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塾と家庭学習、どっちがいいの? 塾を選んだ私の4つの誤算

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塾と家庭学習、どっちがいいの? 塾を選んだ私の4つの誤算

 先日寄稿した記事(「塾選び」奮闘記 我が家に合った塾の選び方)では、どの塾にするかという内容で書きましたが、そもそも塾がいいの? 家庭学習がいいの? というご相談をいただきましたので、続編をお届けします。


塾か家庭学習か? 一番気になるのは月謝

 我が家の場合は家庭の事情(共働き)で、学童保育に変わる選択肢として、塾を選択したわけですが、親が家にいて子どもの勉強を見てあげているお母さんから、

「塾に通わせたほうが良いの? そうなると私が働きに出て塾代を稼がないといけないんだけど…」

 というご相談をいただきました。

 お母さんが勉強を見てあげられるなんて、素晴らしい! 理想的じゃないですか。とお答えすると、だんだん難しくなってきて、この先も大丈夫かしら? と心配になってきて、やっぱり塾の先生に任せた方が良いのかしら? と思っても、「月謝のことを考えると…」本音がチラリ

 4年生くらいになると、勉強もむずかしくなってきて、塾のことを考え始めるようです。私の子どもの友達では、塾に行っている子は半分弱ほどで、スイミングをやめて塾に通い始めた子もいます。

 4,5年生から通い始める子が多く、6年生からだと在校生優先なので入れないこともあると聞きましたが、これは塾の営業トークかもしれません。

 お母さん的には、塾に通うか通わないかよりも、どちらでも選択できる経済的な問題がクリアになれば安心とのとこでしたので、ここはファイナンシャルプランナーの腕の見せ所です。

家計を見直し月謝分を捻出しよう

 塾に通う月謝は、家計にとっては今まで無かった費用が増えるので、その分稼がなきゃと考えたようですが、その前に家計の見直しをして塾代を捻出できる方法を考えてみたか聞いて見ました。

「今でも節約してカツカツなのに無理!」

 と即答。光熱費にも気を使い、スーパーなどでの買い物のポイントも貯め、お父さんのお小遣いも数年間凍結。

 住宅ローンも、低い金利で借りてるので借換えのメリットはななそうだし。なかなか手ごわい……でもやっぱりありました。

 お母さんが結婚前から加入している保険が、定期付き終身+医療特約で、かなり大きな死亡保障と入院5日目からの医療保障。現状に合った保障の見直すことで、保険料を半分くらいに抑えられそうです。

「えー、でも途中でやめたら損になるんでしょ…?」

 とのことでしたが、お金が貯まる終身保険部分はそのままに、定期と医療の部分を見直せばいいんですよ。とアドバイスすると、感心されてしまいました。

 これで、塾の費用面は2科目くらいなら何とかなりそうだということがわかりました。

塾を選んだ私の4つの誤算

 さて、やっと本題の家庭学習vs塾のお話です。昨年から塾に通っている体験にもとづく、体験記PartⅡ的な感想としては、やはり、家庭で親が勉強を見てあげられる方が良いと思います。

 学童代わりに程度の動機で塾に通わせ始めた親なので、おおきな誤算がありました

誤算その1: すごい量の宿題が出て、親が言わないとなかなかやらないので、結局見ていないといけない

 塾でケアしてくれると思っていたのに、結局親が見ていないとやらない、終わらない。

誤算その2: 塾から特別講習など、追加プログラムのプッシュがすごい

 月謝だけでも大変なのに、追加プログラムの費用もさることながら、子どもに受けたくなる、受けないとと思わせる操縦術には困ります…。

誤算その3: 子どもが中学受験する気になってくる

 中学受験は地域性も大きな要因になっているようです。

 近隣に公立の中高一貫校があり、塾に行っている子どものほとんどは、受験を前提にして通っているので、子ども自身が、受験するのが当たり前のような気になる。

誤算その4: 5年生プログラムでは、授業が増えて遅くなるので、塾弁が必要になる

 一番大変なのはこれかも? 新5年生プログラムが2月からスタート。

 塾に通うことを前提に、どの塾が良いか選びましたが、今になって思えば、選択肢に選んだ塾がそもそも良かったのかという自責の念もあり、他の選択肢についても考えてみました。

・家庭学習 親が勉強を見る
・家庭学習 通信添削やタブレット端末を利用した学習
・家庭教師 
・民間学童保育
・塾 集合教育
・塾 個別指導
・塾 苦手科目のみ
・塾 受験対策

 
 塾といっても様々なバリエーションがあります。費用も1科目と受験対策コースでは大きな違いがあります。塾に通う目的をはっきりして、子ども自身も親も一番納得のできるところを選びましょう。

他にもある気を付けたいポイント

 さらに、気をつけたいポイントとしては、通塾時間や他の習い事とのスケジュールもあります。

 ちなみに、ウチの場合は、塾 集合教育(国語・算数)タイプです。学習効果はそれほど感じられませんが学校の宿題+塾の宿題で家庭で勉強する時間が増えた。学校以外の友達が出来た。など、副次的な効果はあります。

 実は3年生のとき一年間、タブレット端末を使った家庭学習も使ったことがあります。クイズ感覚で問題を解き、ちゃんと勉強するとゲームが出来るという人参ぶら下げ方式です。

 通っている小学校の教科書に合わせた出題で、楽しみながら勉強習慣を身に着けてほしいと思い利用しました。一年間ほど利用し、始めは楽しんでやっていましたが、まとめてやって、後はゲームばかり…。

 民間の学童保育も検討したことがあります。安全に子どもを預かってくれて宿題や勉強も見てくれるところを探してみましたが、近隣にちょうど良い場所が無かったのと、少し離れても送迎してくれる学童は費用面でとても高くて断念しました。

一番大切にしたいのは、子どものやる気

 塾に通い始めてから、こんなはずじゃなかった。ということもあります。一番良いと思った塾でも、合わなくなってくることもあります。

 子ども自身が友達が通っている塾に移りたいとか、ストレスになって塾をやめたいと言い出すこともあるかもしれません。

 そんな時はじっくり話を聞いて、納得のいくまで話し合いましょう。やめたり、転塾したり、復活したり、ということは結構普通に聞きます。

 一番大切にしたいのは、子どものやる気ではないでしょうか?

 子ども自身が学校以外でも勉強したい! もっとたくさん勉強したい。となったら、当然費用も増えます。

 でも、子どもがやる気になって頑張っている姿を見たら、親としてはうれしいし、頑張りますよね。

 お父さんだってもっと協力してくれるかもしれませんし、その時になってからお母さんも働きに出ることを考えても良いのではないでしょうか?

 まだしばらくは、子どもの教育にまつわる問題で頭を悩ませることになりそうです。また、新しい展開があれば続編をお届けします。(執筆者:京増 恵太郎)

《京増 恵太郎》
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京増 恵太郎

Gift Your Life 株式会社 東京都三鷹市在住、昭和40年男 システムエンジニアとして金融系(保険会社)を担当する中で、自分自身の保険見直しの関心が高まり「良くわからない」、「本当にこれでいいの」という不安を払しょくするために得た知識と経験を活かしていこう思い、外資系生命保険会社のコンサルタント営業に転身しました。ところが、相談の内容は保険だけではなく、暮らしのマネー全体のバランスであり、これに対応するためファイナンシャルプランナーの資格を取得し、独立系FPとして、関連する専門家(税理士、不動産、介護など)とも連携しながら、より良いサービスを提供できるように活動しています。 <保有資格>:2級ファイナンシャルプランニング技能士(FP)、シニア・ライフコンサルタント 寄稿者にメッセージを送る

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