「需要の先食い政策」・・・エコカー補助金が予算の関係で、今月中に終了の見込みです。

 政府が税金を使って需要をムリヤリ創出することは、消費者にとってはお得感があって良いのですが、業者にとっては、劇薬であります。

 気持ちが高揚する薬を飲まされて走らされているようなもの。
 薬が切れたら、パタ。

「走らなきゃいい」とはいうものの、みんなが走っているときに、1人だけ走らないと業績が確保できない。そして、終わったあとは反動で消耗しきってしまう。

 家電版エコポイントがそうでした。結局のところ体力のある会社が生き残り、業者の寡占化が進んでいます。

 ただ、寡占化というのは、消費者にとっても会社にとっても最も望ましい形。
 1社独占だと、現在の電力業界のようなことになってしまいます。
 マーケットに多数のプレーヤーがいると、現在の電機業界のようになってしまいます。

 ごく少数の業者が市場で切磋琢磨して、顧客も自分で選択できる程度の数のプレーヤーがいる状態。それが寡占化。現在の携帯電話・スマホ業界のような具合いですね。

 国内の競争で消耗せずにすみ、グローバル競争にも打って出られる。

 さて「エコカー補助金」。

 環境要件に合う新車を買って、1年間使用する人に補助金が交付される仕組みで、新車は2013年1月31日までに新車登録される必要がありました。

 補助金の申請受付期間は、2013年2月2日まで、でした。

 しかし、申請総額が予算額を超過する場合、申請の受付が終了してしまいます。

 一般社団法人 次世代自動車振興センターによると、8月末の補助金交付状況は、申請金額が約2,505億円。補助金残高は約242億円。

 この調子でいけば、今月中に終了する見込みだと予測されています。

 補助金の額は、自家用車で10万円、軽自動車で7万円。