夏になると冷蔵庫に麦茶を常備するという家庭が多くなります。
わが家は年中麦茶を常備していますが、夏になると作る量が2倍に増えます。
そうなると気になるのが使い終わった麦茶パックです。
昔ながらのおばあちゃんの知恵袋を参考に、出がらしを再利用してエコ&節約に役立てましょう。
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麦茶の出がらしの再利用4つ
麦茶パックには焙煎した大麦が入っており、水出しや煮出しをした後も香ばしいにおいがします。
以下では、麦茶の出がらしを無駄なく使い切る方法を4つ紹介します。
(1) 消臭剤・脱臭剤
乾燥させた出がらしは、消臭・脱臭効果が期待できます。
冷蔵庫・下駄箱・トイレなどにおいが気になる場所に置いて消臭剤や脱臭剤代わりに使いましょう。
乾燥させた出がらしを生ごみやゴミ箱にふりかけてから捨てると、気になるにおいを軽減できます。
(2) 予洗いやシンク磨き
汚れのひどいフライパンや食器の予洗いにも便利です。
スポンジと違って捨てるだけの麦茶パックなので、油やカレーでギトギトでもストレスなく汚れを落とせます。
わが家では、麦茶を作ったときにシンクに置いておき、1日の終わりに麦茶パックで周辺を磨いてゴミに捨てています。
破れやすい麦茶パックもあるので、力を入れすぎないように注意しましょう。
(3) コンロ掃除
麦茶パックの水気を切って、コンロの汚れが気になる部分をこすります。
最後に古布などで拭き取れば、油汚れやくすみを落とせます。
頑固な汚れはさすがに洗剤を使わないと落ちませんが、ピカッときれいになりました。
(4) 入浴剤代わり
使い終わった麦茶パックを入浴剤として使うこともできます。
ミネラルが豊富で香りも良く、さっぱりとした使い心地です。
湯船に1~2個だとそれほど香りがしないので、パックごと天日干ししてまとめて使うのがおすすめです。
ただし、天気が良くないと中までしっかり乾かすことができず、カビや菌が増えやすくなるため注意しましょう。
麦茶パックの出がらしは食べられる?
麦茶には、たんぱく質やカルシウム、ナトリウムなどの成分が含まれており、出がらしにも多少は成分や香りが残っています。
「粉末にしてお菓子や料理に混ぜる」「炊飯器に麦茶パックを入れてご飯を炊く」など、出がらしを食べることも可能です。
ただし、麦茶を作るときにパックを入れっぱなしにすると菌が繁殖しやすくなります。
料理に使う場合は、麦茶を作ったらすぐに取り出す必要があります。特に夏場は食中毒に注意しましょう。
麦茶パックの出がらしを乾燥させる方法 時間はどれくらい?
麦茶パックの出がらしを乾燥させる方法は、
・ 天日干し
・ 電子レンジ
の2つがあります。
天日干しは電気を使わずに乾燥できますが、時間がかかるし突然の雨で濡れてしまうこともあります。
電子レンジの場合、乾燥までにかかる時間は500Wで約1分30秒です。
晴れ時々曇り、気温30度で11:00から天日干ししてみたところ、乾燥までに約3~4時間かかりました。
早く乾かしたい場合は、電子レンジのほうが良さそうです。
ポイっと捨てる前に何かに使えないか考えてみよう
麦茶を作ったらポイッと捨ててしまいがちな麦茶パックですが、捨てる前にもうひと働きしてもらうことができます。
乾燥させて消臭剤にするのは面倒でも、食器の予洗いやシンク磨きなら取り組みやすいですね。
夏に多く出る麦茶パックは、最後まで使い切ってエコ&節約に役立てましょう。