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境界争いが起こると

  不幸にも、境界争いが起きてしまうとどうなるのでしょう?

  まず、お隣さんとの人間関係が悪化します。毎日相手と顔を合わせる精神的苦痛は計り知れません。また、境界争いの裁判には勝ったものの、相手が地元の有力者であったために地域で孤立してしまい、結局、引越しせざるを得なくなった例もあります。

  もう一つは現実的な話で、境界争いのある土地はまず買い手がつきません。売れないということは、資産価値が大幅にダウンするということです。経済的なダメージも大きなものになります。
 

では、どうすれば? 予防策と土地購入前に確認すべき3点

  ほとんどの境界争いの原因は、「境界が不明」ということです。言い換えれば、正しい境界の位置を誰も証明できなかったわけです。とてもシンプルですね。

  前述のA氏の場合、土地を売却する際にちゃんと境界標を埋設し、さらに無償で使わせる部分を書面に残しておくべきでした。そうすればB氏の息子も、家庭菜園部分が自分の土地であるという勘違いはしなかったでしょう。たったこれだけのことで、争いは未然に防げたわけです。口約束は次世代に引き継げません。
 
  逆に、これから土地を購入する方は、下記の3点を必ず確認するようにしてください。

1.現地に境界標があるか
2.隣接地所有者との筆界確認書があるか
3.法務局に地積測量図が提出されているか

  そうすることで、安全な「資産」を手に入れることができます。