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親のトータルな収入を把握する 「みぽりん式教育費計算方法(1)」

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親のトータルな収入を把握する 「みぽりん式教育費計算方法(1)」

 学校でしょ、塾でしょ、通信でしょ、ダンスでしょ、サッカーでしょ・・・今でさえ子どもにたっぷりお金かかってるのに、高校や大学の学費、出せるのかね?・・・と思っているあなた、答えはズバリ「ムリでしょ」。

 「出せるのかね?」= 備えをしてないってことですよね。あ、イタかったですか?すみません。。でも、悔しいけど当たりそうでしょ。

 塾とか習い事のことをひっくるめて「学校外教育費」なんてよんだりしますけどね、多くの場合、学校に払うお金よりもこの部分が家計に衝撃波を放っているわけですよ。特にバブル期に学生だった30代後半~50代の親は「自分が親にしてもらったように、自分も子どもの教育費くらいは」と考える傾向にあります。

 でもね、考えてみて。年功序列で右肩上がりと言われた今の退職世代と新人の頃が一番給料良かったかも~、な今の親世代では、自由にできる金額が違うわけですよ。

 家のローン払って、車も買って、キャンプも行って、旅行も行って、子どもの教育費も親がちゃんと出して、でもって退職後の生活もなんとかなる、みたいなのは、ライフプランをしっかり立てて、家計予算をきっちり守ってできること。

 ダンナも私もお給料たっぷりもらってて、何に使ったらいいかわからない、という方にはアドバイスをさせていただくとして(フフフ。あ、冗談です)、その他大勢の方に参考にしていただければと思い、セミナーやライフプラン相談などでお話ししている小ネタの1つ、ウチの場合はいくらまで教育費としてかけてよいか、「みぽりん式教育費計算方法」を3回に分けてお伝えしようと思います。

 今回は「その1 親(または保護者)のトータルな収入を把握する」の巻です。

 話をわかりやすくするため、次の家族構成を例とします。母子家庭、父子家庭、親ではなく保護者の場合も同じように計算できますのでご安心を。

<家族構成>
夫 35歳会社員。65歳まで働く。
  税金と社会保険料(年金や健康保険料等)を引いた年収は450万円
妻 35歳パート。第1子が20歳になるまで働く。年収は同様に100万円
子 第1子は7歳、第2子は5歳。増やす予定なし。

(1)夫のざっくり総収入

年収450万円×退職まで30年+予想退職金500万円=1億4,000万円
年金255万円×65歳から83歳まで受け取るとして18年=4,590万円

※年金額のヒント
 サラリーマンの年金額は特にわからないので、収入によって3~6×勤続年数+収入によって50~100万、くらいで計算してもよいでしょう。年収は普通くらいかな、勤続年数40年かなと思えば、4.5×40年+75万円=255万円。よりきちんと把握したい方は年金機構のホームページへ。

(2)妻のざっくり総収入

年収100万円×退職まで13年+予想退職金ゼロ=1,300万円
年金105万円×65歳から88歳まで受け取るとして23年=2,415万円

(3)合計

2億2,305万円

 今回はここまで。家賃収入など他にも収入が見込めるなら、それもひっくるめて計算しておいてくださいね。(執筆者:古川 みほ)

【外部参照】
年金機構HP

《古川 みほ》
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古川 みほ

暮らしのお金の保健室 帝京大学非常勤講師、NPO法人FPネットワーク神奈川理事長。旅行会社、電話会社、損害保険会社、投資顧問会社、生命保険会社、保険代理店に勤務後、2000年に独立。知識やデータだけでは解決できない、ライフプランや家計にまつわる相談、講師、FP養成講座テキスト等執筆活動を行っている。不安や迷いやグチをしっかり聴き、相談者ご自身で解決できる力を蓄えるため、必要に応じて手とり足とりサポートできることが持ち味。 <保有資格>:ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級ファイナンシャルプランニング技能士 ※登録名「仲井間 美穂」)、社会教育主事、2級キャリア・コンサルティング技能士 寄稿者にメッセージを送る

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