降は10万円までしかポイント対象となりません。

「月に10万円も買い物しない」という人は問題ありませんが、ふるさと納税などでまとめて10万円以上使っていた人は注意が必要です。

(2) 5と0のつく日 還元率低下

毎月5と0のつく日は楽天カードで支払うとポイント加算を受けられますが、12/1以降は以下のように変更されます。

【11/30まで】

・ 5と0のつく日 +2倍

【12/1から】

・ 5と0のつく日 +1倍

これまでは2%加算されていましたが、12/1以降は半分の1%加算に引き下げられます。

また獲得上限も月間3,000ポイントから1,000ポイントに下がり、毎月の対象金額が15万円→10万円までに下がる点に注意してください。

(3) 楽天プレミアムカードの還元率変更

楽天カード上位版の「楽天プレミアムカード」も12/1以降、還元率が以下のように変更されます。

【11/30まで】

・ 楽天市場で1倍(楽天カード特典分)+ 2倍(楽天プレミアムカード特典分)

・ 月間上限1万5,000ポイント

【12/1から】

・ 楽天市場で1倍(楽天カード特典分)

月間上限5,000ポイント

これまでは楽天市場で使うと決済ポイント1%に加え、楽天プレミアムカード特典分として2%が付与されていました。

ですが12/1以降は特典分が廃止され、楽天カードと変わらない1%還元となります。

楽天プレミアムカードで支払っても還元率アップは受けられないため、メリットが激減したと言っても過言ではないでしょう。

ライトユーザーなら損失は少ない

大幅な改悪となった楽天SPUですが、すべての人が損するわけではありません。

月の利用額が5万円~10万円以下のライトユーザーであればそこまで影響はなく、楽天市場を使い続けても問題はないでしょう。

「5万円~10万円」とする根拠を知りたい人は、後ほどの解説をご覧ください。

5と0のつく日の還元率が下がったのは残念ですが、楽天市場を月に数回使う程度の人なら損失も少ないと考えられます。

楽天モバイル・楽天ひかり会員なら還元率アップの場合も

楽天SPUは全体的に改悪されましたが、楽天モバイル(Rakuten最強プランのみ)・楽天ひかり会員に限っては還元率が改善されています。

具体的には以下のとおりです。

内容

変更前

変更後

楽天モバイル

(ダイヤモンド会員)

+3倍

(上限7,000ポイント)

+4倍

(上限2,000ポイント)

楽天モバイル

(ダイヤモンド会員以外)

+2倍

(上限6,000ポイント)

+4倍

(上限2,000ポイント)

楽天モバイル

キャリア決済

+0.5 倍

(上限5,000ポイント)

+2倍

(上限1,000ポイント)

Rakuten Turbo

楽天ひかり

+1 倍

(上限5,000ポイント)

+2倍

(上限1,000ポイント)

12/1以降、楽天モバイル会員は4倍、キャリア決済と楽天ひかりは2倍に引き上げられます

ただし還元上限は楽天モバイルが2,000ポイント、楽天ひかりは1,000ポイントまで下げられたため、どちらも月5万円までのお買い物が対象です。

楽天モバイル・楽天ひかり会員は、毎月5万円までであれば、楽天市場のお買い物がこれまで以上にお得になります。

なお楽天モバイルに関しては、最新プランの「Rakuten最強プラン」だけが対象なので、旧プランを使っている人は新プランに変更をおすすめします。

今回の改革で損する人3パターン

今回の楽天SPU改悪で、損するのは以下のような人です。

損するパターン1:月の利用額がふるさと納税を含めて5~10万円以上の人

損するパターン2:楽天ポイントせどりをしている人

損するパターン3:楽天プレミアムカードユーザー

損するパターン1:月の利用額がふるさと納税を含めて5~10万円以上の人

楽天市場・楽天ふるさと納税で毎月5~10万円以上使う人は、注意が必要です。

楽天SPUの付与ポイント上限が引き下げられたことで、多額の買い物は楽天ポイント対象外となる場合があります。

主な楽天SPU項目の、ポイント還元が適用される上限額は以下をご覧ください。

内容

上限

楽天モバイル

毎月5万円まで

樂天ひかり

毎月5万円まで

楽天モバイルキャリア決済

毎月5万円まで

楽天カード 特典分

毎月10万円まで

樂天トラベル

毎月10万円まで

樂天ブックス

毎月10万円まで

5と0のつく日

毎月10万円まで

楽天銀行+楽天カード

毎月20万円まで

多くの項目で、5万~10万円を超えるとポイントが付与されないことがわかります。

特に楽天モバイルなどは、毎月の還元対象が5万円と低いため注意してください。

毎月の上限を確認し、超えないように注意しながら買い物するよう心がけましょう。

損するパターン2:楽天ポイントせどりをしている人

楽天ポイントせどりとは、楽天市場でポイントを大量に獲得しながら商品を入手し、フリマサイトなどで転売する手法です。

今回楽天SPUの付与ポイント上限が下げられたため、月5~10万円以上の仕入れは損失に繋がります

今回の改悪は、せどりを排除する目的もあったと著者は考えています。

損するパターン3:楽天プレミアムカードユーザー

楽天プレミアムカードは12/1以降特典ポイントの付与が無くなり、さらに2024年1月以降、プライオリティ・パスの無料回数も5回までに制限されます。

年会費が1万1,000円(税込)発生することを考えると、見合うメリットを受けられる人はかなり限られるでしょう。

楽天プレミアムカードを持っている人は、年会費分のメリットがあるか、よく検討が必要です。

楽天SPU改悪の対策

最後に、著者が考える樂天SPU改悪の対策法を3つほど紹介します。

対策法1:まとめ買いからちょこちょこ買いにシフトする

対策法2:楽天プレミアムカードはポイントアップ目的なら解約する

対策法3:楽天モバイルに乗り換える

対策法1:まとめ買いからちょこちょこ買いにシフトする

楽天市場で一度にまとめ買いしていた人は、毎月少しずつ購入する方法にシフトしてみましょう。

特にふるさと納税は注意が必要です。

年末にまとめて寄付していた人は、ポイントの付与上限を超えないよう、毎月数万円ずつ分けて納税する必要があります。

「いちいち返礼品を選ぶのが手間」という人は、泉佐野市の「さのちょくギフト」に積み立てておき、後から返礼品を選ぶ方法もおすすめです。

対策法2:楽天プレミアムカードはポイントアップ目的なら解約する

楽天プレミアムカードは、楽天市場で2%ポイント加算される特典が12/1以降受けられません。

ポイントアップ目的で保有していた人は、今後持っていても意味がないため解約をおすすめします。

楽天プレミアムカード公式サイトでは、2024年1/8までに手続きをすれば年会費の返金も受けられます

返金を受けたい人は、期限が限られているため早めに手続きをしましょう。

対策法3:携帯電話を楽天モバイルに乗り換える

今他社の携帯を使っている人は、楽天モバイルに乗り換えるのも1つの方法です。

楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」を契約していれば、毎月5万円まで4倍のポイント加算を受けられます

Rakuten最強プランは3GBが1,078円(税込)、たくさん使う人は3,278円(税込)で使い放題のお得なプランです。

今大手携帯会社を利用している人なら、楽天市場がお得になるだけでなく、スマホ代も安くなり一石二鳥となります。

ただし地域によっては一部電波が不安定という口コミもあるので、まずはお試しで契約してみると良いでしょう。

今後、楽天経済圏が縮小する可能性

今回の楽天SPU改悪の問題点は、付与されるポイントの上限が大幅に下がった点です。

楽天モバイル会員とライトユーザーを優遇する一方で、売上に大きく貢献するヘビーユーザーを切り捨てる形となりました。

楽天側としては還元するポイントを節約できるメリットがありますが、ヘビーユーザーが離れ売上が落ちた場合、楽天経済圏が縮小する可能性もあると著者は考えています。

楽天経済圏にどっぷり浸かるのではなく、ほかの経済圏も少しずつ取り入れ、うまく立ち回りましょう。

《西本 衣里》
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西本 衣里

執筆者: 西本 衣里 西本 衣里

無駄のないポイ活を常に研究している主婦。ポンタと楽天メインだが、大量ポイントゲットのチャンスがあればどんなポイントも使いこなす。過去最高は月に1万ポイント。激辛好き。 寄稿者にメッセージを送る

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