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債券バブルと債券ファンド

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香港に来てからというものの、毎日が新鮮な驚きでいっぱいです。

そして湿度が高く、うなだれる様な暑さの毎日です。

最近一番驚いたのは、天気予報に空気汚染度のパーセントも

予想?されていることです。それだけ空気汚染が酷いんでしょうね・・・

最近債券バブルに歩調を合わせるかのように、

債券ファンドの需要が増えてきたように思います。

というのも、保険会社やまた資産運用会社の取り扱いファンドの中で

債券ファンドの数が徐々に増えてきているからです。

もちろんこの同時不況による債券高も関係していると思うのですが、

それ以上に債券ファンドはコスト面で他に比べて安いからだそうです。

手数料が安ければ効率も上がるわけで・・・

その債券、今日本+欧米で政策金利はゼロ金利水準になっていますが

長期金利の指標となる10年物国債の利回りがどんどん低下しており、

軒並み歴史的水準まで債券が買われており、世界的に債券バブルとなってます。

国債利回り
http://bit.ly/McpiqK

世界的な不況で市場は不透明な状態が続き、リスク回避のためという意味合いも

もちろんありますが、この行動が逆にリスクを増幅させています。

ご存知の通りバブルはいつか崩壊します。

例えば最近日本では消費税増税が決まりましたが、消費税だけではとても

財政再建はできません。日本の借金が膨大に膨れ上がり行き着くところまで

行った場合、日本のクレジットリスクは高まり「債券急落」となるのでは

ないでしょうか。

増税や緊縮財政も必要ですが、それ以上に新しい市場を構築するなど

収入源を作らない限り、日本を始め欧米がデフォルトを迎える日も

遠くはないと思います。

《大竹 誠》
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大竹 誠

大竹 誠

香港IFA 私は香港が英国から中国へ返還15周年をした7/1より香港でファイナンシャルアドバイザーという仕事をしております。以前は日本で行っていたのですが、物足りず、とうとう香港まで飛び出してしまいました。ファイナンシャルアドバイザーとはようするにお客様への投資に関するアドバイスをさせていただいております。 寄稿者にメッセージを送る

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