突然ですが、ここに1万円あったとしましょう。これを「あなたが幸せだと思うことに使ってください。」こういわれたら、あなたは何に使いますか?
お金の使い方はその人の考え方、生き方を表すものです。だからこそ、そこにあなたの本音も見えます。
Aさんは1万円もって家族そろってスーパーへ行き、食材を色々と買い込みました。そして、お弁当を作り、近所の広い公園へお出かけ。Bさんは本屋さんへ。大好きな小説を1万円分買い込んで休日はたっぷりと読書。Cさんは美容院へ行きました。普段の生活ではなかなかできないトリートメントもしてもらいました。Dさんはお世話になっている同僚にごちそうしました。
100人いれば100通りの使い方がありますね。ここで肝心なことは、自分が幸せだと思うことに多くのお金を回すということです。毎月の収入から生きるための生活費を除くと使える金額はそう多くはありません。だからこそ、使ってよかった。と、満足できる使い方をすることによりお金を使うことが怖いとか、使うことへの不安や罪悪感を取り除くことができます。
同じ金額でも、どのように使うかでその人それぞれ満足感が違うわけです。たとえば、Aさんにテーマパークへ行くことを促したとします。しかし、混雑していたり、昼食も並んでテーブルに着くまでに多くの時間を要したりでぐったりしてちっとも楽しくないかもしれません。
Bさんに図書館で本を借りて浮いた金額を貯金するように促しても、新書の独特の香りが楽しめず、読書自体に集中できないかもしれません。そのお金の使い方で自分は心豊かになれるのか?
自分がどのような時に幸せを感じるのか。どのようなお金の使い方をすると家族が喜ぶのか。これは、簡単そうでとっても奥の深いテーマです。自分のことも、家族のこともしっかりと見つめることが大切になるからです。
誰かにプレゼントをあげるときのコトを考えてみてください。なにかあげればいいや。といったプレゼントより、相手のコトを思っていろいろ思案して選んだプレゼントは相手もそして自分もとても喜びが大きなものになる事でしょう。プレゼントしてよかった=お金使ってよかった。と思いますよね。
使えるお金はいきなり増えることはありませんが、より有意義により心豊かに、より幸せに使うことはできます。お金というものの価値を高めるのも低めるのも使い方次第です。あなたはどのように使いたいですか?