早いもので、2024年も残すところ4か月に迫っています。
お盆・夏休みを終え、出費がぐんと増えた方は少なくないはず。今年は厳しい猛暑によるエアコン代もかさみました。
再びやってくる出費ラッシュに備えるため、今こそ家計を立て直したいところです。
そこで今回は、1,500万円貯めた節約主婦の筆者が考える、「年末年始に向けての家計管理」について紹介します。
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年末までの収入を予測しよう
家計管理は、これから入ってくる生活費の予測から始めます。
わが家の場は共働きで家計を一緒にしているので、夫+妻(筆者)を合わせた世帯収入を予測。
残業代や歩合は除き、「最低ラインの月収+ボーナス」で考えるのがポイントです。
おおよその月収を予測できたら、この金額をもとに支出計画を立てていきます。
支出予定を立てる
「思うように貯金ができない」「なぜか出費がかさんでしまう…」じつはこれ、特別費に原因があることが多いです。
あらかじめ予測していなかった支出が積み重なると、予定外のお金が出ていきます。
その結果、“思ったよりも貯まらない“という現象に陥りやすいです。
大切なのは、支出を管理すること。年末年始までの4か月でも、今のうちから予測できる支出はたくさんあります。
・ 掃除機の買い替え
・ インフルエンザの予防接種(家族5人分)
・ シルバーウィークのレジャー
・ クリスマスのごちそう
・ クリスマスプレゼント
・ 年末年始のごちそう
・ お年玉
・ お正月の福袋やレジャー
・ 長女のハーフバースデー撮影費
・ ふるさと納税(残りの限度額を確認)
今ざっと思い浮かべただけでも、まとまったお金が必要になる“プチ出費”はこんなに…!
ご家庭によっては、「帰省費」「車検費」「保険の支払い(半年・年払い)」「家族や友人の誕生日」などの支払いも計画しておくといいかもしれません。
積み立て予定も決めておく
年末年始までの支出を書き出したら、その予算を確保するまでがセットです。
支出が出るタイミングや時期も考えて、積み立てるのかボーナスから払うのか、きちんと予定を立てておきます。
ボーナスがない方は、月々のお給料から少しずつ準備できるよう、積み立て予定を考えましょう。
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現金で積み立てる場合、予算分けには「パスポートケース(無印良品)」を使うと便利。
クリアポケットは買い足しできるので、予算に応じて仕分けするとお金の管理がしやすいです。
貯金目標を決める
最後に、年末年始までの「貯金目標」を決めます。
理想と現実は別ものですから、まずは支出を洗い出して、その後に“無理なく貯められる金額”を考える方が失敗しません。
筆者は、年末までに貯めたい金額のほかに、9~12月までの各月で貯める中間目標も決定。
月ごとに貯める金額も立てておくことで、毎月達成するごとにモチベーションがアップにつながります。
お子さんがいる方は、子ども手当の分も貯金候補に含めましょう。
「収入・支出・貯金」の準備を
次の大きな出費ラッシュは年末年始ですが、じつはそれ以外にも小さな支出は多いです。
大切なのは、予定外のお金が出ていくのを防ぐこと。積み立てや支出予定を立てていれば、出費があってもそれほど怖がる必要はありません。
年末年始に向けて「収入・支出・貯金」を予測して、心にゆとりを持ちながら家計管理に励みましょう。