女性は、男性に比べると働き方の選択肢が豊富です。バリバリとフルタイムで働いてもいいし、子育てしながら週2~3日のパートでもいい。今でも「男性がしっかり働いて家族を養う」という固定概念はありますし、男性からすると羨ましいかもしれませんね。しかし、選択肢が多いからこそ、女性は自分の働き方に迷ってしまうことも多いのではないでしょうか?

 世帯収入は多い方がいいけれど、家事・育児、介護などと両立させながら働くには、どういった働き方をするのが正解なのかを考えてみましょう。

フルタイム

 もっとも収入が高く、かつ安定した収入が得られるのはフルタイム勤務でしょう。正社員の他、契約社員や派遣社員としてフルタイムで働くことも可能です。

 ただ、フルタイム勤務の場合は、子どもがいれば保育園や学童などの保育料もかかりますし、家事の負担を減らすために外食が増えたり節約がうまくいかなかったりして支出が増える面もあります。フルタイムで働いていれば増えた支出ぐらいは十分にカバーできますが、「毎日へとへとに疲れながらでも働く価値はあるか」ということを考えなければなりません。

アルバイト・パート

 フルタイムで働くのではなく、「週2~3日、5時間だけ」というように、セーブした働き方もできます。子どもがいる家庭では、フルタイムよりもパート・アルバイトの方がゆとりを持って働くことができますね。

ただ、収入的にはあまりたくさん稼げるわけではないので、保育料が高い場合はむしろ赤字になってしまうことも。「職業柄、ブランクを作りたくない」という人は赤字になってでも働くことをおすすめしますが、そうでない場合は無理に働かず、子どもの保育料がかからなくなってから社会復帰する方が家計的にはプラスになりますよ。

意外に多い、自営業の女性

 正社員やパートとして働く人は多いですが、その一方で起業する女性も少なくありません。たとえば、ネイルサロンやアロママッサージのサロンなどは、自宅でも開業できますよね。賃料がかからない分価格を安くでき、集客もしやすいです。もちろん、上手くいくとは限りませんが、趣味を活かして仕事にする、ということに興味があれば、チャレンジしてみてもいいでしょう。

 他にも、お料理洋室や小さなレストラン、アクセサリーなどの手作り品をネットで販売するなど、意外な方法で収入を得ている人はけっこういるんですよ。

 自宅で開業する、もしくはネット環境を利用した販売などを仕事にすると、子供を保育園に預けなくてもできる場合もありますし、通勤も必要ないので子供がいる女性でも働きやすいものです。正社員やアルバイトとして雇用されるという働き方以外にも目を向けてみてもいいのではないでしょうか?

長期的に考えよう

 「正社員がいいかな、アルバイトがいいかな?」と悩むことは多いですが、考えるときには今の状況だけでなく、長期的な働き方についても考えるようにしましょう。

 まずは、今後のライフプランを整理します。マイホームをいつ買うのか? 子供が大学に入るのはいつか? など、お金がかかる時期を把握しておくと、「10年後に教育資金として300万円は用意しておきたい」など資金計画ができるので、それに合わせて働き方を選ぶことができます

 逆に、なにも考えずに今の状況だけで働き方を決めると、お金が必要な時期に全然貯蓄が無かったり、逆に、貯蓄しすぎて「こんなことならもっと子供との時間を優先させればよかった」と後悔することもあるかもしれません。

 また、自分の年齢も考えておきましょう。一般的に、30歳を過ぎたあたりから徐々に応募できる求人は減ってくる、なんて言われます。実際にはなにかしら仕事はあるものですが、それでも業種や職種によっては年齢を重ねてからでは採用されにくくなるものもあります。「子供が中学生になったら働こう」と思っていても、その年齢のときに採用してもらえるかは分かりませんよね。それが分かっているのであれば、今からでもパートとしてその業界で働き、子供が中学生になったタイミングでフルタイムに切り替える、という方法を選ぶこともできるでしょう。

 このように、女性の働き方は実に多様ですし、子供の年齢や自分の年齢も考えながら働き方を選択していく必要があります。長期的に考えれば今どのような働き方をすればいいのかが分かりやすくなるので、自分の働き方に迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。(執筆者:吉見 夏実)