前回は「トータルな収入」を把握するところまで解説しましたね。今回は支出を把握するところを説明しましょう。

今後予想される生活費

1.年間生活費×子どもが独立するまでの年数

 毎月の生活費が20万円だとすると、年間240万円。第2子は今5歳なので、ここでは24歳まで子ども分の生活費がかかるとしましょうか。24歳-5歳=あと19年ですね。

 240万円×19年=4,560万円

2.親のみの期間の生活費

 現在の生活費の70%くらいを親のみの生活費とします。35歳女性の平均余命(35歳まで生きた女性が平均でこのあと何年生きるか!)は、厚生労働省が発表している平均余命表によると約52年だそうです。

 子どもの生活費がかかる19年を差し引くと、33年です。平均余命より少し長生きしたことを想定して、ここではあと36年間として計算してみましょう。

 240万円×70%×36年=6,048万円

 なお、事例の夫婦は夫と妻が同じ年齢なので、男性よりも長生きする女性の平均余命を採用しましたが、夫が妻よりとっても若い年の差夫婦などの場合は調整してみてください。また、夫婦のどちらかだけの生活費はそんなにかからないよ、ということであれば、70%より少なく調整してもよいでしょう。

3.生活費の合計

 4,560万円+6,048万円=1億608万円

生活費以外の支出

 家賃や家の経費、車の買い替えやリフォーム、冠婚葬祭など、生活費以外の支出を見積もります。ここでは次のとおりとしました。

1.住宅ローン

 月額10万円×残り35年間=4,200万円

2.家の経費(駐車場、町内会費、管理費、固定資産税など)

 年間50万円×55年間(90歳までかかるとして)=2,750万円

3.車の買い替え

 200万円×5回=1,000万円

4.生活費でまかなえない支出(旅行、大型家電の買い替え、冠婚葬祭など)

 ざっくり1,000万円

以上、1~4の合計は1億9,558万円となりました。

注意
 お子さんの教育費としていくらかけられるか、を計算していますよ。くれぐれも現在かかっている教育関連費は支出の中に入れないように気をつけてくださいね。

 さて、前回計算したトータルな収入は2億2,305万円でした。今回計算したトータルな支出を差し引くと

 2億2,305万円-1億9,558万円=2,747万円

 2,747万円が、これから2人のお子さんにかけられる教育費総額、ということがわかりました。1人あたりの年額にすると

2,747万円÷{(23歳-7歳)+(23歳-5歳)}=約80万円
            ↑         ↑
           第1子       第2子

 つまり、1ヵ月あたり約7万円弱かけられるじゃん!

 ・・・とはいかないのよ。例えば高校受験や入学の費用、大学受験や入学の費用も、ここから貯めておかないといけないからです。

 じゃあ、どうしたらいいのよ!このつづきは次回解説しましょう。