最近、外貨預金の話をチラチラ聞きます。外貨立て保険も似たようなものですが、売り文句としては

・外貨と円と分散して、リスク対策しましょう
・外国のほうが利率が良い

 に集約されます。

 分かりやすいように単純化して解説しますね。

外貨預金のメリット&デメリットを円相場で考える

 1ドル=100円が今だとします。1万円を100ドルにして預金します。それが満期を迎えたとき、

A) 1ドル 130円 になっていたら

 100ドル → 13,000円 = 3,000円の増加

 これを為替差益といいます。

B) 1ドル 80円 になっていたら

 100ドル → 8,000円 = 2,000円の減額

 これを為替差損といいます。

※外貨に交換するときには手数料がかかります。円を売買するレートは異なります。

 プラスのある為替差がないと、メリットがありません。

外貨預金はリスクもある

 ですから、海外移住を検討しているのならいいのですが、日本に住み、日本で使うならば、円に交換しないといけません。預金は預金でも、日本円での銀行預金とは、まったく事情が異なるのです。

 外国の金利がよいというのは、日本より信用性が低いと考えられます。どういうことか?

 こう考えて下さい。信用があり、返済不能となる可能性がない人ならば、『多少の色をつけて返してくれたらいい』 けど、信用性がなければ、『倍にして返してくれるなら貸してやってもいい』

 そう思いませんか?

 それでも、誠実性・信頼性・成長性が見込めるなら、信用性がなくても賭けてみよう! となりますよね。戦後の日本が早期に成長したのも、国民性の高さが、海外からお金を集めて発展することが出来たのです。

 今、海外でこれほど安全確実に高度成長する国って?? これって、投資ですよね。

外貨預金は投資!

 つまり、日本に住み続けるのに海外預金をするということは、その国の銀行に対して投資することになります。自分のタイミングで換金しても目減りすることもありますし、目減りを避けるために預け続ける必要が出てきます。

 そして、国内の預金と違って、預金保護法の対象になりません

 繰り返し言いますね! 預金保護法の対象ではありません!!

 株式投資でも投資者保護される仕組みがあるのにね! 投資を超えてギャンブルだと言っておきましょうか。外貨預金・外貨保険は、万が一失ってしまっても生活に影響がない範囲から始めるのが正解です。目の前の1万円を燃やしても平気でいられるなら、外貨預金で資産を殖やす挑戦をしても大丈夫です。そうでないなら、生命保険や投資信託を利用するほうが賢い選択です。

銀行は、お金のやりとりをする場所!

 利息が無いに等しい、銀行預金を活用するのは、将来の資産を目減りさせるだけです。今まで買えていたものでも本体価格そのままなのに、消費税が上がるだけで買えなくなるんですから。ゼロに等しい銀行金利に、非情にも課せられる20%課税。さらに、事実上目減りする銀行預金に、意味はありません。

 計画的に、目的を持って、強い意志をもたないと、貯まるものも貯まりません!! どのみち定期預金預けておいても、理由を作って使ってしまいます。ですから、銀行預金は、決済機能を中心に考えておきたいですね。お金を殖やす場所ではありません!

三大金融機関を有効活用しよう

 仕組みと税制で最大限に有効活用できるのが保険です。ここでベースを作って、余剰が出来れば、投資に向かえばいいのです。生命保険は自分銀行です。(執筆者:池田 弘司)