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初心者さんのかんたん家計簿

コラム コラム

そもそもお金ってなあに??

毎日何気なく使っているお金
お金ほし~~
お金持ちになりたい!

そんなことをよく聞きますが、どうしてお金が欲しいのでしょうか?

お金を部屋の中においておいて、使わずに眺めていても仕方がありませんよね。

私達はお金と交換できるサービスや商品が欲しいわけですからお金の使い方や貯金の理由は人それぞれです。
お金に対する価値の見出し方も人それぞれ。

わが家(私)は何のためにいくら貯金したいのか?
どんなことにお金を使いたいのか?

そんなことも考えてみると、家計簿の価値が増すかもしれません。

家計簿いる?いらない?

究極の選択ではありませんが、家計簿は必要でしょうかそれとも不必要でしょうか?

貯金できない
毎月赤字

そんな人はちらっと頭をよぎりませんか?
家計簿つけようかなって。

家計管理に家計簿は必要か必要でないのか
簡単な話、家計の管理が十分にできていれば家計簿は必要ないのです。

家計の管理ができているというのは、今月も何とかお金が足りた!という状態のことではありません
家計の管理のできない人や、家計管理の初心者さんには家計簿は重要なアイテムになります。

家計簿をつけていたけど効果がなかった。と、言う人もいるでしょう。
家計簿はタダ付けるだけじゃダメなんです。
目的を持って効果的につけることが大切。

家計管理の為に家計簿をつける・・・
難しいことをするわけではありません。
家計管理をするためにポイントを押さえてつけることなんです。

大変なことは長続きしません。
簡単にたのしく家計簿をつけましょう。
この先はそのためのエッセンスをまとめてありますので、ぜひご活用下さいね。

どんな家計簿がいいの?

どの家計簿が使いやすいのか
どの家計簿を使えば、長続きするのか
家計簿選びは大変

たくさんの市販された家計簿の中から選ぶのは一苦労ですね。
そこで、どんな家計簿がいいのか
どんな家計簿を選べばいいのか
目安をお伝えしようと思います

初心者さんが買わないほうがいいものNO.1は高価な家計簿です。
市販の家計簿はお値段も様々。
立派なものを使ってみたくなる気持ちもわかりますが、ここで散財してはなりません。

家計簿を購入するのでしたら安価なもので十分です。
もちろん、家計簿を購入しなくてもよいわけです。
市販の大学ノートや携帯サイト、エクセル、家計管理サイトなどいろいろありますから、自分に合ったものを選んでみてください。

家計簿を続けていくうちに自分なりの好みや使いやすさが出てきますから、その時々に合わせて使用するものを変えてみても良いかと思います。

当事務所では、家計やりくりレッスンに当事務所作の家計簿を使用しています。
こんなに簡単でいいの?
と、みなさん驚かれるほどシンプル。
 
見てみたい
欲しい
というご希望の方は、無料でお分けしますので、お気軽にお問い合わせください。

費目をシンプルに考えよう

真面目な人ほどはまるのがこれ!
費目
 
費目=使ったお金をグループごとに分けるためのグループの名前
例えば
おかし、お肉、野菜 などに使ったお金の費目は 食費といった具合

家計簿をつけるために便利な費目。しかし、意外と苦しむ人が多いのも事実。
真面目な人ほど苦しみます。
正確に費目をきちんと分けないと前に進めなくなってしまうんですよね。

でも、ちょっと待ってください。
そもそも家計簿は何のためにつけるのでしたっけ?
立派な家計簿を作成するためではありませんよね。

管理したい、知りたいことがわかればいいわけですから、費目にこだわる必要はありません。
市販の家計簿だと費目があらかじめ印刷されている場合もあって、どこに入るのか迷ってしまう
場合もあるでしょうが、一般的な費目に我が家の支出を合わせなくても大丈夫。
使いやすいように費目は変えてください。

さて、我が家の費目。各家庭でのお金の使い方はそれぞれでしょうが、初心者さんはまず、3つ
変動費の費目は
食費・日用品費・その他
大きく分けたこの3つ費目で良いかと思います。

当事務所の家計簿もそうなっています。
独身の女性であれば、美容・衣服項目があってもよいでしょうし、お酒の好きな方はお酒を別に
独立費目としてもよいでしょう。

あまり金額が大きくなく、支出が頻繁でないものは、家計管理に慣れるまではざっくりと雑費に
まとめてしまってもそう差支えないです。

レシートはとっても大切!必ずもらいましょう

お買い物をした時レジでもらうレシート
その場でポイっと捨てていませんか?
家計管理にはとっても大切ですから、ひとまず、家に持って帰りましょう。

レシートは情報の宝庫です。
上手に活用しましょう

レシートの活用法はいろいろありますが、初心者さんは費目と金額だけ書けばOK!
慣れてきたらもっと活用できますが、まずはレシートに慣れましょう。

スーパーで食料品を買い物したら、食費¥1,500と書きます。
ドラッグストアでシャンプー等を購入したら、日用品¥1,000と書きます。

これだけなら、大変じゃないですよね。
なにを買ったのか細かく書かなくてOKです。

家計簿に記入したらレシートは捨ててしまっても構いません。
余裕があれば、家計簿や冷蔵庫前に貼って在庫管理等に使ってください。結構便利です。

さて、初心者さんがレシートを活用して行う事は何かというと、お財布からお金が出た理由を
知るためです。
 
何となくお金がない。
なぜかお金がない
何に使ったのか思い出せない
 
こんな状態をなくすことが家計管理の第一歩
そのために家計簿やレシートは大活躍します。

持って帰る → 家計簿に記入する  
を習慣づけてみてくださいね。

家計簿をつけてみよう

家計簿を選んだらさっそくトライ
いきなり1年続ける!という目標はつらいから、1週間から始めてみましょう。

家族やお友達に宣言しておくと、やめづらくていいかもしれませんよ。

初心者さんが家計簿をつけ始めるときの注意があります。

かならず、鉛筆(シャーペン)等の消せるものを使うこと
書き損じがどうしても気になる。この書き損じた部分が許せない。もう、この家計簿使いたくない。
やる気が一気にダウン・・・・・・ 
こんな人、意外と多いのです。
 
毎日書こうと思い詰めないこと
とっても忙しい日もあります。具合の悪い日もあります。
必ず毎日書かないとダメ!って、思い詰めると挫折は早く来ます。
何かしらの事情で書けなかった日は、次の日にやればいいのです。
家計簿をつける目的は、完璧な家計簿の作成ではありませんでしたよね。

ためすぎないこと

お金の事ではありません。
家計簿を書くという作業をためすぎない。これ、大切です。
毎日書こうと無理しなくてもよいのですが、貯めすぎると・・・・
たっぷりたまったものってなんであれあとで後で行う事は面倒です。
とっても気持ちが重くなってしまいます。
1週間以上ためておかないようにしたいところです

使途不明金をなくそう

何となくお金が無くなっているんだけど,なにに使ったのかわからない・・
これが使途不明金

お財布開けて、あれっ??
なんでお金ないんだっけ??
考えても思い当たらない。こんなこと、ありませんか?

使途不明金の多い家計は、目の粗いザルのようなもの。
気が付かないうちにどんどんお金が無くなっていってしまいます。

いざ、使いたい時に使いたいことに使えない
このような状態はストレスは生みますし、生活上楽しくないのです。
垂れ流し支出をやめて、満足するお金の使い方を探してみましょう。
お金が貯まる人はお金の使い方も上手です。

では、どうしたらこの使途不明金をなくせるのか?
難しいことはありません。
レジでもらったレシートは必ず家に持ち帰ってください。
コンビニのレジ等で、レシートいらない!なんて店員さんにアピールするのもダメです。
少額の支出ほど後で思い出せませんから。

レシートを持ち帰ったら家計簿に費目ごとの金額を書いておきましょう。
こうすることで、使途不明金はぐんと減っていきます。

家計簿初心者さんですから、計算と手持ちの金額が多少合わなくても追求しすぎるのはやめておきましょう。
ぴったり合わなくて当たり前
そのくらいの気持ちで使途不明金とは付き合ってくださいね。

光熱費を意識する

光熱費は電気・ガス・水道代
生活に欠かせない費用です
ライフラインともよばれる大切なものですが、使った意識のあまりない支出です。

節電のための工夫をいろいろされていることと思います。
しかし、頑張った割には劇的に減らないのが光熱費。
実感されているのではないでしょうか。
家族全員の協力もままならず、光熱費節約に一人イライラ・・・なんてことも
 
光熱費の節約方法もたくさんありますが、家計管理初心者さんは、まず光熱費を意識することから始めましょう。
 
いきなりたくさんのことはできません。
しかも、光熱費に気合を入れても大きな成果は上がりません。

今は、

水道をひねればきれいな水が出てくる
電気をつければ明かりがつく
ガスも切れることなく使える

環境論とか精神論を語る気はありませんが、使っている感覚なくして使っている便利なものの存在をちょこっと意識してみましょう。
それだけでもずいぶんと使い方が変わってくるものです。

wantとneed

ウインドウショッピングも楽しいですが、気が付けば衝動買いなんてことよくありますね。
買う前はとっても役に立ちそうだったのだけど、買ってみたら使い道がなかった。
こんな経験をしていない人は少ないことでしょう
そこでちょっと考えてみたいのがWANTとNEEDです

NEED=必要なもの
WANT=欲しいもの

これがイコールなら問題はありませんね。値段と予算のご相談になります。
しかし、イコールでなかった場合はどうでしょうか。
NEED=必要なものは買わなければなりません。必要なのですから。

問題はWANT=欲しいものですね。
お小遣いの枠だったり、予算の枠内であればもちろん問題なしですね。
問題なのは、家計管理が上手くいっていないのに、WANTものに費やす金額が多い場合。
 
買う時は素敵なものに見えたけど、買ってしまうと結局使い道がない
ちょっと使って捨てちゃった
 
そのような金額を減らすと、自然と家計改善につながっていきます。
今月はWANTものいくら買ったのか。その中で無駄だったものは何か。それはいくらか。
 
使途不明金とともに把握していきたい金額です

いま買おうと思っているその商品は
WANTですか?
NEEDですか?

わが家は赤字?黒字?

一見黒字だと思っていても違う切り口から見ると赤字状態であることも・・・

隠れ赤字は危険信号。
早く発見し黒字家計を目指して、家計管理を行っていきましょう。

黒字=収入より支出が少ないこと
赤字=収入より支出が多いこと  ←お金が足りない状態

今月の収支を集計するとなんとか黒字。わが家の家計は大丈夫。
本当に?
隠れ赤字になってない?

毎月はなんとかとんとんでも、年間で収支をみるとマイナスの場合があります。
毎月の家計から支出するわけではないけど、年間で発生する費用が原因だったりします。
固定資産税、火災保険料、生命保険料(年払)、自動車関係費用、帰省費用 カード使用分の支払など
ボーナスから支出することにしていても、家計管理が不足していると、ボーナス分を超過して貯金の取り崩しが行われていることがあります。

我が家が赤字か?黒字か?
月単位で見ないで、年間で判断してみましょう。

家計の損益計算書・貸借対照表をつくるという考え方も最近はありますが、家計管理の初心者さんは、まず1年間の収入と1年間の支出を把握してみてください。
もしくは、1年間で貯金がどのくらい増えているのかを確認してください。

これが確認できたら、ぜひライフプランを立ててみてください。
将来の長期間で見た家計の赤字もしくは黒字をざっくりと把握することができます

ライフプランを考える

旅行に行くときは、行き先、金額など計画を立てるのに、人生においては計画をたてることがあまりないようです。
しかし、老後の生活に自助努力が求められている今では、早いうちからの人生計画・マネー計画が大切になってきます。

ライフプランを立てることによって、将来に必要な資金の額が明確になってきます。
 
ライフプランというと難しく感じるかもしれませんが、将来の予定のことです。
例えば、
2年後に海外旅行に行く
3年後に車買いかえる
5年後にマイホームを買う
現時点で考えられるプランを洗い出していきます。
お子様がいれば、入学費用等の見積もりも必要ですね。
住宅ローンの繰上返済予定はいつですか?
 
これからの人生の中で、いつ、いくらくらいのお金が必要になりますか?
用意できそうですか?
 
実現不可能である資金計画であるなら、計画の見直しも必要になってきますね。
ライフプランを立てることにより、今の家計管理をどのように行っていけばいいのかが明確になってきます。
 
必要な資金を必要な時期までに貯金していくにはどのような家計管理を行っていけばよいでしょうか。
漠然と貯金するよりも、貯金しやすいですね。

家計管理は我が家流が大切 

TVや雑誌でよく特集されるほど関心度の高い家計管理
年収○○円でも100万円貯まる!
1年で○○円貯める方法!
こんな特集記事に心奪われて雑誌を手にしつつも、結局わが家は貯まらない
家計管理初心者さんのお悩みどころですね。
その原因はなんでしょうか

そもそも、記事になるほどの貯金上手さんは家計管理の上級者
初心者さんがまねしようと思ってもなかなかできるものじゃありませんし、その人はその方法が最もあったから、その方法で貯金ができたわけです。

その方法ならだれでも貯金ができるようになるわけではありません。
貯金の上手な人の記事を見てみてもわかるように、やり方・工夫の仕方は人それぞれです。
自分に合った方法を見つけてさらに工夫をして家計管理を楽しんでいるようです。

自分に合った方法、わが家に合った方法。
これがポイントです。
 
貯金上級者さんの方法に家計管理初心者さんがいきなりわが家の家計をまねてやりくりしようとしてもうまくいかないのは当然。
その方法はあなたにあった方法ですか?
どんなにすごい方法でも、自分の性格やわが家のスタイルに合わなければ、ストレスがたまるだけで、お金は貯まりにくいものです。
 
貯金上級者さん達の家計管理の方法を参考にしながら、家計管理初心者さんも自分にあった、わが家にあった方法をまず探していきましょう。
すぐには見つかりませんが、家計管理を行っていくうえで、次第に自分なりの方法がわかってきます。
慣れてくれば、様々な工夫をするようにもなります。

自分の性格・わが家のライフスタイルなどにあったわが家流の家計管理の方法が一番です。

家計のリスクを追い出すと安心  

リスク=ここでは家計に与えるマイナス要素ととらえてください。
 
家計管理においてのリスクとはなんでしょうか?
リスクに備えることができれば家計管理はぐっと楽になります。

家計管理上のリスク
・病気・怪我・死亡
・離職
・住宅ローンの変動金利の金利上昇
・自然災害   など収入と支出に大きな影響のあるもの

わが家にはどのようなリスクがあるのでしょうか。
車を運転する人であれば、事故等
たばこやお酒が好きなら健康問題

万が一なにか起こったときに家計に与える影響が大きいもの。これは、なるべく減らしておくと家計管理が行いやすくなります。
 
暴飲暴食の人は食事に気を付けて適度な運動を行う
家計に大きな影響を与えるようなものは保険等で備えておく

家計にとってリスクとなりえるようなものは極力取り入れないことも大切です。
余裕のない家計での住宅ローンの変動金利の選択もそうです。
 
自分でリスク回避ができるものは行っていくとともに、自分でコントロールできないようなリスクは極力取り入れない。備えられるものは備えておく。

まずは、わが家のリスクを洗い出して、それをどのように対応していくのか考えてみるといいと
思います。

家計簿1カ月続いたら 

家計簿1か月続きましたか?
続けるコツの一つは、自分ひとりで行わないこと。
子供の時の宿題と同じです。
先生に提出する宿題はやるけど、そうでないものは積極的にやらないですよね。
身近な人に続いていることを確認してもらうと、続きやすいですよ。

1か月家計簿が続いた人。
まずは、自分をたくさんほめてあげましょう!
1か月家計簿をつけ続けることは大変ですから。

家計管理の第一歩
家計簿をつけてみていかがでしたか?

いままで意識していなかった支出があったり
買い物の時に値段を気にしたり
レシートもらうようになったり
ちょっとした変化が起こっているかと思います。

その変化は大切にしてくださいね。とっても大切なことですから。

1か月家計簿が続かなかった人もいることでしょう。
あ~、やっぱりダメ!なんて、放り投げないでくださいね。
今月はどのくらい続きましたか?
来月は今月より長く家計簿をつけることを目標としましょう。

習慣付けば、続くようになります。
あきらめて放り出してしまうことは避けたいところです。

家計簿は情報の宝庫 

家計管理初心者さんが家計簿をつける目的は、お金の流れを把握することです。
どのようなことにいくら使っている家計なのか
そこを把握しないと、どう支出を配分したり、削減したりしていいのか見当もつきません。
その情報がぎっしり詰まっているのが家計簿です。

家計簿を費目ごとに集計してください
赤字とか、黒字とかはちょっと置いておいて、我が家のお金の使い方を見ていきましょう
お金の使い方は生活スタイルや嗜好を反映しますから,それぞれの費目にかける金額は各家庭様々です

ほとんどの家計は、毎月決まって出ていくお金があります。
家賃(住宅ローン)、水道光熱費、おこずかい、新聞代、通信費、などです。
その他に毎月手元でやりくりするお金
食費、日用品費、雑費 などがあります。

わが家のお金の使い方はいかがでしょうか。
外食費が多かったり、レジャーが多かったり、特に気になるところはなかったり。
家計簿の集計結果を見ていると, へ~~~って、思いませんか?
 
毎日何かにお金を使ってはいるのですが、特に気にして使う事は少ないですから,なににいくら使っているのか自分で確認してみると新鮮な発見があります。
ほとんどの人は月末になって、今月お金が足りないとか、足りそうとか、そこのところは大変気にするところですけどね。

わが家の支出の傾向を把握できましたか。
1か月分の家計簿でも十分把握できますが、数か月分あればなおつかみやすいですね。

平均に踊らされない 

子どもの教育費 一人当たり平均 ○○円
30代年収 平均  ○○円
4人家族の食費平均 ○○円

食費5万円は多いですか?少ないですか?
こんな質問をよく受けます。
多いです!と、言われると、あ~やっぱりそうか~って納得。
少ないです!と、言われると、えっ?平均より上だけど・・・ってちょっと不安気。

この気持ちの違いは平均額というものが頭に住み着いているためです。
なにに関してもそうですが、平均近辺であると安心
そんな気持ちありますよね

それが、いいとか悪いとかはおいておいて、家計管理をするうえでは、平均をあまり意識しないほうが上手くいくのではないかと思っています。

そもそも、平均というのは・・・(長くなるの割愛します)

お金の使い方は人それぞれです。
どの費目にいくらかけようが、それが平均からかけ離れていようが,わが家のライフプランを達成できるだけの家計管理をしているのなら問題はありません。

家計管理の目的は、生活に使うお金をすべて平均値にするのではなく、わが家のライフプランを実現するためです。必要な貯蓄を確保したうえで、我が家流の支出のバランスを考えてみて ください。

固定費にメスを入れる 

効果てきめんなんですが、なかなかやらないのが固定費の見直し
節約でストレスがたまりがちな人は思い切って固定費の見直しを考えてみましょう

固定費の見直しをする前に、まずやることは、わが家の固定費を洗い出すことです。
どんな固定費があるのか分からないと、見直すことはできません。

では、固定費とはなんでしょうか?
固定費とは、毎月決まって一定額の出ていくお金をいいます。
例えば、家賃(住宅ローンの支払)、新聞代、何かしらの月会費、塾代、保険料などです。
水道光熱費などは変動固定費と呼ばれ、毎月決まって支払うものなのですが、金額が月々で、変わります(変動します)
通信費などもそうですね。

節約というと、この変動固定費や変動費(食費や、日用品など)のやりくりを行います。
固定費は決まった金額のお支払なので、やりくりのはんちゅうではないからです。
だから、なかなか見直しを行いません。

しかし、そのやりくりって、収入から固定費支出を引いた分で行うのですよね。
だとしたら、収入から固定費支出を差し引いた分が多ければ多いほどやりくりは楽になるといえます。

固定費の増加は家計のやりくりを大変にします。
反対に、固定費の減少は家計管理がとても楽になることが多いです。

やりくりしてもなかなか赤字家計を抜け切れない場合は、固定費の見直しをぜひ行ってみてください。

目標貯金額を決める 

貯金のための貯金をしていませんか?
もちろんそれが楽しみである人はそれで構いません。
しかし、貯金が趣味でない人は、やりくりして貯金すること自体がストレスだったりします。
無理して不必要に多い貯金をする必要はありません。
いくらのお金をいつまでに貯める必要があるのか考えてみましょう。

いつまでに・なんのために・いくら必要か
 
これが大切なところです。
ライフプランを考えるとわかりやすいでしょう。

例えば、
子供が小学校に入学  3年後までに入学のもろもろの費用10万円
子供が中学校に入学  9年後までに入学のもろもろの費用10万円
長期でいえば
子供が大学に入学   15年後までに300万円必要

こんなふうに時系列で書き出していくと、わかりやすいです。
わが家の将来の支出予定を考えて書きだしてみてください。

必要な金額が把握できたら、あとは毎月いくらづつ貯金していけばいいのか計算してみます。
達成可能な金額だったでしょうか?
もし、あまりにも無理な金額だった場合は将来の計画を変更する必要が生じるかもしれません。
もしくは、なにかしら対応方法を検討しなければならないでしょう。

早い段階でそういったことを把握できれば、対応する方法も考えていくことも可能です。
ライフプランを考えることは
将来の漠然とした金銭の不安を明確にしておく等メリットがたくさんあります。

お金を使う時は気持ちよく使う 

貯金を意識して家計管理を始めると陥る罠があります。
それは、お金を使うことに罪悪感を持ってしまう事です
せっかくコツコツ貯金しているのに、こんなことにお金を使ってよいのだろうか。
あ~使っちゃった。
もったいない
そんな思いにとらわれることは決して良いことではありません。

貯金を始めた人がお金を使う事に対しての罪悪感の罠に落ちないようにするためにはどうしたらよいでしょうか。
 
ライフプランを考えることによって将来必要な金額は貯金していける目安が立ったら、家族のために気持ちよく使えばいいのです。

必要なお金の確保はできるわけですから、それ以上の金額を無理して貯金しても、今の生活に楽しさがありません。
そんなことをしても家族の笑顔は導き出されません。

お金によって何かを得たいわけですから、我慢ばかりしてお金だけたくさん残しても仕方がないわけです。

将来必要な資金の調達めどがついたら、あとは楽しく使えばいいのです。
収入-貯金 
この残りの部分なんですから、支出していいのです。

外食も楽しいでしょうし、映画やドライブも楽しいでしょう。

何のためにいくら貯金するのかを明確にしておけば、お金を使うことに罪悪感を覚えることにはなりにくいですから、しっかりとしたライフプランの作成が重要になってくることと思います。

定期的にチェックする 

家計簿続いてますか?
ライフプランは作成してみましたか?
せっかく時間をかけて作ったものですから、家計簿もライフプランもそのままではもったいないですね。
上手に活用すれば、とっても役に立つアイテムですから

家計簿もライフプランも定期的なチェックが必要です
せっかく家計簿を書いて、ライフプランも作成しても、家計を取り巻く環境は刻々と変化しているものです。
今日はベストな方法だと思っても、数か月後、数年後はそうではない場合があります。
そのため、定期的にチェックしていくわけです。

定期的な見直しのほかにも、ライフプランの変化や、住環境、家族環境、社会情勢など、家計管理に大きな影響を与えることが起こったときはライフプランや家計簿の見直しが必要になります。

では、どのように見直していくのか、ですが、
家計簿は月に1回集計をしておきましょう。費目ごとに集計しておきます。
収入から貯蓄、支出を差し引いて収支を確認します。
家計簿初心者さんですから、まずはここまで行っておいてください。

1年後、12か月分の家計簿の集計をもとに1年分の収支を確認しましょう。
ボーナスや年払いの支出があったりしますのでそれも加えてください。

ここまでできたら、その家計簿は情報の宝庫。
各種見直しに役立つアイテムになります。 
次年度は家計簿2年生。今度は、家計簿を家計管理に積極的に活用するための見直し方等をマスターしていきましょう。

家計管理で人生が変わる 

面倒くさい家計管理。
しかし、家計管理を始めることで、様々な問題がクリアになっていきます。
お金の面のことだけではありません。
漠然とした不安を解消するのにもおおいに役立ちます

家計管理をしていない家計で、将来必要な分までの資金の確保が順調にできるというケースはまれだと思います。

家計管理をしていない家計のほとんどの場合、
将来に必要な金額の把握ができていない
いくら貯金したらいいのか分からなくて不安になっている
毎月いくら使っているのか分からず、お金も残っていない
足りない時はカード払いにしたり、キャッシングを利用してまかなっている
国民年金の支払いをしていない、もしくはその費用を捻出できない
老後の費用が確保できず、不安
 
こんなお悩みを持っているのではないでしょうか。

家計管理を行う=お金を自分でコントロールする ことです。
お金に振り回されるのではなく、お金をコントロールする。
そのためにはある程度の貯蓄も必要になってきます。
初めは慣れなくて大変かと思いますが、次第にいろいろなことを発見したり、工夫したりと
するようになり、その頃にはお金が貯まる仕組みができ始めていることが多いようです。
 
毎月のお金の悩みが減ることができれば、少しでも減らす事ができれば、気持ちに余裕が生まれ、行動も、考え方も今以上におおきくゆとりのあるものになることでしょう。
 
ぜひ、家計管理を通して家族やご自身が楽しく笑顔で過ごせるような毎日を創造していってください

《大木 美子》
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