子どもがいる女性なら、仕事は土日祝休みの方がいいですよね。しかし、世の中の仕事がすべて土日祝休みなわけではありませんし、子持ちの女性が採用されやすい仕事に限ってみてみると、サービス業など、むしろ土日祝も出勤になる仕事の方が多いのではないでしょうか。

 そこで、今回は子持ちの女性が「土日祝休みの正社員」の仕事に就くための方法を紹介したいと思います!

経験を活かさない手はない

 もともと働いていた職場が土日祝休みだとか、もともと働いていた業界はたいてい土日祝休みだ、という人の場合は、その経験を活かさない手はありません。以前の会社にもう一度雇ってもらうとか、違う会社でも同じ業界の会社に就職するとか、方法はあります。

 子どもがいながら正社員として採用されるのは、簡単なことではありません。子どもがいるかどうかに限らず、女性で正社員をしているのは4割。あとの6割が非正規雇用だということを考えれば、その難しさはお分かりいただけるかと思います。

 とは言え、経験がある仕事なら採用される確率もぐっと上がります。「せっかくだから他のことにチャレンジしたい」と考える人もいると思いますが、土日祝休みという条件や正社員という条件を優先させるのであれば、自分の経験を活かせる仕事を選びましょう。

未経験ではじめから「正社員」は難しい

 正社員の採用を募集している企業は、そう多くはありません。残念ながら、そういった求人は経験者や新卒者が優先的に採用されていく傾向があるので、未経験で好条件の採用をゲットすることは難しいです。

 もちろん、それでも採用されることはありますから挑戦はしていただきたいですが、ダメだったからと言って必要以上に落ち込んでいてはいけません。「採用されたらラッキー」ぐらいのつもりで挑んでください。

 未経験から好条件の正社員になるには、パート・アルバイトからスタートする方が可能性が高くなります。アルバイトスタッフとして入社して経験を積み、正社員登用を狙うとか、紹介予定派遣で入社し、正社員登用してもらう、といった方法がおすすめです。

 もしくは、アルバイトや派遣で経験を積んだ上で、正社員採用を募集している企業に転職するというのもアリでしょう。

未経験でも正社員採用されやすい仕事

 筆者は、子どもが1歳半のときに求職活動をして、未経験で正社員の仕事を見つけることができました。その仕事は、保険会社の契約保全の仕事です。住所変更や保険金受取の手続きをするのが主な仕事で、一般的な外交員がフォローしきれていないお客様をフォローする内容でした。外交員とは違い正社員としての採用で、土日祝の休みもほとんど確保できる上に待遇も良かったです。

 保険関係の仕事は、女性が採用されやすく、好条件で働ける募集も多いので、チェックされてみてはいかがでしょうか? ただ、外交員の仕事に関しては成果主義なので、土日祝休みと言っても実際には契約をとるために働かなければいけないこともあるので覚悟が必要でしょう。営業事務などの場合は、完全に土日祝休みで安定した仕事になります。

未経験から正社員になった筆者の経験

 子どもが3歳のとき、アルバイトとして入社した職場があります。時給1,000円のフルタイムなので月収13~14万円にはなりました。

 ただ、この職場はサービス業で、土日祝休みというわけにはいきません。子どもを保育園に預けていれば土曜日は出勤できるので、日祝休みで早番のみ、という条件で採用してもらいました。そして、半年後に正社員に昇格。さらに、その1年後には役職付になり、手当もつくようになりました。

 しかし、日祝休みとは言え、完全に休んでいたわけではありません。他のスタッフの休み希望が重なったときには親や親戚、友達などに子どもを預けて、日曜に出勤したり遅番に入ることもたまにありました。たしかに、完全に土日祝休みの仕事に比べれば大変ですが、それでも月に1回あるか無いかという程度なので許容範囲ではないでしょうか。

資格より、子持ちかどうかより、常識力とコミュニケーション能力が大切です!

 ここまでは、筆者の経験も交えて正社員として働く方法についてみてきましたが、実際、本当に大切なのは資格や経験があるかどうかではありません。子持ちだから不利になる、ということもありません

 まず、昔に比べれば働く女性も多いので、応募した企業の担当者や上司が女性、ということも珍しくなくなり、ワーキングマザーへの理解も進んでいます。「子どもがいる人は責任感が強い」とプラスの面をみてくれるケースも多いんです。

 そして、いくら資格や経験があっても、常識が無い人やコミュニケーション能力が無い人は嫌がられるものです。無資格・未経験でも、人柄がいい人の方が採用されやすいんです。特に、小規模な職場になるほどその傾向は顕著で、人間関係が密になりやすいからこそ、人当りが良い人の方が好まれます。

 面接でも、「子持ちだから不利かな……」なんて消極的にならずに、明るくハキハキと受け答えをすることに力を入れれば採用される可能性を高めることができますよ。(執筆者:吉見 夏実)