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【東京都】家庭ごみ有料化へ ゴミをを減らす工夫5つ

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【東京都】家庭ごみ有料化へ ゴミをを減らす工夫5つ

東京都と東京23区が家庭ごみの有料化を検討していることは、ニュースで目にしている「家庭ごみを無料で捨てられる」のは、この先長くないかもしれません。

そこで今回は、現時点で分かっている「東京都・家庭ごみ有料化」の詳細と、筆者が考える「ゴミを減らすコツ」についてご紹介します。

東京都の「家庭ごみ有料化」でどう変わる?

東京都では現在、家庭ごみの処分について費用はかかっていません。しかし、ゴミを埋め立てている最終処分場の寿命は、残り50年ほど。

現時点では、これ以上に処分場を拡大するのが困難という背景も含めて、東京都・23区の家庭ごみ有料化が検討されています。

有料化でかかる費用を計算してみた

家庭ごみ有料化になると、処分する際のごみ袋が自治体指定になるケースがほとんどです。

スーパーやドラッグストアなどの販売店で、「有料指定ごみ袋」を購入する必要があります。

いったいどれくらいの費用がかかるのか。参考までに、すでに家庭ごみ有料化を実施している「東京都多摩市」の価格を見ていきましょう。

〈東京都多摩市の有料指定袋の料金〉

ゴミ袋のサイズ

価格(税込)

1枚あたりの価格

燃やせるごみ

大袋

(40L相当)

600円

60円

中袋

(20L相当)

300円

30円

小袋

(10L相当)

150円

15円

ミニ袋

(5L相当)

70円

7円

プラスチック

(透明)

大袋

(40L相当)

200円

20円

中袋

(20L相当)

100円

10円

参照:多摩市

筆者(5人家族)の場合、ごみ袋が有料になるとどれくらい費用がかかるのかシミュレーションしてみました。

・ 燃やせるごみ:40L週3袋×4週=12袋(720円)

・ プラスチック:40L週1袋×4週=4袋(80円)

「燃やせるごみ(720円)」+「プラスチック(80円)」=800円

月に換算すると、だいたい800円の出費増になる計算です。

ただし、今使っているのは45Lの大きなゴミ袋。指定袋は40Lと少し小さい点を考慮すると、ごみ袋の消費量はもう少し増えることが予測されます。

ゴミ捨てのコストを減らす工夫

じつは筆者、すでに家庭ごみ有料化を実施している宮城県仙台市の出身。

昔から「ごみはお金を捨てて払うもの」という習慣が当たり前だったため、関東へ引っ越してから無料でごみが捨てられることに驚きました。

せっかくなので、筆者が仙台で暮らしていた時に実践していた、「ゴミ捨てのコストを減らす工夫」を紹介します。

1:きちんと分別する

しっかりと分別しましょう

≪執筆者撮影≫

多摩市に限らず、ごみ袋の有料化を実施している自治体では、燃やせるごみよりもプラスチックごみの方が指定袋の価格が安価なケースがほとんどです。

分別するのは当然のモラルではありますが、有料化スタート後はしっかりと分別することで、ゴミを捨てるコストも下がります。

汚れがついていても洗って落ちるようなら、プラゴミで処分した方がエコで経済的です。

2:リサイクルに出す

≪画像元:イオン

イオンなど食品を取り扱っているスーパーで実施している、リサイクルを目的に回収ボックスを積極的に利用しましょう。

食品トレーや牛乳パックなどは、店頭の回収ボックスに入れると家庭ごみの削減につながります。

3:紙類はすべて資源回収へ

紙製のものは徹底的にリサイクル

≪執筆者撮影≫

お菓子の箱や紙袋など、紙製のものは徹底的にリサイクルすると、家庭ごみの量はぐんと減ります。

あくまでも筆者に体験談ですが、紙という紙製品をかたっぱしから集めて紙袋に分ける習慣をつけたら、ゴミ袋が埋まるスピードが格段に遅くなりました。

クッキーやティッシュペーパーの紙箱、包装紙もすべて資源回収の対象ですので、できる限りリサイクルに出すよう意識しましょう。

4:ごみを小さくする

ごみ袋の大きさが限られている分、容量いっぱいに詰めるのもコスト減に効果的。

ごみを小さくして捨てると、袋の中にムダな空間ができません。

5:食品ロスを減らす

食材を腐らせたり食べ残したりすれば、生ごみが増えます。それどころか、余計に食費がかさんで悪循環です。

買う量や保存方法を見直して、できるだけ食材が傷まないよう努力することが大切。

予算がある方は、生ごみ処理機を買うのもひとつです。ごみの量が減る上に、臭い対策にもなって一石二鳥。

自治体によっては、生ごみ処理機の助成金を出している場合もあります。

ゴミを減らす習慣をつけよう

東京都・23区の家庭ごみ有料化が話題になっていますが、実際にはすでに導入している自治体も少なくありません。

「ごみを無料で捨てられるのが普通」という時代ではなくなってきていると感じます。

いずれにしても、いつかはやってくる有料化。今のうちから、リサイクルや分別を意識して、「ゴミ捨てのコストを減らす習慣」を意識してみてください。

《三木 千奈》
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三木 千奈

執筆者: 三木 千奈 三木 千奈

子ども3人のママライターです。 業務スーパー歴は20年。貯金、節約、キャッシュレス、ふるさと納税などのマネー系を中心に執筆しています。 お得なものをムダを省き、「楽しくラクに暮らすこと」がモットー。 知っているとお得な情報や節約に役立つ豆知識をお届けします。 〈保有資格〉クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、整理収納アドバイザー1級 〈TV出演〉2022.5.1 Mr.サンデー/2022.11.10 テレビ静岡「ただいま!テレビ」/2024.4.8 日テレ「DayDay.」/2024.6.12 日テレ「news every.」 〈雑誌出演〉2022.8.30 女性自身/2022.9.27 週刊フラッシュ/2022.10.25 女性自身/2022.11.1 女性自身/2022.12.1 女性セブン/2023.9.28女性セブン/2023.12.26 週刊フラッシュ 〈Web出演〉2023.4.18メルカリマガジン 寄稿者にメッセージを送る

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