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金融の仕組み(保険・ローン・貯蓄・運用)は3つの要素「目的・時間・お金」

ライフ お金の法則

  私は子供のころ、ふざけて「Tシャツ」をはいたことがあります。胴体部分は、胴体に・・・腕の部分に足が入り・・・あれ?大切なところに「穴」が開いています。

  金融商品選びでも、同じ事をやってしまっている人が数多く散見されます。どんなにいい保険でも、いい運用商品でも、いいローンでも・・・

  その役割が目的にあっていないと、Tシャツをはくようなものです。どんなにデザインがよくて、最高のブランド商品でも、やはり、Tシャツは着るもの・・・ズボンは履くもの・・・帽子はかぶるもの・・・

  つまり、保険・ローン・貯蓄・運用・・・それぞれには役割分担【マネーバランスプランニング】があるのです。

  そもそも、金融の仕組みには、目的(使い道)と時間とお金という3つの要素が含まれています。その証拠に、保険・ローン・貯金・運用のいずれも、「元金×時間×利回り(商品)」で計算されています。

  そこで、まずローンを例にとると、ローンは目的(使い道)と時間を手に入れることが出来ますが、金利負担というお金を犠牲にする性格があります。

  次に、貯金や運用は、目的(使い道)とお金を得ることが出来ますが、時間を犠牲にすることになります。

  最後に保険は時間(すぐに準備できる)とお金を手に入れることが出来ますが、目的(使い道)が限られています。(入院の保険は自宅療養ではもらえません)

  このように、金融の仕組み(保険・ローン・貯蓄・運用)は3つの要素「目的・時間・お金」のうち、一つを犠牲にして残る二つを手に入れる仕組みなのです。

  ただし、どんなに役割分担が出来ていても、その人のサイズに合っていないと洋服も、金融商品も滑稽になってしまいます。

  お金の世界のサイズとはやはり「時間と金額」になりますが、利回りという商品ばかりに目がいって自分のサイズを計ること【ライフプラン】(ライフイベント+時間とお金の管理)を怠ると家計にムダやムラやムリが生じます。

  更に、いつまでも子供服を着るわけにはいきません。人は成長し続けるもの・・・毎年の予算に対して、様々な変化に対応し続ける必要があるのです。だから家計決算【マネーマネジメント】

  最後に、やはりより良い商品を選ぶ(好みもあります)金融商品選択【ファイナンシャルプランニング】も必要です。単に保険を見直す・・・単に教育資金のことだけ考える・・・単に住宅のことだけ考える・・・

  単に老後のことだけ準備する・・・「単に」では家計にゆとりが出来にくいこの時代も、「我が家の家計」という総合的な視野があれば「ムダ・ムリ・ムラ」をなくし、ゆとりが生まれてくるのです♪

《伊藤 剛知》
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伊藤 剛知

伊藤 剛知

株式会社人財コンサルティング 代表取締役 平成10年より、独立系FPとして開業。約10年間で800組を超える 法人・個人のマネー相談会員組織「マネーバランス倶楽部」を創り上げた。全国展開中のマネーバランススクールや、マネーバランス分析ソフトの創始者でもある。 また、「FP事務所専門の経営コンサルタント」でもあり、FPとして独立・開業する人を応援します。 寄稿者にメッセージを送る

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