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4月から「自賠責保険」の保険料が10~15%引き上げられる

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  今年4月以降、自動車かバイクに乗るすべての人に加入が義務づけられている「自賠責保険」の保険料が引き上げられる見込みだ。引き上げ幅は、10~15%

  自動車保険というと、任意保険に加入していることをしっかり理解している人は多いと思うが、入っている自賠責保険の保険料がいくらか?を正確に把握している人は少ないように思う。なぜなら、自賠責保険の保険料は、「車検」とセットになっているから。

  車検時には、実際の「点検整備費」とともに、「重量税」「検査登録印紙代」「自賠責保険料」が請求される。明細を確認する習慣を持たない人は、すべてひっくるめて「車検代」と思い込んでいるだろう。・・・何を隠そう、、、、私もそうだ(^^:)。細かいことを気にすると、ストレスを溜めかねないからね~。

  新車時以外の車検は、2年おき。したがって、保険期間もふつう2年単位で、保険料は2年分納める。自家用乗用自動車の場合、2年契約の保険料は、現在24,950円。この金額が、今年4月から10~15%値上げされるということは、金額にすると、27,500円~28,700円くらいになるということかぃ?

  なお、自動車保険にかかわらず、「保険料」には、消費税がかからないので、2014年4月からの消費税率アップの影響は受けない。値上げの背景には、保険金の支払額が増えていることがある。つまり、無謀な運転をして事故を起こす人が多いと、フォライバーの鏡とも言える「ゴールド免許」保有者がとんだとばっちりを受けるハメになるのだ。

  しかしまあ、保険というのはもともとがそういうもの。たくさんの人がお金を出し合って、万が一のことが起こった人を助け合おうという精神、、、、相互扶助のココロなのです。ゴールド免許の人も、いつなんどき、事故らないとも限らないので、保険料アップで気を荒立てないことが、ストレスを溜めずに平穏生活を営むコツ。

  さてここで、自賠責保険の保険金の支払基準をおさらい~~。

  

自動車事故での傷害による損害・・・最高120万円
  後遺障害による損害・・・障害の程度により最高75万円から3,000万円など
  死亡による損害・・・最高3,000万円

  などです。自賠責保険は、「人身事故」が対象です。「対物」「物損」は対象外。自賠責保険は、交通事故で損害を受けた人や遺族を守る最低限の補償で、加入が義務づけられている強制保険。これだけでは足りない部分を「任意保険」で補うのです。

  なお、テレビなどで宣伝されているのは、もっぱら、「任意保険」。自賠責保険は、強制加入だし、会社によって保険料が変わらないので、CMなどはされてません。

《中村 宏》
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中村 宏

中村 宏

株式会社 ワーク・ワークス 代表取締役社長 山口県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、 株式会社ベネッセコーポレーションに勤務。2003年にファイナンシャルプランナーとして独立し、 FPオフィス ワーク・ワークス を設立。「お客様の『お金の心配』を解消し、自信と希望にかえる!」をモットーに、個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を行っています。 個人相談件数は1,000件超。 無料のメールマガジン『生活マネー ミニ講座』(平日毎日)配信中。 登録はこちら → http://www.mag2.com/m/0000113875.html ・ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) ・住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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