世の中にはたくさんの貯金法がありますが、「貯金なんて無い! むしろ、毎月赤字……」という家計も少なくありません。「家計の金融行動に関する世論調査」によると、2人以上の世帯で約3割、単身世帯にいたっては約4割の世帯が金融資産保有無し、つまり、貯蓄無し

 でも、「貯金ゼロはうちだけじゃないのね♪」なんて安心はしていられません。ただでさえ、2014年4月の増税以降、「収入は増えないのに支出は増える」という状態で赤字になりやすくなっています。今後も消費税が10%になる可能性もありますし、収入が今後増える保証はありません。

 そこで、今回はそんな赤字気味な貯蓄ゼロ家計でも、今すぐ始められる改善法を3つ紹介したいと思います!

STEP:1 キャッシング・クレジットカードをやめる

 赤字がちな家計になっている人は、予算の管理がうまくできていません。貯蓄をしたくても、あればあるだけお金を使ってしまいます。

 それだけならいいのですが、お金を使ってしまったあとで、急な付き合いなどでお金が必要になり、そんなときにキャッシングをしたり、クレジットカードで買い物したりして、「お金が無いのにお金を使ってしまう」という状態になります。

 まずは、キャッシングやクレジットカードの使用をやめて、今ある負債は早々に返済してしまってください。

STEP:2 断捨離する

 お金を貯めるには、支出を減らさなくてはなりません。収入を増やすのは大変ですが、支出を減らすのは簡単です。

 とは言え、赤字家計の人は特に、欲しいものを我慢するのは辛いもの。そこで、ぜひ「断捨離」をしてください。ただ家の片づけをするということではありません。やましたひでこさんの「断捨離」や、近藤麻理恵さんの「人生がときめく片づけの魔法」などの書籍を読んで、どうして片づけが大切なのかを知ることをおすすめします。本を読んだ上で断捨離を実行すれば、家が片付くだけでなく、今後の買い物の仕方が大きく変わるはずですよ。

STEP:3 積立定期預金を始める

 貯蓄が上手な人は、「自動でお金が貯まる仕組み」を作っています。つまり、自分でわざわざ銀行に入金しに行く、なんてことはせずに、自動でお金が引き落とされる生命保険を使って貯蓄をしたり、会社の財形貯蓄などを利用して給料から天引きされる形で貯蓄をしているんです。

 お勤めの会社に財形貯蓄や社内預金といった制度があればぜひ活用していただきたいのですが、「毎年4月」などと申し込める期間が決まっていることが多いですから、まずは銀行の積立定期預金にチャレンジしてみましょう。

 積立定期預金は、毎月決まった日に、決まった金額が自動で定期預金に振り替えられるシステムです。一度銀行で手続きしてしまえば決まった期間のあいだ、ずっと自動で貯蓄が続けられますよ。

誰でもお金は貯められます!

 クレジットカードは、お金の管理が上手な人なら問題なく使えます。筆者も、クレジットカードの利用額は毎月10万ほどあります。でも、貯蓄ゼロ家計の場合は、まずはクレジットカードを使わずにお金をやりくりできるようなってください。

 そして、さまざまな節約法を試すことも大切ですが、無駄遣いをなくすには断捨離が一番だとわたしは思っています。世の中には魅力的な商品やサービスがたくさんありますが、実は買ってみると大した魅力の無いものや、なくても困らないものはたくさんあります。断捨離を経験すれば、何が必要で何が不要かを見極めやすくなるので、ラクに節約できるようになりますよ。

 さらに、お金を貯める具体的な方法としては、積立定期預金をはじめとする「自動でお金が貯まる仕組み作り」が大切です。今回は大まかに3STEPに分けて家計の改善法を紹介しましたが、これらを実践するだけでも、数か月後には赤字家計を脱出していくらかのゆとりができているはずです。

 貯金ゼロなのは、収入が少ないからではなく、お金を使いすぎているからです。ぜひ家計改善をして「貯め上手」な人になってくださいね!(執筆者:吉見 夏実)