高校卒業後、県外に進学・就職する人など、在学中にクレジットカードを発行したい人もいるかと思います。
一部のクレカは条件を満たせば高校卒業前でも発行できるため、必要な人は作っておくとよいでしょう。
ですが早くクレジットカードを持つことにより、デメリットもあるため注意が必要です。
高校生がクレカを早めに持つメリットと注意点、在学中に発行できるクレカ3選も紹介します。
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高校生がクレカを早めに発行するメリット3つ
高校生が卒業前にクレカを発行すれば、以下の3つのメリットを受けられます。
1. 実家にいるときに発行できる
クレジットカード発行は、身分証に記載された住所に送付され、本人が直接受け取る必要があります。
卒業後、住民票を地元においたまま県外に進学・就職した場合、クレジットカードの受け取りはなかなか困難です。
すぐ戻れる距離なら良いですが、新幹線で何時間もかかる場合、クレジットカードのためにわざわざ実家に戻るのはかなりの手間でしょう。
その点在学中なら、実家に住んでいるときにクレジットカードを受け取ることができます。
2. 生活費や家賃の支払いがスムーズになる
県外に進学・就職する場合、引越し先の家探しや電気・ガス・水道・通信など新たに契約が必要です。
クレジットカードを持っておけば、銀行口座の通帳や印鑑を持ち歩く必要無く、スムーズに契約が進みます。
3. 学生は比較的審査に通りやすいと言われている
「学生は収入が無いから審査に通りにくい」と思いがちですが、実際は比較的通りやすいと言われています。
カード会社としても高校生に収入が無いのは承知していますし、将来的に新たな顧客になり得る学生を取り込みたい目的もあるためです。
ただし全員が必ず審査を通過するわけではなく、希望に添えない場合があることも覚えておきましょう。
高校在学中にクレカを発行する際の注意点
高校在学中にクレカを発行する注意点は、使いすぎてしまう可能性がある点です。
クレジットカードはお金を使っている感覚が薄くなりやすく、欲しいものが山ほどある高校生なら使いすぎてしまうことは十分考えられます。
使いすぎて支払いができなくなった場合、クレジットカードが使えなくなるだけでなく、車やスマホのローンが組めなくなるなど将来的にわたって悪影響を及ぼします。
予算の範囲内で使うことを家族でしっかりと話し合い、不安なら家族カードやデビットカードで代用も検討しましょう。
高校在学中でも発行できるクレカ3選
高校在学中でも発行できるおすすめのクレジットカードを3種類紹介します。
どれも年会費無料なので、クレジットカードが始めての人もおすすめです。
1. 楽天カード
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楽天カードは申込み時点で18歳に達していれば、高校在学中も発行できます。
基本のポイント還元率が1%と高く、貯まったポイントの使い道も豊富です。
日本版顧客満足度指数調査では、14年連続で1位を獲得している実績も。
国内で1番利用されているクレジットカードと言っても過言ではありません。
新規申し込みで大量にポイント獲得できる点も、うれしいメリットと言えます。
2. イオンカード
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イオンカードは卒業年の1/1~3/31なら、高校在学中も発行可能です。
イオン系列点でメリットがあり、20日・30日のお客様感謝デーならお買い物が5%オフに。
イオン系列店をよく利用する人におすすめです。
種類が多いことも特徴で、
電子マネーWAONが付帯した「イオンカード(WAON一体型)」、
映画が1,000円~で見られる「イオンカード(ミニオンズ)」
なども選べます。
3. SAISON CARD Digital
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SAISON CARD Digital(セゾンカードデジタル)は、カードの表裏にカード番号が印字されていないため、セキュリティ面で安心です。
最短5分のスピード発行に対応しており、スマホからカード番号確認や利用履歴の管理ができます。
Apple Pay・Google Payに登録すれば、カードを持ち歩かなくても街の店舗で買い物などに利用可能です。
高校生もクレジットカードを発行できる
成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、高校生も発行できるクレジットカードが増えてきています。
ですが早く持ちすぎることのデメリットもあるので、発行する際は家族で1度使い方を話し合うと良いでしょう。