皆さんは、年金のイメージって「老後資金」と思っていませんか?

  会社員の方は、特にそう思っている方が大半なのではないかと私は思います。会社に勤めている方だと、税金計算などの面倒な手続きも、すべて会社がやってくれますよね。年末調整は、紙にサインして、保険会社から送られてくるハガキを貼り付ければ、それで完了。

  こんな簡単で済んでしまう手続き方法だと、頼りすぎの反動として、年金制度について殆ど理解していない方が多くなってしまうのです。考えなくてもいいのは、楽なのですが、何もできなくなってしまうことを意味します。批判を覚悟で言うと「ぬるま湯」につかってしまった状態なのです。

「万が一」が起こりうる時代 正しい知識を得よう

  学生の時に覚えた知識は、ほとんど忘れているでしょう?

  これから、知識を再習得して生き抜く力を養って欲しいと私は思います。貴方自身を守るのは、貴方自身なのです。昔と違って、定年まで勤めて、退職できる時代ではないでしよう。貴方が、いっまでも会社員でいたいと希望しても「そうならない!」場合もある。それが、今の世の中です。

  万が一に備えて、少しずつでもいいので、社会保険制度について理解しておきましょう。そうすれば、もらえるはずの権利を手放すことはなくなるハズです。

  会社員の時は、会社が申請手続きをしてくれますが、退職してしまうと権利を得るには、自ら申請するしかないのです。日本は、申請しないと権利を受け取ることができません。個人の権利を求めるなら、自分の意志で行ってくださいということなのです。

年金未納は「万が一の時に補償してくれる権利」の放棄

  年金には3つの役割があります。「老齢年金」「障害年金」「遺族年金」です。

  まずは老齢年金です。

  年金は、支払っても、戻ってこない! という意見が多く聞かれますが、20歳~60歳まで、収めている人であれば、10年生存すれば、収めた資金は確実に回収できます。長寿社会の日本では、男性の平均寿命は79歳。 65歳でもらっても75歳で回収できて、あとは一生涯もらい続けることができるんです。

  次に「障害年金」 「遺族年金」です。

  これは、事故や病気・死亡の時に生活が保障されるものです。つまり社会保険であり、保険です!社会福祉と思わないことです。加入して収める義務を果たしているのであれば、受け取れる権利です。保険料を納めていないでいるという方がいれば、権利を放棄してしまったことになります

  20歳で加入して保険料を納めていれば、事故で重い障害が残ったとしても、年間約100万円のお金を貰うことができます。大黒柱の旦那さんがなくなっても保険に入っていれば、遺族年金が給付されます。

  金額については、加入している年金の種類・家族構成によってことなりますが、会社員の妻であった場合は、厚生年金の場合、旦那さんが受け取れるはずであった額の4分の3です。(年金定期便を見るとおよその額を知ることができます。)

  このように年金というのは、老後資金よりも、万が一の時に補償をしてくれる制度と思った方がいいでしよう。

  年金は、生活していくためのライフマネーです。足りない部分を資産運用や生命保険などで付け足す感覚でいることこそが最高の財テクなのです。