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女性特有のがん ~検査と保険の重要性~

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女性特有のがん ~検査と保険の重要性~

はじめに

 医療の進歩や栄養面の向上、健康への意識が高い日本では平均寿命は年々伸びてきています。(男性80歳、女性87歳)

 一方でがんの死亡者数は年々増えており2人に1人の割合で亡くなっています。死亡者数の増加原因は高齢化にあります。がんは体力や免疫力が落ちるほど罹りやすい病気である為、高齢化が進むことでがん患者が増え、がん死亡者数も多くなります。

男性は60歳すぎてから、女性は?

 がんを発症する年齢に男女差が存在します!

 男性は60歳を過ぎた頃から、がんの発症率が高くなっていくのですが、女性は20代や30代にも発症率が高くなるがんがあります。今回はその「女性特有のがん」について考えていきたいと思います。


女性特有のがん

 生涯でがんにかかる確率は、男性が54%、女性が41%となっています。男性の2人に1人、女性の2.5人に1人がガンになる計算です。

 そのうちの多くが60歳以降の高齢になってから発症するのですが、女性特有のがんは、20代や30代でも罹る病気で、特に乳がんにおいては40代から50代の発症率がピークとなります。

女性に知っていて欲しいこと

 女性特有のがんとは、どのようなものがあるのでしょうか?

 代表的なものは以下となります。

(1) 乳がん
(2) 子宮がん
(3) 卵巣がん
図1

※ピンクリボンHPより
※1996年には、女性の罹患率で第一位。2007年には、推定値:60,986人(約14人に1人)
※乳房と子宮頸部は上皮内がんを含む。
※子宮は、子宮頸部および子宮体部の他に「子宮部位不明を含む」 「独立行政法人国立がん研究センターがん対策情報センター」より

<1>女性の皆さんは、婦人科検診を受けていますか?

 日本は先進国の中で、乳がんの死亡率が高くなってきています。他の国は検診を受けることで早期発見、早期治療を行うことができています。

≪日・米・英における死亡率の比較≫

図2

※ピンクリボンHPより
出典:
1.Cancer Research UK
2.Surveillance Research Program, NCI
3.厚生労働省(2010年人口動態統計確定数)
※日本だけが、上昇傾向(発病者の20%) 2011年乳がん死亡者数:12,731人

<2>がん保険に加入されていますか?

 「あれ?何かおかしいな」と思っても検査や治療に行かない方が多くいます。

 何故でしょう? 事実を知るのが怖いから…それだけではありません。治療費がかかることに不安を感じ診察を躊躇してしまっているのです。結果、がんが進行してしまうという、とても恐ろしい結果に!

自分で自分を守る

 女性特有のがんは若いうちに罹る病気です。働き盛りの時期に、がんに罹ることを想像してみて下さい。

・治療費や手術費が必要となる
・仕事をする時間も限られてしまう
・治療後の人生も長い

 例えば、乳がんの手術後、身に着ける下着は特別なものになります。抗がん剤治療中は髪が抜けてしまう為、ウィッグも必要です。月に数日、通院治療をしますので今までと同じ収入を確保することが難しくなります。

 病気の治療や手術費だけでなく、その他に必要な費用はばかになりません。それらを全て貯金で賄うのは、難しいことが分かるかと思います。

 “使える保険“に加入しているのか、改めて保険証券を確認してみてください。通院に対応していますか? 充分な治療費は保証されていますか?

ポイント
1) 婦人科検診を定期的に受診
2) がんの手術・治療費をカバーできる保険に加入しているかをチェック

おわりに

 医学の進歩により、がんは治らない病気ではなくなってきました。検診を受けることや、保険で備えておくことで思わぬリスクにも対応できるようにしておきましょう。(執筆者:藤井 亜也)

《藤井 亜也》
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藤井 亜也

藤井 亜也

株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長 1975年生まれ。教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。 <保有資格>:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員) 寄稿者にメッセージを送る

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