実家を出て一人暮らしを始めたとき、実家にいたときと同じような暮らしをしていると、すぐに生活が苦しくなってしまうことがあります。親世代になると年収もそれなりに高いことが多く、節約を意識しなくても良かったとしても、就職して一人暮らしを始めると、節約が必要になるかもしれません。

 そこで、今回はまだ年収が300万円未満の人でも、しっかり貯蓄するゆとりを作るためにやってほしい光熱費の節約術を紹介いたします!

1. お風呂の残り湯活用

 一人暮らしの場合、湯船にお湯を張るよりもシャワーの方が光熱費はお得です。しかし、これは「風呂水をそのまま廃棄した場合」の話。健康のためにもなるべくお湯に浸かった方がいいので、できる限りゆっくりお湯に浸かる生活をしつつ、節約していきましょう。

 お風呂の残り湯は、ぜひ洗濯に使ってください。単身向けの物件であれば浴室のすぐ前に洗濯機を置くことも多いので、バケツで汲んで洗濯機に入れる、というやり方もできます。(初期費用はかかりますが、専用のポンプを購入すると楽ですね)

「自分が浸かったお湯で洗濯するなんて不潔!」と考える必要はありません。体を洗ったあとに浸かる、タオルを入れない、すすぎは水道水を使う、など注意点を守れば問題ないですよ。それどころか、お湯で洗濯することによって汚れ落ちも良くなるというメリットもあるんです。

参考⇒残り湯の「菌・汚れ」を防いで快適にお洗濯する方法※LIONお洗濯マイスターの方のレクチャーです!

 残り湯は、洗濯のほかトイレを流すのに使う、植木の水やりに使うなどの使い道もあります。一人暮らしで洗濯は週に1~2回という人でも、年間で3,000円ほどの節約になります。

2. 節水シャワーヘッドを使う

 一人暮らしだと洗濯は週に1~2回という人も多いですし、仕事が忙しくて毎日湯船に浸かる余裕が無いということもあります。

 シャワーで済ませる日が多い人は、ぜひとも節水シャワーヘッドを使いましょう。節水シャワーヘッドは、お湯の出口を小さくすることによって水圧を高め、その結果少ないお湯の量でも満足してシャワーが使える、というもの。

 節水シャワーヘッド自体は2,000円前後で買えるものですが、節約できる水道代・ガス代は年間でおよそ2万円前後になりますよ。

3. 食器は溜め洗いする

 水道を出しっぱなしにしていると、かなりの量の水を無駄にしています。

1.洗い桶に水を張り、洗剤を入れる。(洗剤のパッケージに使用量が書かれています)
2.食器についたソースなどの汚れは先にウエスで拭いておく
3.食器を洗い桶に入れて、その中でスポンジでこすって汚れを落とす。
4.洗剤液を捨て、キレイな水を張り、食器を入れてすすぐ。
5.大きな食器から順に重ねていき、最後は流水ですすぐ。

※食器を重ねた上からすすぐことによってついでに下の食器の泡も落ちるので、すすぎ時間が短縮できます。

 一人暮らしで洗う食器の量が少なくても、年間3,000円程度の節約になります。

【ウエスとは】
ウエスは、汚れを拭くための布のことです。家庭では、着なくなった服やボロボロになったタオルなどを使うといいですね。テレビを見ながら、チョキチョキと小さく切っておけば食器を拭くほか、コンロ拭くなどあらゆる掃除に使えて便利です。

4. コンセントをこまめに抜く

 待機電力は、全消費電力の10%を占めると言われています。使っていない家電はすべてコンセントを抜いておくようにすると電気代は数%下がります。

 電源タップを使えば、コンセントを抜かなくてもスイッチを切るだけなので手軽に節約できますよ。

5. 一口コンロで一気に調理しよう

 二口コンロが付いている物件でも、使うのは一つだけにして料理すると、節約になります。複数の料理を作るときでも、一つのコンロを連続して使った方が熱効率が良いためです。

 毎日料理したくないという人こそ、気分が乗っているときにたくさん食材を買い込み、常備菜をまとめて作っておくのがおすすめ。アルミカップに小分けして冷凍しておけばお弁当作りもラクになりますし、光熱費だけでなく食費の節約にもなりますね。

 また、麺類は余熱調理が基本。沸騰した鍋に麺を入れてしばらくほぐしたら、あとはフタをして規定時間分放置しておけばちゃんと茹で上がります。(その間に、スープなど別の料理を作ることもできますね)

6. 照明はLEDに、最低限だけ付ける

 LED照明は初期費用としては高くなりますが、節電効果が高いです。寿命が長い分交換の手間が無いのもうれしいですね。

 通常の蛍光灯に比べると、電気代は半分以下。年間9,000円ほどの節約になりますよ。

 さらに、間接照明を使う頻度を増やすのもおすすめです。おしゃれなひとり暮らしを演出できる間接照明ですが、節約的にも効果が大きいんです。普通のシーリングライト(天井照明)の場合は消費電力が40W前後のものが多いのですが、間接照明に使うLED電球だと、4~10W程度です。料理中など作業時にはシーリングライトが必要ですが、ゆっくりくつろく時間には間接照明をメインに使ってみてはいかがでしょうか?

お金は光熱費じゃなく、欲しいモノに使おう!

 まだ年収が少ない人の場合、節約を意識せずに生活していると家賃や光熱費など、必要経費ばかりにお金がとられてしまい、趣味や遊びに使えるお金が残らなくなってしまいます。

 友達と遊んだり旅行に行ったり、もしくは服を買ったりと、好きなことにお金を使うためには、こうした生活にかかる支出を抑えていくことが大切です。いずれも習慣化することによって恒常的に節約が可能になるので、すでに一人暮らしをしている人も、これから一人暮らしをする人も、ぜひ参考にしてくださいね!(執筆者:吉見 夏実)