異例の猛暑となる2024年夏。8~10月の3か月間は「酷暑乗り切り緊急支援」として、「3.5円/1kwh」の電気代補助を行いますが、月額で言うと1,400円ほど。
電気代を抑えるには、やはり節電の意識付けが必須です。
そこで今回は、知って得する「夏のエアコン代の節約テク」を紹介します。
エアコンの使い方を少し変えるだけで、電気代は減らせるかもしれません。

すぐに「温度を下げる」のは間違い

≪執筆者撮影≫
「部屋が暑い…」そんな時、すぐに温度を調整していませんか。
設定温度を下げると部屋は涼しくなりますが、節電的には間違い。
エアコンは設定温度を下げる時に電力を消費するため、安易に温度を調整しない方がいいのです。
また、設定温度が低いほど外気との温度差が生じて、電気代がかさみます。
「暑い → 温度を下げる」は、節電と逆行しているとも言えるでしょう。
夏のエアコン代の節約テク3選
エアコンの節電は、決して暑さを我慢することではありません。
エアコンの使い方を少し変えるだけで、しっかりと涼みながら消費電力を抑えられます。
節約テク1.風量を上げる

≪執筆者撮影≫
暑いと感じたら、設定温度を下げる前に「風量」を強くしてみましょう。
温度はそのままでも、風量が増すことで涼しく感じられますし、体感温度も下がります。
風量を強めるとファンの音が大きくなるため電気代がかさむイメージもあるかもしれませんが、じつは消費電力はそれほど変わりません。
むしろ、設定温度を下げるよりも電力を使わないので、電気代の節約につながります。
節約テク2.風向きは水平に

≪執筆者撮影≫
エアコンの風向きも、電気代にかかわる大切な部分。下向きにすると直接風が当たるため、涼しく感じられそうですが、じつは間違い。
風向きは水平に設定する方が冷気はゆっくりと床に溜まるため、効率よく部屋を冷やすことができるんです。
また、下向きに風を当てるとエアコンのセンサーが天井付近に溜まった暖気を感知して、必要以上に部屋を冷やしてしまいます。余計な電力消費を避けるためにも、風向きは水平がベストです。
節約テク3. 夜間のエアコンはつけっぱなしに

≪執筆者撮影≫
これだけの猛暑だと、夜寝る時もエアコンは欠かせません。
中には、電気代が気になってタイマー機能を使う方もいるでしょう。
もちろん、必要に応じてタイマーを使い電源を切るのも大切です。しかしそれは、オンオフをしないことが大前提。
エアコンを一度切った後、暑いからと朝方にまた稼働させるのであれば「つけっぱなし」にする方が節電になります。
就寝中にエアコンを我慢すると睡眠の質も落ちますし、熱中症のリスクも上がりますので、快適で安全な眠りのためにもつけっぱなし運転がおすすめです。
エアコンは賢く使って節電を
夏を安全そして快適に乗り切るには、エアコンが必要です。
使い方を工夫して消費電力を抑えながら、エアコンを賢く使いましょう。
参照:ダイキン