「金融リテラシー」は「お金に関する知識や情報を正しく有効活用できる能力」を意味し、身につけると何かと便利です。
そこで今回は小中学生が知っておきたい金融知識について無料で学べるものを紹介していきます。

うんこお金ドリル小学生編
金融庁から株式会社文響社の協力のもと、「うんこドリル」と連携し、小学生向けコンテンツ「うんこお金ドリル」(うんこドリル×金融庁)が公開されています。うんこお金ドリルでは、生活編と経済編を学ぶことができます。
うんこお金ドリル生活編
生活編は全部で11Pで構成されており、身近な生活をテーマに、
買い物をするにはお金がいる
お金は計画的につかう
お金の貸し借りは良くない
お金を増やす方法がある
など学ぶことができます。


うんこお金ドリル経済編
こちらも生活編と同様で11Pで構成されており、お金が社会の中でどう回っているのかがテーマとなっています。経済編では、
お金にはいろんな種類がある
お客さんがほしくなる方法を考える
お金を手に入れる方法はいろいろある
「絶対もうかる!」はなしには気を付ける
などを学ぶことができます。


J-FLECの「おこづかいから学ぶお金の話」
J-FLEC(金融経済教育推進機構)は、幅広く全国的に金融教育を広げることを目指し、2024年に設立された認可法人で、金融広報中央委員会(事務局:日本銀行)、全国銀行協会、日本証券業協会が発起人となっています。こちらでは小学生低学年向け、中学年向け、高学年向け、中学生向けなど様々なコンテンツが用意されており、低学年は3項目、中・高学年は5項目を教えます。

例えば小学校高学年向けでは、お金の使い方、お金の流れ、お金を貯める、お金のトラブルを学ぶことができます。


中学生では、図の通り中学生は7項目で構成されており、「金融リテラシーについて」「ライフプランニング」「資産形成の基本」「保険の仕組み」「金融トラブル」などについて学ぶことができます。



まとめ
紹介してきたもの以外にも
株式会社をつくろう!ミスターXからの挑戦状」(起業シミュレーションを行う体験型ゲーム)
はじめてのお金の時間(お金を「使う」「貯める」「借りる」視点でのグループワーク)
お金はどこからやってくる?(収入、経済の三主体、経済活動への参加等)
お金はかしこく使おう(家計管理、必要なものと欲しいもの等)
キャッシュレスってなに?(電子マネー等)
どうしてお金を貯めるの?(貯蓄の目的、方法等)
どうしてお金を預けるの?(銀行預金の特徴、口座の開設方法等)
『クレジット』について(三者間契約とニ者間契約、支払方法の特徴、注意点等)
『ローン』について(ローンの仕組み、役割、注意点、信用等)など
など様々なコンテンツがあるので一度チェックしてみてください。
小学生5項目、中学生7項目を学びますが、高校生はより詳しくなり、大学生ではNISAの項目が増え、一般(新社会人、中堅)では、私的年金の項目が増えます。ベテランは豊かな老後を中心にカリキュラムが組まれています。次回、高校生からの金融教育について解説します。