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収入が多くても借金に苦しむ人も お金の「知識」と「計画」が大切

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  マイケル・ジャクソン、ニコラス・ケイジ、マイク・タイソン、小室哲哉、加山雄三、藤田まこと・・・この方々は、いずれも超が付くほどの有名人で、いわゆる「セレブ」の方々ですが、実は共通するのは膨大な借金を背負ったということです。

  一般庶民からすると雲の上の話のような額の収入を得ていたはずで、借金に苦しむなんてそんなはずがないと思ってしまいますが、現実にはどんなにたくさん稼いでいても借金に苦しむ人もいるのです。

  一方で、年収300万円であっても、十分幸せに過ごしている人もたくさんいます。つまり、お金をいくら稼ぐかということよりも、お金とどう付き合っていくかということの方が大切なのです。

  収入をたくさん得ていても借金に陥ってしまう理由は様々です。当然ですが、たくさん稼いでもそれ以上にお金を使えば足りなくなります。また、儲かりそうな投資話や新事業の話をもちかけられて、実際には儲かるどころか大きな損失を被ってしまうこともあります。

  もちろん中には本人の責任ではないこともあると思いますが、いずれにしてもお金の「知識」と「計画」が足りなかったことが根本の原因にあるのではないかと思います。

  一般の家庭でも、せっかく子どもが受験勉強を頑張って大学に合格したのに、親が入学金を準備できていなくて進学をあきらめるケースがあります。これも早いうちから計画的に進学資金を準備しておけば、あるいは教育ローンや奨学金の知識を正しく持っていれば避けられたかもしれません。

  また、せっかく夢のマイホームを手に入れたのに、10年後にローンの返済額が上がって支払えなくなり、仕方なくマイホームを手放さざるを得なくなる人もいます。これも当初から住宅ローンや金利の知識を正しく持って、完済までの長期的な返済計画をしっかり立てておけば、そんなことにはならなくて済んだかもしれません。

  お金をいくら稼ぐかよりも、お金とどう付き合うか。そして上手にお金と付き合っていくための知識と計画。これを提供することがFPの使命だと私は考えています。大儲けできる裏技を教えられるわけではありませんが、人々が心穏やかに、未来に安心と希望を持って暮らしていけるためのお手伝いをすること。そういう思いを込めて、私は「かけがえのない一度きりの人生に、未来への安心を届けたい。」という理念を掲げています。

  一番大切なものはお金ではありませんが、生きていく上でお金は欠かせません。誰もがお金と付き合いながら生きていきます。上手にお金と付き合っていくために、お金の知識と計画が必要になったら、ぜひFPに相談してください。

《完山 芳男》
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完山 芳男

完山 芳男

独立系FP事務所 FPオフィスK 代表 米国公認会計士(ハワイ州)、日本FP協認定CFP(国際上級資格)、1級ファイナンシャルプランニング技能士(国家資格) 慶応義塾大学商学部卒業。大手自動車メーカーや外資系企業等の経理財務部勤務を経て、カリフォルニア大学バークレーへ1年間留学し、ファイナンスを履修。帰国後、米系・欧州系企業において経理責任者を務める。2004年愛知県名古屋市にて、独立系FPとして事務所を開所し現在に至る。 寄稿者にメッセージを送る

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