もはや恒例となりました。夏のボーナス支給を間近に控え、6月24日現在で銀行の高金利ランキングをまとめてみました。

 金利

 図を見てお分かりのように、1年もの定期で上位の顔ぶれはいつも通りの地銀ネット系トマト銀行や香川銀行などのネット専用支店で金利0.4%程度です。なお、数字はすべて税引き前です。

 地銀とは言え、インターネットと提携のATMで入出金が可能なので、エリア外の人でも利用に何ら問題はありません。「なじみのない地方の銀行はちょっと…」と言う方には、楽天銀行(旧イーバンク)やオリックス銀行じぶん銀行(三菱東京UFJ銀行とAUにより創設)などの全国展開のネット専業銀行をお薦めします。

短期の定期がお得!

 今夏のボーナスキャンペーンの特徴は、3ヶ月や6ヶ月の短期の金利が高い点。じぶん銀行の3ヶ月0.6%や静岡銀行インターネット支店の3ヶ月0.5%、オリックス銀行の6ヶ月0.4%など、かなり思い切った金利をつけています。

 実は、日本銀行の国債大量購入で長期金利は今後も上がりにくい状況にあると言えます。銀行としても高金利での運用先に乏しいなか、中長期で定まった預金金利を払い続けるのにはリスクを感じるでしょう。その点、3ヶ月や6ヶ月の短期なら高めの金利をつけてもリスクは限定されます。それが今回、短期で高めの金利をつけてきた理由でしょう。

 一方、われわれ預金者側としても、とりあえず短期の定期でつないで半年後の冬のボーナス時のキャンペーン金利に備えるというのは十分使える手です。冬のボーナスキャンペーンが期待はずれなら、再び短期で運用すればいいだけのことです。

 さらに今月23日、楽天銀行が1週間定期を始めました。金利はかなり高めの0.5%(年率換算)。これまでごく短期の預金は新生銀行の2週間満期預金(年0.15%)が定番だったのですが、今後、待機資金の預け先の第一候補は楽天銀行になるでしょう。この高金利が今後も続いてくれればの話ですが。(最下部6月30日訂正を参照)

 なお、ここに掲げているのはほとんどがネット専用銀行です。ネット銀行利用時の注意点は昨年の記事をご覧ください。

個人向け国債はキャッシュバックが魅力!

 利回りの高さでは、個人向け国債(10年変動金利型)も魅力的です。6月発行の第51回債の初回利率が0.40%。ネット銀行の最高金利とほぼ同じです。証券会社の窓口で購入できるという簡便さを考えると、むしろこちらの方がネット初心者にはお薦めかもしれません。

しかし、個人向け国債の最大の利点は利率ではありません。大手の証券会社が行っているキャッシュバックキャンペーンです。

個人向け国債

 例えば500万円購入すると2万円バック。金利に直すと0.4%に相当します。さらに1千万円なら5万円で0.5%に相当。しかも、このキャッシュバック、多くの場合、税金は天引きされず全額受け取れます

 税法上は雑所得(1回限りなら一時所得)として確定申告の対象になりますが、給与所得者や年金所得者はその他の収入も含めて年間20万円までなら確定申告不要の扱いになります。事実上、非課税と同じになるわけです。(確定申告の義務のある自営業者や理由があって確定申告した人は、こうした特典の対象外です。)

 仮に0.5%のキャッシュバックなら、銀行金利(税引前)0.625%に匹敵しますから、国債キャッシュバックの威力は絶大です!個人向け国債のキャッシュバックについて詳しくは、先に掲げた昨年の記事をご覧ください。

 さらにお得な情報を1つ。

 大和証券では、時々、国債のキャッシュバックに加えて、国債の購入資金を1ヶ月、優遇金利で運用するWキャンペーンをやります。その優遇金利がなんと2%(大和ネクスト銀行での扱い)。ただし年率換算なので、1ヶ月では約0.167%。それでもこの0.167%が先のキャッシュバックに上乗せされるのですから、2つ合わせるとかなりお得。
(詳しくは昨年12月の記事に書いています。)

 お得なWキャンペーンの実施時期を大和証券は公表していませんが、これまでの実績を見ると、昨年12月、今年3月、そして6月と3ヶ月ごとに実施しています。とすると、次回は9月に行われる可能性が大です。

 残念ながら今回のWキャンペーンは6月13日で終わりましたが、次回9月に行われることを信じて、それまで楽天銀行の1週間定期でつないでおくという方法もありですね。(執筆者:綾田 亨)

6月30日 追記

 ご紹介した楽天銀行の1週間定期ですが、な、なんと0.5%の金利は1週間ともたず、30日から0.05%になってしまいました。0.5%がいつまでもつか…と思ってましたが、まさか記事がアップされる前に終了とは!! 手っ取り早く預金を集められたでしょうが、こういうやり方は企業としての信頼を損ねるだけと思うのですが…。楽天銀行1週間定期に関する部分ついては、無視していただくようお願い申しあげます。