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日本人は「機能性ヨーグルト」が大好き 免疫や予防求めて

ビジネス 経済

 今シーズンの冬も機能性ヨーグルトは、店の売り場で人気を席巻しました。この時期のヨーグルト売り場はハッキリ言って異常です。機能性ヨーグルトを売っている棚はガラガラで、興味が無い人でも「一体何が起きたの?」と思ってしまうほど売り場は閑散とします。

 昔はヨーグルトを食べるのは、乳製品だしビフィズス菌だからなんとなく健康に良いのでは? という理由で食べていました。しかし現在のヨーグルトを食べる目的は、「免疫」です。体の内から強くするというイメージが消費者に強く根付いているのです。

ヨーグルトは、花火のように消えるブームとは違う

 健康を売りにした食品は、健康番組にフォーカスされるたびに翌日の朝から商品の需要が激増し、爆発的な人気を得ます。しかしこのブームの期間は短く、熱が冷めるのも早いのです。

 機能性ヨーグルトも、今まで幾度となく健康番組のメディアに取り上げられてきました。その度に、機能性ヨーグルトも注目を浴びて需要も激増してきましたが、他の商品と違う点は、メディアに取り上げられなくても毎年需要が伸び続けてきたことです。これは、潜在需要から顕在需要へと変化したことを意味します。つまりスポット需要から消費者が購買を固定化したのです。

ヨーグルトの多岐に渡る機能性について

 機能性ヨーグルトがでた当時は、種類も少なく機能も現在よりは少なかったです。しかし今日では、機能性ヨーグルトは品種も多く乳酸菌の種類も多いです。消費者が求める以上の物をメーカーが提供している状況なのです。

 ニーズが高い乳酸菌は、健康番組のテレビでも放映されましたが、インフルエンザ予防・ノロウィルス・花粉症対策にと紹介され一気に火がつきました。この3つの病気に対しては、日本国民が時期によって患者になってしまう数が非常に多く、誰しもがなんとか予防したいと願って止まない問題なのです。

 他にも、メタボ改善など腸内環境を変化させることはメリットが多いようにも感じてしまいます。そのために、お年寄りや子供は特に冬の時期になると積極的に摂取し、予防に努めるのです。しかも驚くことに、ヨーグルトのメーカーはまだまだ新機能の商品開発を続けており、将来的には今以上の機能性を持ったヨーグルトが誕生しそうなのです。

 ここからは完全に私見ですが、ヨーグルトがドンドン時間が経過するごとに速いスピードで高機能になっていきますが、逆にそれを食する人間の免疫のポテンシャルが反比例して弱くなっていくような気がします。20年後には、機能性ヨーグルトが必需品となっている時代がきてもおかしくないかもしれません。(執筆者:伊藤 稔)

《編集部》
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