今夏、ご好評をいただいた金利キャンペーン。今冬ボーナス時期のキャンペーンもまとめてみました。(表示はすべて税引き前、12月1日現在)なお、筆者はいかなる金融機関とも一顧客以外の関係を持っておりません。

今冬ボーナス時期の金利キャンペーン一覧

金利

 ネット銀行を利用するうえでの注意点は、前回のコラム「2013夏のボーナス お得な預け先はココ!各銀行の定期預金金利まとめ」をご参照ください。

 比べて頂くとお分かりのとおり、金利は今夏と同程度か若干下がっています。

 今後、消費税アップにより景気の落ち込みが懸念されることから、さらに一段の金融緩和(=金利の低下)が予想されます。少なくともあと1年程度は今の低い預金金利を覚悟すべきでしょう。ただ、中長期的にはアベノミクスによる企業収益の拡大→賃金上昇→景気の拡大が期待できます。

 それに伴い預金金利もゆるやかな上昇を描くと思います。その意味で、3~5年以上にわたる長期の固定金利は避けた方がよいと言えます。

 今回も国内の銀行で金利が高めなのは、地方銀行のネットバンクです。「わざわざ地方の支店まで行って口座を開かないといけないの?」という心配はご無用。ネットと郵送ですべての手続きができます。地域外の方でも利用できますのでご安心ください。

 一方、「郵送までするのは手間」という方は、イオン銀行やあおぞら銀行など支店が手近にある銀行がいいでしょう。こちらでも0.3%と一般の銀行よりは金利が高めです。

やはりお薦めは変動型個人向け国債

 ネット銀行よりも有利なのが個人向け国債(10年変動金利型)。こちらも詳しいことは前回のコラムを参考にしてください。

 今回の募集は12月9日から(12月30日まで)ですが、最近の金利動向から見て初回利率は0.4%前後(税引き前)になりそうです。これまでの実績値が0.5%程度だったのでやや低めですが、それでも銀行の金利よりは高めの数値となっています。

 しかし、個人向け国債の最大のセールスポイントは金利ではなく、購入特典のキャッシュバックキャンペーン。今回は、野村證券、SMBC日興証券、大和証券、みずほ証券が実施しています。(なお、キャッシュバックは3年と5年の固定金利タイプの国債も対象ですが、固定金利タイプは今、絶対不利!個人の方は購入を避けた方がいいです。)(執筆者:綾田 亨)


≪太枠は筆者が加筆≫

 大和証券を例にとると、500万円購入で2万円の現金と500ポイント貰えます。金利に直すと0.41%に相当します。1,000万円なら4万9千円と1,000ポイントで金利0.5%相当です。

 しかもキャッシュバックは購入後1か月程度で貰えるのも利点(銀行の利息は1年後)。1年後も継続であれば、キャッシュバック(ただし1回限り)と国債金利の両方受け取れますし、仮に1年後に解約した場合でもこのキャッシュバックは受け取ったままでOKです。

 今回はさらに大和証券が魅力的なWキャンペーンを始めました。

 国債購入資金を12月13日までに入金すると、約1か月後の購入まで年率2%で運用してくれるというもの。例えば12月13日に1,000万円預け入れた場合、

1,000万円×2%×32日÷365日×79.685%=約13,972円

 
 約1万4千円(税引き後)がキャッシュバックに上乗せされます。

 個人向け国債キャッシュバックは、資金が多いほど還元率が高くお得なのが特徴。大和証券のWキャンペーンで1千万円購入した場合、利率は税引き前に換算して約0.765%に相当します。今、元本保証でこれ以上高い金利で運用される商品を私は知りません。

 一方、それほどまとまった額はないという方には、ネットバンクでの1年定期か、長期で運用できる場合はキャッシュバックキャンペーンの変動型個人向け国債をお薦めします。

 物価は上昇傾向が続いており(10月の物価上昇率は+1.1%)、ただ普通に銀行に預金するだけでは目減りする時代になりました。低い金利なりに、その中で最も有利な預け先を探す努力が大事です。