先週は、春節でマーケットが休場の国も多い中、話題となったのは、お休み中の中国のAI関連企業、Deep Seekが開発した安くて高性能な生成AIへの警戒感から、ハイテク株が大きく売られる展開となりました。

その後は決算の内容から相場が動く展開へとなりましたが、週を通して、どっちつかずで、強い買いも入らず、大きく売られることもなくという一週間でした。今週は関税がポイントになりそうです。
それでは、チャートを細かく見ていきましょう。

日足の移動平均線は、
5日線は、下向きで推移しています。
25日線は、横向きから上向きに変化して週末入りしています。
75日線は、ゆるやかな上向きで推移しています。
並び順は、5日25日75日で上昇トレンドとなっていますが、5日線が下向きで25日線に迫ってきているので、並び順の入れ替えに警戒です。
機関投資家や海外の投資家が意識している200日線は、下向きから横ばいで推移し、3万8641円処を推移しています。
トレンドラインは、1月27日28日の窓を埋めて週末入りしています。
金曜日のローソク足が迷いの十字線なので、今週の動向が気になるところですが、下値は順調に切り上がっています。BOX下限まで下りずに、すぐに上限へ向かっている為、BOXをいよいよ上抜けるのか、それとも失速するのかに注目です。
一目均衡表は、株価は雲の上を推移し、転換線と基準線がクロスし、位置が好転。
そして、遅行線も上へ抜け、日々線の上を推移しています。上昇の強気シグナルとなりますが、4営業日後に遅行線が大きな日々線にぶつかる為、この日々線の上に行くか下に行くかで運命の分かれ道となりそうです。
ボリンジャーバンドは、若干の収縮は見られますが、まだバンドは横ばいを示しています。株価はTPラインから+1σへゆっくり推移しています。
スローストキャストは買われすぎゾーンから売られすぎゾーンへ向かう途中で、再度買われすぎゾーンへと向きを変えて週末入りとなっています。ここから上への強さを見せると、BOX上放れとなりますので、スローストキャストを確認していきましょう。
MACDは、0ラインを超えて、上昇トレンド入りとなっています。0ライン付近では横ばいの動きをしますが、いよいよ上下どちらかに向かう公算です。
ヒストグラムは力強い上昇は示していませんが、好転したまま推移しています。
次回、満月は2月12日、新月は2月28日です。
総合的には、パラボリックは引き続き上昇を示しています。しかし、ADXが下向きとなり、現在はトレンドがない状態となっています。昨年の9月からはじまったBOXは、なかなかどちらにも抜けられずに、2月で約6か月間となります。そろそろ動きが出る日柄ですので、上下の判断が難しい位置ですが、しっかり待ち構えた建玉の操作をしていきましょう。