2月18日、東京証券取引所にETN4本が新規上場した。また、2月27日に2本、3月7日に1本、それぞれETFが新たに上場予定となっている。特に、2月27日上場予定のETF2本は、「RQFII型・JDR形式」として日本で初めて上場するものとして、注目を集めている。わかりやすく言うと、中国株式市場への投資がいっそう行いやすくなるのである。

(図1)2月18日~3月7日に新規上場した(もしくは、する)ETF・ETN

日付

銘柄名

2月18日 NEXT NOTES 香港ハンセン・ダブル・ブルETN
NEXT NOTES 香港ハンセン・ベアETN
NEXT NOTES 韓国KOSPI・ダブル・ブルETN
NEXT NOTES 韓国KOSPI・ベアETN
2月27日 China AMC CSI 300 Index ETF-JDR
南方FTSE中国A株50ETF
3月7日 NEXT FUNDS 野村日本株高配当70連動型上場投信

  ところで、ETF・ETNの魅力とはいったいどこにあるのだろうか。資産形成手段のひとつとして、この機会に確認しておきたい。

ETF・ETNの魅力と注意点

  ETF・ETNは、以下のような商品である。

(図2)

ETF

(Exchange Traded Fund)

・株価などの指数・指標に連動することを目的とする上場投資信託

・裏付け資産あり(保全あり)

ETN

(Exchange Traded Note)

・株価などの指数・指標に連動することを発行体によって保証された上場投資証券

・裏付け資産なし(保全なし)

  「上場」とあるように、個別株式と同じく、証券取引所において自由に売買できる商品である。つまり、ETF・ETNを通して、国内だけでなく、外国株式や各種商品などに気軽に投資をすることができるのだ。アメリカはもちろん、ブラジルやマレーシアといったさまざまな国、さらには金や原油などにも資産を振り分けることが可能となっている。

  さらに、内容が類似した投資信託よりも信託報酬が低いケースが多く売買も市場を通してリアルタイムで行える点は大きなメリットだ。加えて、(図1)中のダブル・ブルETFのように、指数変動率が2倍に設定されている商品などもあり、ある程度の経験がある投資家にとっては、選択の幅が広い。

  もちろん、元本は保証されていないので、価格変動によって損失がでることがある。市場での売買取引が希望価格で成立しないことも当然ある。さらに、ETNの場合、裏付けとなる資産がなく、発行体の状況によっては価値がゼロになる可能性があることも忘れていけない。

  ETFやETNは、有効な資産形成手段のひとつだ。本コラムに掲載した基本的な内容やリスクをしっかり理解したうえで、自己責任で活用を検討していきたい。

※文中における図は、すべて筆者作成
参照URL 東京証券取引所 http://www.tse.or.jp/index.html