生命保険文化センターの調査を見ると、国民の約90%が病気やケガへの不安を持っており、なかでも長期入院に伴う医療費負担や働けなくなった場合の収入減少に大きな不安を抱えているようです。

  こうした病気やケガに備える医療保障には、健康保険などの公的医療保険がありますが、それだけでは不十分との判断からか、民間医療保険への加入率も約7割に達しています。

  ただ、民間医療保険の加入率を年齢別に見ると、30代以上では7割を超えているものの、20代では男女ともに4割台の低水準にとどまっています。この主因として、多くが独身者である20代においては、年齢的な若さから病気やケガへのリスクに対する保険ニーズが潜在化しており、いずれ結婚したり子供が生まれた時に考えれば良いという気持ちがあるようです。

  確かに、死亡保険への加入であれば、結婚したり子供が生まれた時で良いと思いますが、医療保険にいずれ入るつもりならば、下記の理由により、加入年齢時の月次保険料が払込終了まで変わらない終身保障の医療保険に、早めに入ることをお勧めします。

  まず、若いだけに事故やケガのリスクが高いとも言えますし、女性特有のリスクである乳ガンや子宮ガンなどは若い年齢層で罹患率が高いため、こうしたリスクへの十分な備えが必要です。

  また、医療保険に早期に加入するメリットとして、例えば20歳時加入と30歳時加入を比較した場合、一般的に以下の4点があげられます。

(1)20歳で加入する方が保障期間は10年長い

(2)30歳での加入は、加入前の病気やケガで医療保険に加入できなくなるリスクがある

(3)20歳で加入する方が保険料の払込期間は長いものの、月次保険料や保険料払込累計額は30歳で加入するより少ない

(4)20歳で加入する方が保険料の払込期間が長い分、生命保険料控除もそれだけの期間分多く受けることができる

  このほか、2人に1人がガンに罹患する現代社会において、高額に及ぶガン治療にしっかり備えたいのであれば、医療保険とは別に診断給付金や健康保険適用外の先進医療が受けられるガン保険に入ることをお勧めします。

  まずは自分にとってどのような保障が必要なのか理解したうえで、保障額や保障範囲、保険料負担などの面から十分にヘッジできているかどうかをしっかりと考えてみてください。