皆さん大病になって治療費の自己負担分をどうやって補いますか。「預貯金の取り崩し?・医療保険で補う?・借りる?」いろいろあると思いますが、ここでは民間医療保険で補うことを考えてみます。

  一般的に中高年から新規加入する医療保険は保険料が高くなる傾向にあるので、できるだけ保険料を抑えた考え方を取り入れたいと思います。

 1) 「入院日額」を下げる

  まず、保険料を抑えられる一番の要因としては、やはり「入院日額」を下げるのが効果的です。例えば、主契約の入院給付金額の1日あたり10,000円を5,000円にすれば、その保険料は4割以上下がる効果がある。

 2) 「更新型」で考える

  次に効果があるのは、「終身型:終身払いタイプ」を使わずに「更新型」で考える。例えば、60歳で加入した場合10年更新型であれば、保険会社から見ればその先10年間での医療保障の支払い率(事故率)でみる。つまり、当然「終身型」に比べれば、事故率は少ないので保険料は安くなる。

  ただし、注意も必要で、仮に70歳で更新すれば、今度は70歳から10年間での事故率で見てくるのでかなり保険料は上がる傾向にある

  1つの考え方としては、上記の例でいえば、60歳加入し70歳で1回更新して、75歳になったら解約する。これは75歳(現行:70歳)になると、公的医療保険料の自己負担分が1割になるので、以後は民間保険なしの考え方である。

  でも万一、先進医療が必要になったとき民間医療保険に入っていれば、保険会社によって異なるが、先進医療給付金として通算2,000万円の保障が受けられるので、解約するには慎重に判断する必要性がある。

 3) 「1入院の支払限度日数」を下げる

  三番目に効果があるのは、「1入院の支払限度日数」を下げること。例えば「120日型・90日型」などを「60日型・45日型・30日型」で考えること。これはそれほど保険料として下がる効果は薄いが、1割くらいなら抑えられる。

  また理にかなう点として、厚生労働省「H20年患者調査」によると、約8割の入院患者は1か月以内に退院し、また約9割の方が2か月以内に退院しているということから「1入院の支払限度日数」を下げても十分対応できる場合が多い。

  つまり、「中高年から入る医療保険」は、上記3点をうまく取り入れながら、各自優先順位を考えて保険料を抑えるのがポイントである。