先週日本銀行の新しい総裁が「異次元の政策」とやらを実施し、今後大幅な金融緩和を行うことを高らかに宣言しました。翌日には、日経平均株価は一時500円超上昇し、10年満期の国債の利回りは一時市場最低の0.3%に下落しました。円安も1ドル97円台に振れました。

  「金融緩和」というのは、世の中にお金がじゃぶじゃぶあふれている状態を意図的に作り出すことです。「じゃぶじゃぶあふれていると言うのに、私に財布には少しもお金が入っていない~~~」という方もいらっしゃるかもしれませんが、残念! そういうことではないんですね。

  お金を印刷している日本銀行が国債を購入すると、日本銀行の手元には国債が残り、市場にはお金が供給されます。そのお金は、次の消費や投資に向かって、ニッポンの経済を活性化する可能性があります。

  証券取引所に上場しているETF(投資信託)やREIT(不動産投資信託)を日本銀行が購入すると、それらの価格が上昇し、株や不動産の値段が上がって個人の消費意欲や企業の投資意欲を刺激し、低迷する民間の資金需要を高めます。

  資金需要を高めるとは、人や会社に「お金を借りようか」と思わせること。未曾有の金融緩和を行うここ数ヶ月から2年くらいの間は、金利が相当低くなる可能性があります。というのも、お金が世の中にあふれるなら、お金を借りる手数料である「金利」が低くなるからです。そして、この「異次元の政策」がうまくいって物価や賃金がアップすると、ようやく今度は金利がアップする可能性が高まります。

  であれば、住宅ローンの「変動金利」を借りている人は、いまこそ、「固定金利」に借り換える時期だと思うのです。

  近年、変動金利型で住宅ローンを借りている方は、半数程度いらっしゃるといいます。メガバンク経由でローンを組んでいる方は、8~9割が変動金利タイプだとの噂もあります。変動金利の住宅ローンを借りていて、今後金利がアップすると、家計に対してたいへん大きなインパクトを与えます。

  変動金利の方は、ぜひ検討をしてみてください。