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今すぐ始められる 消費税増税分を少しでも取り戻す2つの方法

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今すぐ始められる 消費税増税分を少しでも取り戻す2つの方法

 4月から消費税が増税され、さらに消費財によっては新しい税が導入されたりするなど、家計には痛手となっています。慣れれば値上がりした値段でもどうってことなくなってしまうのでしょうが、そうなる前に、家計に少しでも役に立つ習慣を身につけておきませんか?

 新しい作業は慣れるまでは手間に感じるものですが、一度身につけば習慣となり、やがて「当たり前」のことになります。今、身につけておくことで、小さな数%の貢献の積み重ねが長年の間に数万~数十万円以上の大きな効果となるでしょう。

10%近く安く購入できることも

 今回おすすめするのは、チケットショップ(金券ショップ)やネットオークションの活用です。これらの店やサイトでは、さまざまなものが流通しています。日常生活で多くの人が利用するものとして切手、はがき、切符などが挙げられますが、これらは郵便局や駅で購入するものと同じ価値がありながら、場合によっては10%近く安く購入できるものもあります。

 特に切手は、同じ額面でも記念切手は普通切手よりも安く売られています。切手はゆうぱっくを利用する場合にも使えるので送料を安くしたい場合に便利です。(もっとも、送料そのものを他社と比較する必要はありますが。)

 切符は、回数券がバラ売りされています。私鉄の場合は利用曜日や時間帯により、さらに安い切符が売られています。例えば昼間のみに利用できるもの、土日休日のみに利用できるものなどがあります。4月に販売されているものは、まだ増税前に発券されたものもあるのでさらにおトクです。

 チケットショップは新宿や神田など都市部の激戦区では特に安いです。地方に住んでいる場合はチケットショップのお世話になることは少ないかと思いますが、その場合はヤフオクなどのネットオークションが便利です。送料がその都度発生することと、これから始める人は登録などの手続きが面倒なのがデメリットですが、商品の種類によってはチケットショップよりも安く流通しているものもたくさんあります。

 例えばVJAやJCBなどの、さまざまな店舗で使えるギフト券(商品券)も便利です。チケットショップでは98%をやや上回る場合が多いですが、ネットオークションでは送料込みでもそれ以下で買える場合もあります。大手のスーパーなどでは、これらのギフト券を使用できる場合があります。おつりが出ないなどの制約もありますが、毎日の食材が2%安く買えたことになるなら消費税の増税は1%の負担で済みます

 実際に、ギフト券などをどこかで安く購入して、日々の支払いに使うというのは結構な手間です。ただし、「手間」と感じるのはそれが新しい生活スタイルだからです。冒頭にも書きましたが新しいことでも、続けていると当たり前になり、習慣になり、面倒でなくなります。始めるのは「今でしょ!」(もう古いですね! 苦笑してください。)

ネットオークションの注意

 ところで最近よく「消費税0%」とうたっているものをよく見かけますが、勘違いをしないように注意が必要です。例えば「ヤフオク(旧ヤフーオークション)は消費税0%」という表現ですが、実質的にはそうではありますが、個人的にはちょっと違和感のある表現です。

 本来消費税がかかるところをネットオークションは優遇されているというわけではなく、そもそも個人間のオークション取引は最初から消費税は課税されません。(もし消費税が課税されるなら、売主が徴収した税金は国や地方に納めなければなりません。)

 店舗と同じように新品が出品されている場合もありますが、一度は人の手に渡ったものでありますし、本当に新品かどうかは出品者を信用するしかありません。さらに、ネットオークションであっても、個人出品者でなく事業者(ストア)から購入する場合には消費税がかかります。

 ですので「消費税0%」だからヤフオクで買おう、という思考回路ではなく、ネットで購入する商品は送料がかかることや出品者とのやり取りの手間、リスクも加味した上で、その合計をふまえて比較すべき(実店舗あるいは他のネット取引との比較)と思います。(かくいう私はネットオークション否定者ではなく、大いに活用しておりますが。)

 ちなみに「送料無料」も魅力的ですが、購入者にとってこれははじめから商品価格に組み込まれているのと同じですので、(無料はなんとなくうれしいですが)比較はあくまで総額でするものです。

消費税が課税されない取引

 ご参考まで、消費税が課税されない取引には以下のようなものがあります(例外もあります)。

・個人から買う家(業者からの場合は課税)
・土地の売買、貸付
・賃貸住宅の家賃(事業用は課税)
・保険料
・出産費用

(執筆者:日比野 岳)

《日比野 岳》
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日比野 岳

日比野 岳

FPオフィス カントリー&ライフ 代表 1971年生まれ。京都大学大学院修了(食品生物科学)。味の素株式会社にて、研究開発・消費者調査・マーケティングなどに10年間従事後、翌年FP資格取得し独立。事業理念は「私はお客様一人一人になりきり、生活の質(QOL)の向上に貢献します」です。離島在住ですので、スカイプ等のオンラインにて面談を承ります。「結婚後のライフプランニング」と「節約お得生活」、「賢い住宅ローンの借り方」等の緻密な計算を得意とします。同世代の相談はお任せください。「相談してよかった!」といわれることが一番の励みです。写真、登山、旅行が大好きです。 <保有資格>:1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP認定者(日本FP協会)、総合旅行業務取扱管理者(国家資格) 寄稿者にメッセージを送る

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