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香港ドル口座が便利な理由

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  今日は少しテクニカルな話になりますが、私がいつも、米ドル建ての積立投資プラン、元本保証型個人年金プランや貯蓄型生命保険プランを契約する予定のお客様に、元々の資金が日本円の場合は、香港ドル口座を引き落とし口座にした方が良いとお薦めしている理由について、お話させて頂きます。

  米ドル建てのプランであれば、最初から米ドル口座を引き落とし口座にした方が良いと考えられるかもしれませんが、香港の銀行で日本円を米ドルに両替する場合、いったん香港ドルに両替された上で、米ドルに両替されることになります。従いまして、日本円を香港ドルに両替して、香港ドル口座から米ドル建ての保険料を支払っても、両替手数料は全く同じになります。

  将来支払う予定の保険料を香港ドル口座に滞留させておいた方が良い理由としては、香港ドル口座にある預金は、いつでも世界中の現地通貨で引き出すことができるので、資金流動性の観点から有利と言えるからです。預金を米ドル口座に滞留させてしまうと、海外の現地通貨で引き出すことができなくなってしまいます。

  毎月積立型の積立投資プランであれば、1年分以上の積立金を預金しておくケースが多いと思いますが、すぐに使う予定のない積立金は、海外旅行をしたときなどに、現地通貨で引き出すことが可能となります。元本保証型個人年金プランや貯蓄型生命保険プランであれば、2年目以降の保険料は、香港ドル口座からのみ自動引き落としにすることができます。

  日本にはない仕組みなので少し分かりにくいかもしれませんが、香港の銀行口座を活用した運用プランで、元々の資金が日本円の場合は、香港ドル口座に預金を滞留させておいた方が便利だということを覚えておいて頂くと良いと思います。元々の資金が米ドルもしくは人民元の場合は、その限りではありませんので、個別にご相談ください。

《木津 英隆》
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木津 英隆

木津 英隆

謙信アセットコンサルティング(香港)代表取締役CEO 1974年3月9日生まれ、長崎県出身、1996年青山学院大学法学部卒。ロイター通信(香港)、米系格付け会社S&Pを経て、2009年より現職。所属IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)のGRANDTAG社はアジア各国に600名の資産運用コンサルタント、25,000名の顧客を擁する香港系大手IFAの一角。お客様のライフプランに沿って、元本確保を最優先とし、オフショア投資商品、個人年金プラン、貯蓄型生命保険、相続対策商品などをご提案。また、香港の優れた金融サービス、投資優遇税制、年代別資産運用方法などについて、初心者にも分かりやすい小口投資家向け「海外で作る自分年金セミナー」を各地で開催。皆様に信頼して頂ける資産運用コンサルタントとなることを目指して積極活動中です! 寄稿者にメッセージを送る

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