年賀はがきの早めの準備は肝心ですが、年賀はがきを買いすぎて余ることも少なくありません。
あせって書いたら書き損じてしまったり、買ったは良いものの急な不幸で年賀はがきの出番がなくなった人もいるでしょう。
年明けの抽選ではずれてしまった年賀はがきは、用無しと思っていませんか。
今回は、余ったり書き損じたりした年賀はがきの使い道を紹介しますので、参考にしてください。

【余り】そのまま通常のはがきとして使う
最もシンプルなのは、そのまま通常の63円はがきとして使うことです。
くじ部分を切り取る必要はなく、そのまま記入して投函してください。
余りもののはがきを人に使うのは気が引けるという方は、懸賞用のはがきとして利用すると良いでしょう。
専用の応募はがきを使わない懸賞であれば、余った年賀はがきももちろん利用できます。
【余り・書き損じ】郵便局ではがき・切手に交換する
「それでもやっぱり年賀はがきを使うのは気が引ける」という方は、書き損じの年賀はがきも含めて郵便局ではがきや切手に交換しましょう。
1枚につき5円の手数料がかかりますが、新たに買うよりもはるかに低コストです。
「はがき→はがき」の交換はもちろんのこと、「はがき→切手」への交換にも使えます。
同額面の商品だけでなく、差額を支払えば上の額面のはがき・切手にも交換可能です。
ゆうパックの送料などにも使える

意外なことに、余った年賀はがきや書き損じのはがきをゆうパックの送料に充てることもできます。
その際も交換手数料がかかりますが、めったにはがきを使わない人はこの方がいいかもしれません。
手数料を差し引いた価格がゆうパックの送料以上になった場合、差額は通常の切手などに交換してもらえます。
郵便局へゆうパックを持ち込むと120円引きになり、一石二鳥ですね。
【喪中】自分が喪中の場合は無料で交換できる

年賀はがきを出そうと購入したものの、自分の身内に不幸があり喪中になってしまうと、年賀状を出せず買った年賀はがきが無駄になってしまいます。
通常は未使用の年賀はがきであっても、通常のはがきなどに交換してもらうと1枚5円の手数料がかかることは説明しました。
自分が喪中になってしまった場合に限り、無料で通常のはがきに交換できることはあまり知られていません。
その際は、亡くなった方と自分の続柄などを窓口に備え付けの請求書に記入して手続きをすれば、無料で通常のはがきに交換できます。
ただし、これは年賀はがきの販売期間に限られ、2023年の場合は1月10日で販売が終了しました。
【書き損じ・はずれ】ダブルチャンスに賭ける

ダブルチャンスに賭けるのも手です。
かつては、日本郵便で公式にダブルチャンス賞というのがあったのですが、2023年は実施しませんでした。
しかし、日本郵便以外でも年賀はがきを使った抽選を実施しています。
例えばスーパー「フジ」では、年賀はがきの末尾1~3桁の数字が一致すると、衣料品・暮らしの品が最大30%引きになるキャンペーンを2023年1月11日まで実施していました。
他にもダブルチャンスを実施しているお店は多いので、2024年は近くにそんなお店がないか確認しましょう。
ただし、実施期間が1月中旬くらいまでというところが多いです。
【余り・書き損じ】寄付する

余ったり書き損じたりして未投函の年賀はがきであれば、寄付に役立てることもできます。
例えば、日本国際ボランティアセンター(JVC)は余り・書き損じの年賀はがきを郵便局で交換して、通信費の抑制や金券ショップでの現金化などで、活動費となります。
年賀切手なら使用済みでもOKです。
63円の年賀はがき3枚を寄付すると、パレスチナで栄養失調の子ども1人がビタミン剤を受けることができます。
早めの準備で余り・書き損じなども減らせる
年賀状は早めの準備が肝心です。
落ち着いて書けば書き損じも少ないでしょうし、少しずつ準備しておけばその都度購入できてロスを少なくできます。
今年は早めに準備しましょう。