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『日本の家計簿』~税金のいろは~

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『日本の家計簿』~税金のいろは~

税金って何?

 年末調整や確定申告の季節になると「税金」について意識する人が増えます。

『こんなに税金を払っているのか~、これは何の税金だ?』

 とその時は意識しますが、またすぐに忘れてしまいます。日頃、意識している税金は「消費税」ぐらいではないでしようか?

 そもそも、私たちが納めている税金って? 今回は税金のいろはと共に、日本の家計簿(収支)についてお伝えしていきたいと思います。


税金のいろは

 税金は国や地方公共団体が活動を行うための費用を、国民が負担するものです。さまざまな種別がありますが、それぞれ法律によって定められています。

 税金は2つに大別されますー

国に対して納める   ⇒ 国税
地方公共団体に納める ⇒ 地方税

 また、国税には納め方が2種類あります。

国に直接納める             ⇒ 直接税
お店や企業に収めてから国へと納められる ⇒ 間接税

 税金を財源に私たちには様々なサービスが提供されます。教育、社会保障、治安、防衛、裁判、外交、生活環境、自然環境、農業政策、経済政策などがあたります。


≪公共サービス例(国税庁HPより)≫

自分が納める税金のこと

 こうして税金の種類や体系をみていくと、身近な消費税だけでなく、たくさんの税金がありますね! その税金がどのように使われ、どのように私たちの生活に役立っているのかを考えることも大切です。

日本の家計簿

 日本の家計簿には大きな問題点が!?

「平成26年度一般会計予算(平成26年3月20日成立)の概要」(財務省HPより)


平成26年度一般会計予算は約95.9兆円ですが、このうち歳出についてみると、国債の元利払いに充てられる費用(国債費)と地方交付税交付金と社会保障関係費で、歳出全体の7割超を占めています。

一方、歳入のうち税収は約50兆円であり、一般会計予算における歳入のうち、税収でまかなわれているのは約5割であり、4割強は将来世代の負担となる借金(公債金収入)に依存しています。(財務省HPより)

解説

 超高齢化の日本では、歳出(つまり支出)の多くが社会保障費となります。

 これは削りたくても中々削ることができません。それらを歳入(つまり収入)で賄えればよいのですが、税収で賄えるのは5割となり残りは借金でカバーしているのです。

問題点1:歳出の大半が社会保障費である⇒削減が難しい
問題点2:税収だけでは歳出が賄えない⇒借金が必要

つまり、赤字なのです

 その赤字は将来世代である皆さんのお子様が負担していくことになります。

 これまで「たくさん税金を納めているな…」、「税金が安くならないかな」と思われいた方も「今、きちんと日本の家計簿を整えないと子供たちの将来が大変だ!」という意識に変化するのではないでしょうか?

おわりに

 今回は税金のいろはと共に日本の家計簿についてお伝えしてきました。私たちが納める税金は大切な日本の収入となっています。しかし、削ることが難しい支出が多いことも見えてきましたね。

 家計と同様にバランスや、内容も大切です! 日本の家計簿、皆さんはどう思いますか?(執筆者:藤井 亜也)


《藤井 亜也》
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藤井 亜也

藤井 亜也

株式会社COCO PLAN (ココプラン) 代表取締役社長 1975年生まれ。教育カウンセラー、派遣コーディネーター、秘書等、様々な職種を経験した後、マネーセンスを磨きたいと思い、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。「お金の不安を解決するサポートがしたい」、「夢の実現を応援したい」という想いからCOCO PLANを設立。 <保有資格>:2級ファイナンシャル・プランニング技能士、ファイナンシャルプランナー(AFP) 、住宅ローンアドバイザー、相続診断士、日本心理学会認定心理士、生理人類学士、秘書技能検定、日商簿記検定、(産業カウンセラー、心理相談員) 寄稿者にメッセージを送る

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