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実はまだ「消費税率5%」で住宅は建てられる

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実はまだ「消費税率5%」で住宅は建てられる

 住宅は「引き渡し」の時点で、消費税率が決まるのがルールです。つまり、一戸建ての注文住宅の場合、来年4月以降に「引き渡し」が行われると、その物件の消費税率は5%。しかし、税率変更のときには「経過措置」が設けられ、半年以上前に建築請負契約を結んだ場合は、来年4月以降の「引き渡し」でも5%税率の適用を受けられます。

 ただ、来年4月の半年前というと「先月末まで」。もう過ぎてしまいましたね。しかし、まだ大丈夫。来年の3月末までに引き渡しを受ければよいのです。

 今月に入り「半年前契約で税率5%」という販売促進策が取れなくなった住宅メーカーやマンションデベロッパーは、今度は「3月末まで引き渡し」をキャッチフレーズにして、販売促進を展開しはじめています。

 半年以内に設計~着工~竣工~引き渡しを行うことになるので、相当ハードなスケジュールになると思いますよ。しかし、消費税率のアップ分3%というと、場合によっては数百万円。・・・・バカにならない金額です。

 どうしますか? インフレが近づいているかもしれません。

 住宅は、人生最大の買い物。決めるのは思い切って行う必要があると思いますが、経済環境や税率などの外部環境に迫られて、焦って行うと、ロクなことにはならないと思いますね。

《中村 宏》
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中村 宏

中村 宏

株式会社 ワーク・ワークス 代表取締役社長 山口県生まれ。大阪市立大学経済学部卒業後、 株式会社ベネッセコーポレーションに勤務。2003年にファイナンシャルプランナーとして独立し、 FPオフィス ワーク・ワークス を設立。「お客様の『お金の心配』を解消し、自信と希望にかえる!」をモットーに、個人相談、セミナー講師、雑誌取材、執筆・寄稿等を行っています。 個人相談件数は1,000件超。 無料のメールマガジン『生活マネー ミニ講座』(平日毎日)配信中。 登録はこちら → http://www.mag2.com/m/0000113875.html ・ファイナンシャル・プランナー(CFP(R)) ・住宅ローンアドバイザー 寄稿者にメッセージを送る

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